校歌とは、学校行事などで在籍する学生や教職員などによって歌われる唄である。
概要
主に学校歌のことを指す場合が多い。一般的に「校歌」と呼ばれることが多いが、学校によってスクールソング・学歌など様々な呼び名が存在する。学校歌がない場合も多々として存在する。
寮歌・応援歌など学校と関連のあるすべての曲を校歌と呼ぶこともあるが、一般的に学校歌のみを校歌と呼ぶことが多い。
一般的に校歌の歌詞やメロディーを覚えているのは、その学校の学生や教職員が多いが、甲子園でよく歌われるPL学園高校の校歌や、他にも早稲田大学校歌(通称「都の西北」)、北海道大学恵迪寮歌「都ぞ弥生」など耳にすることの多いものは、その学校にまったく関連のない人でも歌うことができる。
2番以降の歌詞が存在する学校も多いが、行事などで割愛される場合もあるため、覚えさせられない、ないし歌わない場合も多い。
作詞・作曲
校歌の作詞者および作曲家は、著名な音楽家が手がける場合もあれば、初代校長など教職員がつけたり、公募により学生生徒がつけるケースなど多種多様である。
一般的に歌詞には文語体が用いられることが多い。ただし、近年創設の学校など新たに歌詞をつける場合は、古典への関心教養のない生徒・学生へのわかりやすさへの配慮から口語体も用いられることが増えている傾向にある。
校歌を歌う世代
小学生・中学生
児童、生徒にとって校歌を歌うことが最も多い時期である。入学式、学期ごとの始業式・終業式、全校集会、学年集会、音楽会、運動会、卒業式、音楽の授業など至る所で歌われる。
それ故、成人してからも一番校歌に対して思い入れが深いといわれている。
高校生
小学生・中学生時代に比べて歌う回数が激減する。在籍中の学生すら覚えていない場合がある。また音楽の授業も、芸術科目の中の選択制となるため、教わる場所も入学式だったりする。
だがまだ歌う機会もそこそこあるため、歌詞の一部を間違える程度である。
専門教育・高等教育(専修学校生・大学生など)
入学式・卒業式しか歌わない場合がとても多く、合唱部員や応援団員、そのほか体育会系部員など一部学生を除いてほとんど歌詞を覚えていない場合が多い。もちろん、愛校心が溢れる学生には歌えて当然である(関連動画参照)。
校歌の歌詞に多く使われるフレーズ
- 学校名
- 感嘆詞(嗚呼、おお など)
- その学校の所在地(日本、旧国名、都道府県名、市区町村名、学校のある場所の住所)
- 学校のある場所から見える地理(例:海、灘、筑波山、関東平野、富士山、生駒、桜島、武蔵野 など)
- 宗教系の場合、宗教に関する用語(例:仏陀、その宗教の教祖、救世主 など)
- 若人、みなぎる、学友(とも)、理想(のぞみ)、学舎(まなびや)、希望、夢、明日、生命、英知、人生、命、のびゆく、友情、青春、空、風、光、元気、愛、おおらか など
関連動画
関連項目
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