福原慶匡（ふくはら よしただ）とは、日本のプロデューサーである。神奈川県出身。
株式会社つばさプラス代表取締役、株式会社DMM.futureworks執行役員、8million代表取締役、株式会社ジャストプロ社外取締役、株式会社アイエヌジー取締役など。
概要
1980年6月18日生まれ。早稲田実業学校高等部、早稲田大学教育学部卒、デジタルハリウッド大学大学院デジタルコンテンツ研究科修了。2018年4月現在は慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士課程所属[1]で、プロデューサー教育の研究を行っている。
2002年に川嶋あいの路上ライブに学生スタッフとして参加したことがきっかけで、つばさレコーズを大学4年生で立ち上げる。福原は川嶋あいをつばさレコーズからデビューさせ、学生時代から4年弱マネージャーとして川嶋を支える（2013年に再び川嶋のマネージャーとなる）。その後も音楽プロデューサーとして様々なアーティストをデビューさせたほか、つんく♂が出演するテレビ番組『つんつべ♂』のプロデューサーや、VOCALOID『あきこロイドちゃん』の企画に携わる。
もともと福原はアニメには興味は無かったのだが、2007年頃に友人であった石舘光太郎に「アニメを見ろ！」と言われたことでアニメに興味を持つようになる。その結果、アニメも自ら参加したいと思うようになるが、新規参入へのハードルの高さに悩んでいた。そこで石舘、MMDプロデューサーであるcortを誘い、予算を抑えるためにMMDでアニメを制作することを決め、2013年に『直球表題ロボットアニメ』を制作（福原は同アニメのプロデューサーとなる）。
その後irodoriとして自主制作を行っていたたつきを誘う形で、ヤオヨロズを立ち上げると、『てさぐれ！部活もの』シリーズ（2013年～2015年）のアニメーションプロデューサー、『みならいディーバ』（2014年）の制作プロデューサーを務める。
2014年にはニコ生番組『猫ブース鬼パーセント芋』、2016年には同じくニコ生番組『もたせろ!!ワンクール』のプロデューサーを務める。この頃、福原P飲み会と言う一風変わったイベントを企画・開催（ちなみに声優事務所には怒られた模様）。
2015年にはメディアミックス作品『けものフレンズ』にアニメーションプロデューサーとして参加し、2017年にテレビアニメが放送。これがヤオヨロズとしては当時最大のヒット作となり、自身も大きく知名度を上げることになった。
2017年に自身を代表取締役として株式会社8millionと株式会社エスターセブンを設立。
同じく2017年にはテレビアニメ『ラブ米』の総合プロデューサーを務めている。これは、たつきのオリジナル作品のために、製作委員会が行うことを1人で試して、ノウハウを積んでいるとのこと。将来的にはプロデューサーの育成のための大学を作るのが夢としている。
2019年に中国の大連にCGを手掛ける制作会社として株式会社RootStudioを設立
2019年にヤオヨロズで制作された『ケムリクサ』のプロデューサーを担当、しかし翌年2020年4月にヤオヨロズが解散し、ヤオヨロズのアニメ事業は自身が設立した8millionに承継されることになる。株式会社エスターセブンも合併して8millionの音響インフラ事業部として承継される。
現在はオンラインサロン運営、音楽プロデューサー、ボクシングなど幅広くエンタメ活動を行っている。
関連動画
関連商品
「アニメのビジネス構造から飲み会のマナーまでプロデューサーに必要な知識をまとめた
」一冊。
やしろあずきとの共著。「クリエイターとクライアントの双方がネットでの炎上を防ぐために具体的にどうすればいいのか」をまとめた一冊。
関連項目
関連リンク
出演
- 杉本伸のただもんじゃねぇ～ | 渋谷ラジオtokyo（ゲスト出演, 第18回〜21回）, 2019年5月4日
- ヤオヨロズ福原慶匡プロデューサー トークショー - とちてれ☆アニメフェスタ, 2019年5月5日
記事
- テレビアニメ『てさぐれ！部活もの』石舘監督＆福原プロデューサーにインタビュー - アニメイトタイムズ, 2013年8月12日
- 話題沸騰中の『けものフレンズ』、プロジェクトチームに初インタビュー！ 誕生秘話からブーム到来までの歴史など「すごーい！」の連続３万字の大ボリューム - アニメイトタイムズ, 2017年3月4日
- 最終話放送直前！ アニメを作るのが得意なフレンズ、たつき監督に『けものフレンズ』の"すごーい！”ところを聞いてみた!! - おたぽる, 2017年3月27日
- 最終回直前「けものフレンズ」福原Ｐ「『ツチノコはいません』と言われたらぶち壊し」 - エキサイトレビュー, 2017年3月27日
- おわり（泣）「けものフレンズ」福原P絶賛「たつき君、本当にすごいな！」 - エキサイトレビュー, 2017年3月29日
- アニメ「けものフレンズ」の仕掛け人が語る大ヒットの秘訣 - dot., 2017年4月8日
- 「今後も『けものフレンズ』に世界は広がっていく」――福原慶匡P×テレビ東京細谷伸之Pインタビュー！ - おたぽる, 2017年5月7日
- 『けものフレンズ』プロデューサーの夢は大学の設立!? 福原Pが語る日本のアニメ業界に必要なこと - ニコニコニュースORIGINAL, 2017年5月26日
- 「けものフレンズ」を生んだヤオヨロズの福原プロデューサーが製作委員会に代わる「パートナーシップ方式」を提案 - ライブドアニュース, 2018年3月12日
- 日本が直面する巨大アニメ市場「中国」の脅威 ——「けもフレ」福原Pインタビュー - BUSINESS INSIDER JAPAN, 2018年3月22日
- 今のままではスケールしない──けもフレ・福原Pがジャストプロで仕掛ける理想のVTuberとは？ - PANORA, 2018年3月26日
- 「製作委員会方式に並ぶ選択肢がもっとあっていい」ヤオヨロズ福原Pが展望するアニメビジネスの未来像 - アニメ！アニメ！, 2018年3月28日
- 『けもフレ』制作ウラ話＆アニメ業界への危機感…ヤオヨロズ・福原慶匡ロングトークレポート - Character JAPAN, 2018年6月26日
- 秋アニメ『直感×アルゴリズム♪』福原慶匡P、放送前なのに激ロングインタビュー！ 日中合作生アニメを生み出す苦労とCGキャラ成功の秘策とは!? - animete Times, 2018年9月22日
- 「けもフレ」制作のヤオヨロズ、今後アニメスタジオとして何を目指す？ 新作「ケムリクサ」は？ 福原Pインタビュー - アニメ！アニメ！, 2018年10月23日
- 多様化する“声優”の形 ヤオヨロズ福原Pの育成論「“武道館をいっぱいに”だけでは全然小さい」 - ORICON NEWS, 2018年12月2日
脚注
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