赤ずきんチャチャとは、「りぼん」(集英社刊)に連載された彩花みんのギャグ漫画(1992~2000年)である。
りぼんマスコットコミックスとして刊行されている(全13巻)。
概要
原作
偉大な(変態)魔法使い「セラヴィー」の下で魔法の修行をする「チャチャ」と、その幼馴染で狼男の「リーヤ」、セラヴィーを敵視する「どろしー」の弟子である「しいね」を中心に繰り広げるコメディ作品。
独特のギャグセンスで人気を博した。同じ学校に通う「やっこ」、「お鈴」、「マリン」や教師の「ラスカル」も話を引っ掻き回し、主役を食うほどの勢いを見せる面もある。
アニメ版
TVアニメ版は、スタジオぎゃろっぷの制作でテレビ東京系にて放映された。全74話(1994~1995年)。
アニメ版はスポンサーの意向により、変身ヒロインものとして作られたため原作からは大きな変更がなされている。
なお、チャチャの声を担当した鈴木真仁のデビュー作であり、新人を主役に抜擢するという異例の起用であった。
また、リーヤの声はSMAPのメンバーである香取慎吾が演じていた。
ほぼオリジナルストーリーながらもアニメ版は概ね好評であり、アニメ版でチャチャが変身する「マジカルプリンセス」を模した像が原作にも登場するなどの演出が見られた。
TV放送当時はオープニング曲の「君色思い」はSMAPが歌う原曲が使用されていたが、VHS版・LD版・DVD版ではエンディングテーマを歌っていた沢田聖子によるカバー版へ差し替えられた。これは映像ソフト版を発売していたのがキングレコード・主題歌を歌ったSMAPが所属していたレコード会社がビクターエンタテインメント(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)と権利が跨ってしまったこと、さらにはSMAPが所属していたジャニーズ事務所の意向も重なり使用の合意が得られなかったためとされている。同様の理由でドラマCDでも香取慎吾の演じるリーヤの出番が存在しない。
しかし、2021年8月に見放題配信されたdアニメストアではSMAPが歌うバージョンが使われており、現在は権利関係については改善された。2024年4月発売のBD BOX版では念願のTV放送版オープニングが映像ソフト初収録となる。
テレビ東京系列の無い地域でも他系列の放送局や独立局で放送されたが、テレビ静岡や青森放送では放送途中で打ち切られている。
原作後半エピソード、OVA
原作後半ではチャチャ、リーヤ、しいねの三人組に加えてポピィが加わり、彼も巻き込んだストーリを展開する。また、ポピィが登場するアニメーション版としてOVA(全3巻)が制作されている。
関連動画
関連項目
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