鈴木土下座ェ門とは、萩原一至の漫画『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』に登場した架空の生物である。
誤って「鈴木土下座衛門」や「鈴木土下座エ門」と表記されることもある。
概要
巨大な目玉に醜悪な口を付けて鱗で覆い、手足を付けたような姿をした魔物。
ニンジャマスターガラのアジトでダーク・シュナイダーが遭遇した。古い魔族であり、魔法使いの天敵とも言える強い魔法障壁を持ち、土下座チョップ・土下座破壊光線・土下座フライングニードロップなどを駆使する。
モチーフになったのはTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に登場するモンスター「ビホルダー」である。雑誌連載時はそのまま「ビホルダー」という名前であり外見もほとんど『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の「ビホルダー」そのものだった。だがコミックス版では名称が「鈴木土下座ェ門」に変更され、手足が付けられるなど「ビホルダー」と違いを付けるような方向に外見も変更された。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の日本での版権管理会社からクレームが付いた結果、このような変更がなされる事になったと言われる。なお、「クレームがついたときに担当者の鈴木さんが土下座して謝ったからこういう名前になった」と語られることもあるが、それは事実ではないらしい。
まあ勝手に使われたらいい気分しないし仕方ないよねーと思うけど、何かしら落とし所を置かなかった結果が鈴木土下座ェ門なのだろう。
上記のような事情が関係して、『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』を知る世代は、ビホルダーやそれに似た魔物を見たとき「(鈴木)土下座ェ門だ!」と言うことがある。
類似の例としては、スクウェアのゲームソフト「ファイナルファンタジー」でも第1作に「ビホルダー」がモンスターとして登場していたが、リメイク作品などでは別名に変更した。
2012年3月に発売された小説『NINJAMASTER ガラ外伝』(著:古橋秀之)でも登場している。
関連項目
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