西方再打通!欧州救援作戦とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん〜艦これ〜」にて、2017年夏に実装されたイベント(期間限定海域)である。実施期間は2017年8月10日から9月12日まで。
事前情報
以下、運営の公式twitterや「コンプティーク」のインタビュー内容などから判明している情報を記載。
8月10日のアップデートでは「前段作戦」のみの開放となり、「後段作戦」へ挑戦できるのはイベント開幕翌日の11日以降。
出撃制限
本イベントの、出撃制限を一覧表にまとめる。
札の数が過去最多の5種類となる為、甲乙作戦でイベント完走を目指す場合の判断は慎重に。
(内容に誤りがあったら、訂正してください。)
E-1 (通常艦隊) |
E-2 (通常艦隊) |
E-3 (連合艦隊) |
E-4 (連合艦隊) |
E-5 (通常艦隊) |
E-6 (連合艦隊) |
E-7 (連合艦隊) |
|
前路警戒隊 | ○ | × | × | × | × | × | ○ |
西方作戦部隊 | × | ○ | ○ | × | × | × | ○ |
紅海派遣艦隊 | × | × | × | ○ | × | × | ○ |
第一特務艦隊 | × | × | × | × | ○ | × | ○ |
第二特務艦隊 | × | × | × | × | × | ○ | ○ |
- 前路警戒隊:E-1、E-7へ出撃可能。
- 西方作戦部隊:E-2、E-3、E-7へ出撃可能。
- 紅海派遣艦隊:E-4、E-7へ出撃可能。
- 第一特務艦隊:E-5、E-7出撃可能。
- 第二特務艦隊:E-6、E-7へ出撃可能。
- E-7のみ、お札の種類や有り無しに関係なく全ての艦が出撃できる。また札が無い艦を出撃させても、新規に札は付かない。
作戦内容
第1ステージ リンガ泊地沖 再打通作戦発動
最初のステージ。通常艦隊での出撃となり、出撃した艦には『前路警戒隊』の札が付く。
正規空母(装甲空母)、及び戦艦は出撃不可。軽空母や航空戦艦は出撃できる。
ボスマス以外にも行き止まりが複数存在するマップだが、北東側のMマスへ辿り着くことでQマスが出現し、Qマスへ行くとマップ南東にRとSマスが出現する(空母系や航空戦艦を編成しない事で、K→Qへ進む事が可能になると言われている)。
なお、Mマスではボーキサイト×100、Qマスでは燃料×130を獲得できる(ともに甲の場合)。ドラム缶や大発系を装備することでさらに獲得資源を増やすことが可能。特にMマスでのボーキサイトは、最高高率の遠征である防空射撃演習をはるかに上回る速度で獲得することが可能。丙だと甲の半分の50しか獲得できないが、ドラム缶や大発系による増加量は難易度不問なので、どんな提督でも重宝するマスとなっている。
RマスとSマスにはPT小鬼群が多数出現する。これらを複数撃破する事でボスの装甲低下ギミックが発動されるとの噂があったが、どうやらそういった効果は特にない模様。ドロップ目的のマスと考えた方がよさそうだ。
Oマスは仕掛けも何もないただの行き止まり(ハズレ)なので、進む必要は無い。
道中支援は惜しまず使おう。決戦支援はS勝利のためボスの随伴の水上艦を片づけたい場合に。
ボスは対潜哨戒という事でいつものあの人、と思いきやまさかの新登場たる潜水新棲姫。潜水棲姫が一回り幼げになったような姿をしているが性能は全く可愛くなく、甲作戦の場合はHPが377という尋常ならざる耐久力を持つ上、随伴に軽母ヌ級改が付いてくるので初戦とはいえ苦戦は必至。
S勝利を狙う場合は先制対潜爆雷攻撃が使用可能な艦を多数用意し、ヌ級改を排除するため決戦支援も投入した方がいいだろう。
幸い装甲はそこまで高くないようで、A勝利でも問題ないのであれば海域のクリア自体はさほど苦戦しない。
海防艦もレベルが十分なら戦力温存(札対策)を兼ねて活躍できるが、道中の水上艦に大破されるリスクが高くなるのが悩みどころ。
レアドロップでは、ボスマスでは山風、明石、鹿島、大鯨、長波などがドロップを狙える。
またCマスとM→Qマスへ到達後に出現するSマスで狭霧がドロップするほか、そのSマスでも山風、時津風などが確認されている。16年秋に山風を入手できなかった提督は頑張りたいところ。
(後述のE-2にも言えるが、今回のイベントで狭霧がボスマスでドロップしたという報告は無い。)
第2ステージ カレー洋リランカ沖 リランカを越えて
第2作戦海域。通常艦隊での出撃となり、出撃した艦には『西方作戦部隊』のお札が付く。
道中には潜水艦や軽母ヌ級改が複数出現するため、道中支援はあった方が安心するだろう。
ゲージ量が多く、クリアまでには最短7回は出撃する事になる。
ボスは初登場の重巡ネ級flagship。ネ級eliteを数段強化した性能で、特に220というHPは鬼・姫級に迫る程高い。とはいえ空母や戦艦の攻撃なら直撃すれば昼でも撃破できる上、夜戦ならば魚雷カットインは勿論のこと駆逐艦の連撃でも十分撃破できる。むしろ回避が高めなので直撃させるのが大変。随伴のヌ級改も運が悪いと夜戦までしぶとく残ったりする事もザラである。
またボス艦隊は連合艦隊で出現するが、敵の第二艦隊は駆逐艦のみで構成された貧弱な構成なので気にするのは敵の撃ち漏らしくらいだろう。しかし甲・乙の場合はゲージ破壊が可能になると駆逐古姫が護衛部隊旗艦に出現し難易度が跳ね上がる。戦艦すら大破する先制雷撃を撃ち、砲撃戦で暴れまわるので航空戦で撃沈~大破まで追い込めなかった場合は夜戦要員が2、3人大破させられる事態を覚悟する事になる。(後述の陣形につき、今回は雷撃の命中率も下方修正されないので注意。)
決戦支援は削り段階なら提督の任意だが、駆逐古姫出現後は惜しみなく使おう。
ちなみに今回から敵の連合艦隊も、従来は第三警戒陣形(輪形陣)しかなかったのが、今回からは単縦陣に相当する第四警戒陣形を組んでおり、敵の本気感が伺える。そのため、ボス戦ではネ級が戦艦や正規空母を一撃で大破させたりと思わぬ被害を被る事もある。
またスタートから北西側へ進んだ先のIマスには港湾夏姫が待ち構えており、ここでA勝利を達成する(港湾夏姫は倒さなくても可)と、Fマスから分岐するP・Qマスが出現し、さらにL→O(ボス戦)へのショートカットが可能になる。ただし後者のショートカットは戦艦や空母など大型艦が多いと潜水艦が待つKマスへ逸れてしまう。
港湾夏姫のいるIマスに向かう場合は三式弾やWG42を装備していけばA勝利はさほど難しくない。ただし甲作戦で挑む場合は随伴にPT小鬼群も出現するので機銃や小口径主砲、熟練見張員などで命中率を強化するのも一考しよう。
甲作戦限定の報酬「Spitfire Mk.I」は陸上戦闘機であり、基地航空隊でしか使用できない。
(本イベントで基地航空隊の出番はE-4以降となる)
難易度ごとの報酬の違いは応急修理女神やSpitfire Mk.Iの有り無しでしかないので、オール甲作戦制覇等に拘りがないなら乙や丙でも十分かもしれない。
レアドロップでは、E-1に続き狭霧がI、L、Qマスでドロップする。
またボスマスでは親潮、初風、大淀、阿賀野、春風、択捉などが狙える。他、Lマスでは江風や三隈、Qマスでは江風と海風、択捉がドロップする。
第3ステージ ステビア海 ステビア海の先へ
第3作戦海域。この作戦をもって、紅海方面へ展開するための拠点や待望の航空隊基地を建設する事になる。
連合艦隊での出撃となり、出撃した艦にはE-2同様『西方作戦部隊』のお札が付く。基本的にはE-2へ出撃した艦を中心に編成する事になるだろう。
このステージは輸送作戦と殲滅作戦で2段階あり、海域ゲージも2通り用意されている。
前半は輸送護衛部隊でドラム缶や大発を装備し出撃、後半戦はいつも通りボスを倒しに出撃する。
輸送作戦
まず、輸送護衛部隊を編成しドラム缶や大発動艇を可能な限り満載、Kの揚陸マスを通過後、Lマスでボスを倒す。
高速で統一しないとBの潜水艦を踏まされるほか、道中には空母群が複数出現するので対空にも気を配りたいところ。例によって支援艦隊が主戦力である。
輸送作戦ではあるがこのステージも空母機動部隊や水上部隊でも出撃が可能。
ゲージの減少量が落ち、出撃回数は増えてしまうが、道中で大破するリスクを減らしS勝利を取り易くなるメリットもある。また機動部隊であれば道中の空母群相手に制空を奪われたり痛手を負わされる危険も減らせるだろう。
資材やバケツ、プレー時間が豊富に用意できている提督であればこちらもオススメといえる。
輸送作戦のボスキャラは戦艦ル級改flagshipである。丙作戦の場合は普通のル級flagshipが出現する。
敵は通常艦隊だが随伴にもル級flagshipやeliteが計3隻は出現するので、運が悪いと中破大破が続出するだろう。とはいえA勝利さえ取れれば良いし、決戦支援を投入し第二艦隊が活躍できれば夜戦前に決着する事もあるが。
丙作戦であればボスを含め戦艦ル級flagshipが2隻のみなので、幾分かは楽。
また、ここのボス戦から新登場である駆逐ナ級が出現する。(厳密には、上述のE-2・Qマスが初登場となるが)
これは種類こそ駆逐艦だがノーマルでさえHPが60と高く、eliteやflagshipともなると駆逐艦や軽巡では雷撃戦~夜戦に持ち込まないと倒しきれない事が多い。その上火力は重巡並、雷装値は雷巡並という高いスペックを持つ。実質的に重巡相当の駆逐艦を相手にしているに等しく、ここまでの性能だともはやザコキャラとは呼べない。そんな敵。
高難易度で挑む場合は、後のE-4以降でも猛威を振るうことだろう。
輸送ゲージクリア後、新しいボスマスをはじめHマスから分岐する新たな針路が出現となる。
殲滅戦
戦力ゲージが出現後、今度は水上部隊か機動部隊を編成してボスマスを目指す。どちらの方が格段進めやすいというわけでもないが、確実にボスマスへ到達する事を重視するなら水上部隊、ボス戦(特に甲乙の場合)を確実に制するなら機動部隊、を選ぶのがいいだろう。
なおここから、高速統一でも戦艦や正規空母が多いと開始直後Bマスで潜水艦に捕まるようである。
道中、HマスからMかNへ行くかは現状、詳細が判明していない為実質ランダム。索敵値や編成によって変化するとも言われるが、MやNからボスマスへ直行できず最長ルートを振り回される事例もあるらしい。
そしてE-3ボスは去年に続き登場の重巡夏姫。今年もバカンスを邪魔されやはり立腹に見える台詞を喋る。
今回は連合艦隊で迎え撃ってくるとはいえ、去年夏とは違い戦艦夏姫は一緒に出てこない。ただし甲乙で挑む場合は随伴にまた駆逐古姫が出現する。今度はボス本隊の出現なので先制雷撃を撃って来ないのは一安心だが、空母ヲ級改や戦艦ル級(タ級)共々ボス撃破を阻む壁となる事もある。
クリア報酬は英国海軍の艦上爆撃機「Skua」、及び以下の通り。
甲作戦限定の報酬が特に豪華だが、新登場のアイテム「新型航空兵装資材」は現状用途が不明。
なお後のE-5でも、乙以上でクリアすれば入手できるが。
レアドロップは新登場の天霧が双方のボスマス(L・Q)でドロップするほか、天津風、時津風、藤波、朝霜、神風、能代、三隈、天城、まるゆ(Lマスだと甲のみドロップ?)、速吸などが狙える。
またボス前のM・Nマスでは長波、藤波、天津風、秋雲、夕雲などが、ワ級が出現するGマスではこちらに加え磯風、山風、速吸らもドロップする。
第4ステージ 紅海 遥かなるスエズ
第4ステージ。連合艦隊での出撃となり、『紅海派遣艦隊』のお札が付く。
基地航空隊もここから、1部隊のみ使用可能に。
こちらは前回のE-5同様で戦力ゲージがダブルで登場するが、厄介なのは後半戦。最終面に並ぶ本イベントの山場となるステージで、甲乙作戦でクリアを目指す提督は長門型・大和型戦艦や一軍メンバーをここへ投入する事も考えないと、攻略がズルズルと長引く羽目に陥る事態も考えられる。
他のマップと違い、低速でも針路が遠回りにならない海域である為、低速戦艦や隼鷹・飛鷹など低速の軽空母が活躍できるだろう。
一方ドロップ艦も豪華で、ボスマスでは天霧以外にもレーベレヒト・マース(Z1)がドロップする異例の事態。さらにはレア駆逐艦以外にも16秋の報酬だったコマンダン・テストが狙えるので、持っていない提督は狙いどころ。
前半戦・空母夏鬼
まずは1本目戦力ゲージだが、空母型のボスが待ち構えるので空母機動部隊で挑んだ方が無難。水上部隊で進める場合はボス戦で制空権を奪うのがかなり難しい上、スタート直後に必ずDマスで潜水艦に捕まる事になる。
道中はAマス以降は索敵値さえ満たせばほぼ一本道だが、最初のDマスは「第一艦隊の戦艦+正規空母の合計が3隻以下」及び「第一艦隊の戦艦+空母の合計が4隻以下」の2つの条件を満たす事で回避可能。重巡(航巡)や軽空母をメインに編成するのもいい。
またヌ級改が出現する2戦目や、戦艦ル級が3隻で待ち構える3戦目など道中事故も少なくない為、エコでもいいので支援艦隊を使うと安定する。
E-4前半戦のボスは麦わら帽子がおしゃれな空母夏鬼。艤装がハンモックやビーチチェアに見えてくる不思議。
連合艦隊だが、甲乙の場合は随伴に軽母ヌ級改が付いてくるので制空権を勝ち取るならそれなりの準備を。護衛部隊を全滅して夜戦に突入できれば、撃破はそこまで難しくない。
また基地航空隊をボスマスへ派遣する場合の必要行動半径は3以上なので、陸攻をメインに編成し敵の数を減らす以外にも、距離が近いので飛燕など陸戦を一緒に編成して空母夏鬼ほか敵空母群の艦載機を撃墜させるのも一つの手。後者の場合、対空射撃も発動すれば空母夏鬼を行動不能にする事も狙える。
レアドロップはCマスで風雲、高波、沖波などが狙える事がある。
クリア後、スエズ運河方面に新たな針路が出現、さらにD→Gへの直通が可能になる。ここからが本当の地獄だ・・・
後半戦・戦艦仏棲姫
ここからがE-4本番。
機動部隊や輸送護衛部隊だとHマスから空母夏鬼の待つIマスへ逸れる為、水上部隊で挑むしかない。そして前半戦クリア後に出現したD→Gのルートを通るためには「第一艦隊の戦艦+空母の合計が4隻以下」、「雷巡が2隻以下」にする必要がある。あきつ丸は条件に含まれないため、あきつ丸を艦戦キャリアにする編成が主流。その場合は航巡やイタリア艦に水戦を搭載して制空を補助したい。
こちらも基本的にボスまでの針路は一本道だが、雷巡を編成すると道中で集積地夏姫が待つLマスへ寄り道させられる。ただしドイツ艦やイタリア艦など欧州の艦(すなわちアメリカとロシア以外の海外艦)を一緒に編成していれば回避できる(それでも、雷巡が2人以上だと確実にLマスへ行くとされる)。必要数は甲3、乙2、丙1となっている。
またJマスとMマスではPT小鬼群が出現し、雷撃戦で大破させられる事もあるので小口径主砲や増設機銃、熟練見張員など対策もそれなりに。支援艦隊ならば、それなりの確率で小鬼を片付けてくれるので小鬼対策のために支援艦隊を使うのもいい。
Lマスの集積地夏姫は、後述のLマス限定レア艦を掘り当てる以外に撃破する意味は特に無いとされている。
ボスは今回初登場の戦艦仏棲姫。何気にマップの戦力ゲージもよく見るとトリコロールカラーに。
HPが730と高い上、かつてのイベントラスボスである防空棲姫や中枢棲姫に迫るほどの尋常ならざる堅さを備えたボスキャラで、甲作戦の場合は256~270というイベントラスボスを務めてもおかしくない程の凄まじい装甲値を誇るので昼戦の時点で撃破するのはほぼ不可能。攻略wikiでも「魚雷を2本しか装備していない駆逐艦の魚雷カットインは効かないと思って良い」とまで書かれる程で、夜戦カットインが決まってもダメージが2桁しか入らない事も少なくないという異常な有様である。
基本的には夜戦までに取巻きを全滅しボスにも可能な限りダメージを与えた上で、探照灯や照明弾、夜偵を用意しつつ夜戦突入、魚雷を満載した軽巡や駆逐艦、重巡で魚雷カットインを狙い倒す事になるが、それでも夜戦カットインが発動して尚且つできる限り低い装甲乱数を引く事を祈る運ゲーと化すだろう。運が高く火力も高い艦を積極的に投入したい。連撃装備の場合は大井・北上ぐらいしか装甲貫通を期待できない(それでも半々といったところ)ので、連撃装備をする場合は上の方に配置してカスダメで削るためと割り切ろう。
丙作戦ならば196~210と、例年のラスボス並の装甲値になるので何度挑んでも倒しきれない場合は泥沼に嵌まる前に難易度を下げる事も推奨。
基地航空隊は行動半径が6以上必要なので、陸攻がメインの編成でも十分。あきつ丸編成とする場合は敵の制空値を削るために陸戦を入れて劣勢調整するといい。
「戦艦仏棲姫」の個別記事にもあるように、そのあまりの『不沈艦』ぶりから「ボスの装甲を下げるためのギミックがどこかに用意してあるのでは?」「ボスに特効がある艦が誰かいるのかも?」とも噂されるが、詳細は現在も検証中である。
クリア報酬は新実装の戦艦「Richelieu(リシュリュー)」、勲章、及び以下の通り。
甲限定の報酬「Spitfire Mk.V」は強力な防空・制空力を持つ陸戦で、基地航空隊専用とはいえE-4甲クリア報酬に相応しい一品。
レアドロップは、双方のボスマスでE-3に続き天霧が、さらには卯月、水無月、春雨、磯風、野分、舞風、谷風、風雲、高波、沖波、Z1、矢矧、まるゆ、秋津洲、コマンダン・テスト等がドロップする。
なお空母夏鬼撃破後、またはE-4クリア後に機動部隊でここへ来た場合は前半戦と同じくAマスから空母夏鬼までのルートを進むので、ここへ繰り返し出撃し欲しい艦を掘り当てるのもいいだろう。戦艦仏棲姫のボスマスまでとどちらの道中がリスクが少ないと感じるかは提督次第だが。なお、輸送護衛部隊でも空母夏鬼のボスマスに進むが、その手前のHマスまでは水上部隊と同様のルートをたどるため、2戦目でボスに到達する。戦力的には大きく劣るが、資源消費量は最少なので一考の価値はある。
集積地夏姫が待つLマスでは伊401、照月、瑞穂、コマンダン・テストなどが狙えるので、伊401や照月が欲しい人はこちらもお見逃しなく。
第5ステージ 地中海キプロス島沖 地中海への誘い
第5ステージ。通常艦隊での出撃で、『第一特務艦隊』のお札が付けられる。
基地航空隊はE-4同様で1部隊のみ使用可。(必要な行動半径はボスマスが8、後述のFマスは4)
またこのE-5はどの難易度でクリアしても、それなりの性能を持つ陸攻が報酬に手に入るので陸攻の数が不足している提督は頑張りたいところ。
このステージは駆逐艦が2隻以上、尚且つ欧州艦(アメリカ、ロシア以外の海外艦)を編成する事で進行ルートを最短(A→B→CorD→E→F→I→K→M)で固定可能。特にZ1やZ3、リベッチオがいれば駆逐艦と欧州艦の両方の条件を満たせるので、レベルや改修が十分ならばここで投入するといいだろう。
E-4クリア報酬のリシュリューを早速投入するのも悪くない。
道中の敵はCマスの集積地夏姫やJマスの港湾夏姫を除けば、厄介な敵は最初の潜水艦やC・DマスのPT小鬼群程度。ビスマルクやイタリア戦艦を連れて最短ルートを行くなら支援艦隊は不要かもしれないが、E-4同様で小鬼対策にエコ支援でも出しておくとより確実だろう。
ただしFマスの空襲が難易度を問わずこのマップの一番の鬼門で、ここで中破~大破させられる事故がとても多い。防空艦などを連れ対空を強化するか、艦戦や陸戦を編成した基地航空隊を派遣するなどして被害を最小限に食い止めたいところ。運が良ければ大した被害も無く通過できる事もあるが・・・。
道中やボス戦には空母が殆ど出てこないものの、このFマスでは空母が2隻はいないと優勢を取れないので、烈風や紫電など強力な艦戦を搭載しておこう。ちなみにこのマップには憎き軽巡ツ級が出現しない為、艦載機を落とされるストレスは少ない。
なお、このマップでは最初の分岐先のCとDマスでそれぞれA勝利(甲作戦の場合はS勝利)を達成することで装甲低下ギミックが発動し、ボス艦隊全体の装甲が低下する(母港へ帰還時にSEが鳴る)。集積地夏姫は三式弾やWG42など対地装備を持ち、陸攻メインの航空隊を派遣し挑めばさほど苦労しないだろう。Dマスへ行く時は機銃や改修済の小口径主砲、熟練見張員などを用意しよう。
なお、掘り目的等でE-5の難易度をリセットした場合はこのギミックも元通りに戻る。注意。
ボスは戦艦夏姫。今回も難易度によって敵艦隊の編成のみならず戦艦夏姫のHPや装甲も変化する。
連合艦隊で迎え撃ってくるのもここまでのボスと同じだが、道中が長かった分燃料ペナルティが多い(最短ルート以外だと燃料が空になってしまう)のでかなり被弾しやすく、戦艦夏姫本人の攻撃は勿論のこと開幕で随伴の戦艦ル級や重巡リ級が倒しきれなかった場合は第四陣効果もあり中破大破が続出する危険がある。
とはいえ、上述のギミックをアンロックして挑めば夜戦までに随伴敵を全滅する事も難しくなく、空母による航空戦に基地航空隊や決戦支援も投入すれば開幕で敵部隊を半壊できたり、昼戦で決着する事すらある。
基地航空隊はFマスの空襲対策にするか、ボス戦の支援とするかは考えどころ。
クリア報酬は補強増設1個、及び以下の通り。
甲限定の報酬「一式陸攻 三四型」は強力な対空・攻撃性能を持つ陸攻だが、行動半径は乙の報酬「一式陸攻 二二型甲」の方が広い(三四型は8、二二型甲は10、一式陸攻は9)。
甲限定の報酬「Spitfire Mk.IX(熟練)」は非常に対空性能が高く、出撃時は「一式戦 隼II型(64戦隊)」(対空18.5)に次ぐ16、防空時は「三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)」(対空19)に次ぎ、「一式戦 隼II型(64戦隊)」や「雷電」と並ぶ18という対空値を誇る。戦闘行動半径が4と短めなので、防空用として使うのが基本になるだろう。
またE-3甲の報酬でもあった新アイテム「新型航空兵装資材」は次のE-6を難易度問わずクリアする事でも入手できる。
レアドロップは、Iマスで朝雲と山雲、港湾夏姫がいるJマスで秋月、マックス・シュルツ(Z3)等がドロップする。集積地夏姫がいるCマスでは目ぼしい艦のドロップ報告は無いので、ギミックを解いたらあとは無視していい。
ボスマスでは本イベントの目玉の1つたる新実装の松輪、及び朝雲、山雲、択捉、三隈、リベッチオ、リットリオなどが狙える。松輪とリベッチオはA勝利でもドロップ報告があるものの、リットリオはS勝利限定らしい為狙う場合は注意。
掘り作業時は基地航空隊はFマスの空襲対策に使い、道中事故率を減らすのがベターかもしれない。
第6ステージ 地中海マルタ島沖 マルタ島沖海戦
第6ステージ。連合艦隊での出撃で、『第二特務艦隊』のお札が付く。
基地航空隊は2部隊使用可能。
このステージもE-3と同様で輸送作戦と殲滅作戦によるダブルゲージの構成である。
前半戦は過去最大の輸送ゲージ量を誇るが、バケツや資材に余裕があるならば新実装のルイージ・トレッリやアクィラ、ローマなどを掘り当てるためにあえてドラム缶も大発も積まずに繰り返し出撃するのもアリ。
前半戦・輸送作戦
まずは輸送作戦からだが、輸送ゲージの量が過去に例を見ない程に膨大で、甲作戦の場合は1800~2000という量に上る。乙でも約1500、丙でも1350ほどあるため、クリアまでには結構な回数の出撃を繰り返す事になる。
幸い、ここもE-3同様で水上部隊や機動部隊でも出撃可能だが、編成する駆逐艦や軽巡には大発や特二式内火艇が搭載可能な艦を揃えるといいだろう。温存していたら可能な限り編成しよう。
第一艦隊に駆逐艦を2隻以上入れ、戦艦や空母の数を2隻以下に抑えることで道中2戦のみの最短ルートを進行できる。基地航空隊はボスマスへ総動員するか、道中に使うかは任意。
輸送作戦ボスは港湾夏姫。陸上型なので雷撃戦が効かず、三式弾以外にも大発や戦車大発、WG42、11戦車隊、特二式内火艇などが有効打となる。大発を搭載可能な駆逐艦や軽巡がいれば、輸送量を増加しつつ港湾夏姫にもダメージを与えられ一石二鳥。
S勝利を狙う場合は護衛艦隊の随伴にいるPT小鬼群にも注意。
後半戦・殲滅作戦
E-6戦力ゲージ出現後は、水上部隊か機動部隊でボスを倒しに行く。
なお、輸送作戦クリア後及びE-6クリア後は輸送護衛艦隊を編成してくれば東側の輸送作戦ルートを進む事が出来る。
ここには攻撃力増加ギミックがある。戦力ゲージ出現後に改めて輸送ボスマスでA勝利以上をとり、KとOマスでS勝利するとボスマスでの味方の攻撃力が増加する。
なお、輸送ゲージ出現後の輸送ボスマスは港湾夏姫が港湾夏姫-壊に、軽母ヌ級改flagship1隻が駆逐ロ級後期型eliteに変わる。軽母ヌ級改flagshipが2隻から1隻に減るので楽になるが、輸送護衛部隊でないと輸送ボスマスに辿りつけない点に注意。大鷹改二を残していれば大いに役立つ。
ボスは空母夏姫。甲乙の場合は随伴にも軽母ヌ級改が出現するほか、ゲージ破壊可能になると戦艦夏姫が難易度を問わず随伴に出現する相変わらずの仕事ぶりを見せる。
しかしながら、上述の攻撃力増加ギミックのおかげでダメージを非常に与えやすいので、昼戦S勝利も十分狙える程度の難易度。何しろ戦艦が弾着観測射撃することで一撃撃沈も狙えるほど強力なギミックなのである。
そのため、水上艦への攻撃火力は第一艦隊に任せて、第二艦隊は道中安定のために先制爆雷要員をそろえておく人も多い。
クリア報酬は試製甲板カタパルト、新型航空兵装資材、及び以下の通り。
共通の報酬だけでも豪華で、甲乙ならこれにネジや勲章も付く。
甲限定の「Seafire Mk.III改」は艦戦だが、何より特徴的なのは装甲+1が付くことである。対空は+9とそこそこと言ったところ。
この辺りで残りのバケツや資材のストックと、そして残されたプレー時間とよく相談し、最終面まで完走を目指すか、本イベントをここまでとしてレア艦の堀りに勤しむかも考えよう。
レアドロップは双方のボスマス(H、S)で夕雲、長波、春雨、野分、朝霜、高波、風雲、沖波、藤波、酒匂、アクィラ、ローマが、そして新登場のルイージ・トレッリがドロップする。空母夏姫戦なら難易度問わずA勝利でもルイージ・トレッリがドロップするようだが、港湾夏姫マスの場合は丙の場合S勝利でしかドロップしないらしい。
またOマスとPマスではザラとポーラ、瑞穂のドロップが報告されている。
最終ステージ 北大西洋海域 ドーバー海峡沖海戦
本イベントの最終ステージ。連合艦隊での出撃だが、札の種類や有り無しに関係なく全ての艦娘が出撃可能。
(出撃できない場合はキャッシュクリアで復旧が可)
基地航空隊は3部隊全て使用可能。ただし甲乙作戦の場合は基地空襲も発生する。必要な行動半径はボスマスが9、Tマスが8、Q・Rマスが7、Pマスが5。
☆16の難易度表記は伊達ではなく、ボス戦は勿論のこと道中にも姫級・水鬼級がゾロゾロ出現し行く手を阻むなど、過去にも類を見ないほどの凄まじさであるため、備えは万全に。具体的には、駆逐棲姫と潜水新棲姫が前菜代わりに出現し、ボス前では空母夏姫率いる連合艦隊と戦艦夏姫&PT小鬼群の混成部隊が門番を務める、というボスラッシュのフルコースが待っている。特にボス前マスの戦艦夏姫&PT小鬼群の混成部隊が非常に強力で、戦艦夏姫が何隻登場するかによって難易度も変わることから「ケツガチャ」という通称がある。
また後述のギミックに関係する二箇所の行き止まりの、Pマスには港湾夏姫が、Rマスには駆逐水鬼が待ち構えている(ただし駆逐水鬼は確定ではなく、軽母ヌ級改flagshipのパターンもある)。
ボスマス到達はおろか道中で大破させられる危険がかなり大きいため、道中の潜水艦隊対策に第二艦隊へ夜戦要員と引き換えに先制対潜要員をどれほど入れるか?基地航空隊はボス戦を優先するか、それとも道中の戦闘へ投入するか?大破の際は護衛退避を使って進軍するか、応急修理女神を持たせて強引に突破するか?提督の判断が問われるところ。
ギミックはH、J、KマスでS勝利、P、RマスでA勝利するとH→O、L→Oのショートカットが出現するというもの。また、ショートカットが出現した後に再びP、RマスでA勝利するとQ、T、Uマスでの戦闘において攻撃力が上昇するというギミックもある。こちらのギミックにはルート固定条件が緩和されるという効果もあるらしい。このギミックの覚え方は「HなJKをprpr」である。
なお、丙作戦で進む場合はH・J・Kマスの潜水艦を倒す必要は無く、P・Rマスのみでよい。
Pマスの港湾夏姫は随伴にPT小鬼群と潜水艦が出現するので、Pマスへ向かう際は三式弾などの対地装備よりも小鬼対策装備と対潜装備を優先した方がいいだろう。(A勝利さえとれば可)
難易度を変更する場合はこのマップも、全てのギミックがリセットされ最初からやり直しになる。ギミックを全て解くだけでもここまでのマップ以上にかなりの手間になる為、甲乙から丙へ落とすなら資材や時間が尽きる前に早めの判断を。
そして本イベントの最終ボスは欧州棲姫。火力300と夜戦キャップに到達している。強化版戦艦仏棲姫というイメージでだいたいあってる。装甲は甲だと269、壊は289と非常に高い。丙ならそれぞれ205、225なので大分緩和される。さらに随伴艦として甲の場合は戦艦夏姫×2と軽母ヌ級改flagship(最終形態では空母夏姫)、そして軽巡ツ級eliteが削りで1隻、最終形態で2隻、残りは駆逐ナ級後期型flagship(前哨戦では後期型でないものも混じる)と隙がない。
道中・ボスともに非常に厳しいため、ギミック解除は大前提と考えた方がいいだろう。
なお、乙での鬼・姫級の随伴艦はラスダンに戦艦夏姫が1隻入るのみで、駆逐艦もflagshipではなくeliteとなり、さらにノーマルロ級も混じるため大幅に難易度が下がる。甲に挑むような提督であれば、乙でのクリアは時間と資源さえあればさほど苦戦しないだろう。
最短ルートを通るためには機動部隊である必要がある(水上部隊だと空襲が1戦増える)。第1艦隊に軽巡か駆逐を1隻入れて高速統一にすれば最短ルートが確定。第1艦隊は戦艦1空母4+由良改二として、由良改二に水戦ガン積みして制空補助させることで空母の装備する艦攻を増やすのが主流。なお、ボスマスは5戦目(うち1戦は潜水マス)なので、弾薬40%、燃料20%となりダメージ0.8倍で回避も大幅に低下する。そのため、給油艦(速吸・神威)を入れて洋上補給するのが効果的。給油艦を入れる場合、最短ルートのためには高速統一の必要があること、装甲が薄く大破リスクがあることから、第二艦隊の旗艦にして缶、タービン、洋上補給を装備するのが定番となっている。
クリア報酬は新実装の正規空母「Ark Royal(アークロイヤル)」及び以下の通り
甲報酬のSwordfish Mk.III(熟練)はあの天山(九三一空)を上回る対潜+10を持ち、軽空母の対潜攻撃に大きく役立ってくれるだろう。また、火力+4は艦攻では最大で、雷装が無視される陸上型相手で役に立つだろう。しかし非常に難易度が高いため、狙うかどうかは戦力と資源、時間を考慮の上で計画的に。
レアドロップとしてはボスマスでグラーフ・ツェッペリン、U-511、ウォースパイトが、Pマスでプリンツオイゲン、U-511、ウォースパイトがある。また、阿賀野型全艦がPとTマスで、萩風、嵐、雪風、島風、速吸がP、Q、R、Tマスでドロップする(嵐はGマスでも可)。なお、幸いなことに新規艦娘は一切ドロップしないので、すでにイベント前までに実装済みの艦をそろえていた人はここで掘る必要はない。
余談
- 今夏の夏イベントの最中、イベント期間の最後の週の金曜(9月8日)に金曜ロードショーで「バトルシップ」が放映される出来事があり、艦これ界隈でも大いに盛り上がった。
- アークロイヤル、及びウォースパイト役のCVを務める内田秀氏はIT戦略コンサルティング企業「メガリスITアライアンス」にて英語版会社案内のナレーションの仕事を務めているが、このIT企業スタッフが9月8日に、夏イベントを完走してアークロイヤルとの邂逅に成功した事をtwitterで報告している。
ちなみに同社のスタッフも夏イベクリア時点で艦隊司令部LV112というベテラン提督で、曰く「次の日から海外出張なのでこの日が最後のチャンスだった」らしい。おめでとうございます。
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