基礎データ
- 面積……140.05km²
- 総人口……29,212人 (推計人口、2024年3月1日)
- 人口密度……209人/km²
- 隣接自治体……光市、岩国市、熊毛郡平生町、田布施町、上関町、大島郡周防大島町、愛媛県大洲市
- 市の木……やなぎ、もくせい
- 市の花……ツツジ、サルビア
概要
気候は温暖多日照で比較的雨が少なく、過ごしやすい瀬戸内海型気候区に属している。
瀬戸内海の穏やかな海に抱かれ、古代には遣唐使が往来し中世には海賊が活躍、近世は西廻航路にあたるなど古くから海上交通の要衝として栄えてきた。
かつては山陽地方屈指の商業都市だったものの、国道2号や山陽新幹線・山陽自動車道が通らなかったために高度経済成長期に十分発展できなかったと言われる。
広島市から約70kmの位置にあり、広島県との結びつきが強い。
古市金屋の町並みは江戸時代からの白壁の商家などが現存しており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。このほか茶臼山古墳、大畠瀬戸の渦潮などが主な見どころ。
平郡島は、県内で2番目に大きい島である平郡島を有する。横長い山がいきなり海から突き出たような形をしておりほとんどが急斜面。全国トップクラスの日照時間と海風から守るため、民家は石垣で囲まれ、透明度の高い海と相まってさながら南の島のような風情を醸し出している。「平郡」の名は、敗走の果てにこの地に隠れ住んだ、木曽義仲の遺児、 平栗丸が由来であると伝わる。ヒジキ漁や牛の飼育が盛ん。
小早川隆景によって始められた軍神祭を起源とする火祭り「阿月神明祭」は、1644年から継承されている火祭り。かつては旧正月に行われていたが、現在は建国記念日に執り行われている。
ほうじ茶の煮汁でつくる粥「茶粥」という伝統料理がある。現在の柳井市や岩国市を治めていた岩国藩の藩主が米の節約を進めたことから産まれたとされる。
木綿の糸で織られる縦じま模様の織物「柳井縞」や、江戸時代末期の商人が柳井縞の染料を使って作成したのが始まりとされる金魚を象った提灯「金魚ちょうちん」などが代表的な伝統工芸品。
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関連項目
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