白石由竹とは、漫画「ゴールデンカムイ」の登場人物である。CV: 伊藤健太郎/演者:矢本悠馬。
概要
「脱獄王」の異名を持つ坊主頭に長いもみあげが特徴的な天才脱獄犯。決して「脱糞王」ではない。
体にアイヌ秘蔵の金塊の在り処が記された刺青人皮を持つ囚人の1人で、杉元一味のコミックリリーフとして活躍するメインキャラクター。
人物
初登場は第6話。作中、三番目に杉元が遭遇した囚人であり、くくり罠にかかって捕らえられ、アシㇼパに刺青をスケッチされた後、狩りを行う二人を尻目に歯に結びつけていたカミソリの刃で縄を切り脱出。しかし、追いかけて来た杉元とともに雪庇の上に飛び出してしまい二人して凍てつく川に転落。協力するから見逃すという取引をし、口からライフル弾を吐き出し、火を起こして窮地を脱すると、杉元に入れ墨の囚人の総数と脱獄囚の親玉の情報、のっぺら坊からの「小樽へ行け」という指示を教え去るも、彼と靴下を片方取り違えたことによりレタラに追跡され、第17話で再登場を果たすと、以後、杉元らと行動を共にすることとなる。
はじめは強盗での投獄だったが[1]、20歳の頃、樺戸集治監の雑居房で同室となった贋作師の熊岸長庵に描いてもらった春画の中のシスターに恋をし脱獄。以後、絵に描かれたシスター宮沢に会うため、全国津々浦々の監獄を巡り、収監されては脱獄を繰り返すうちに「脱獄王」と呼ばれるようになった。[2]
関節を容易に脱臼させられる特異体質の持ち主で、不意に捕まってもいつでも拘束を解けるように常に体のどこかに釘や針金などを隠し持っている。
好物はお酒や甘いもので飴を持ち歩いている。苦手なものは鹿の脳みそ。
短小包茎。女好きだが風俗に通った後、陰茎が痛くなることがあるらしい。
戦闘能力は低く、いらんことして足を引っ張ることも多いが、コミュニケーション能力が高く、自身が囚人だったため他の囚人や監獄内の情報を多く持ち、解説役を担うことも多い。また、脱獄という唯一無二のスキルを持っていることから潜入と脱出はお手の物で、何だかんだ頼られる場面も少なくない。
関連動画
関連静画
関連チャンネル
関連項目
脚注
- *幼年監獄(現在でいう少年院)でも何度か脱走していたためこの頃から既に看守に警戒されていた。それを逆手に取り、話し相手として飼っていたコガネムシの「センちゃん」を看守に踏みつぶされそうになったときは「意地悪するとあんたが当直の時に脱獄するぞ?」と脅しをかけ、彼女?を守っている。
- *網走監獄で偶然シスター宮沢に会った感想は「熊岸長庵はめっちゃ絵が上手い」
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