長月(ながつき)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する、帝国海軍・睦月型駆逐艦8番艦「長月」をモデルにした艦娘。CVは日高里菜、キャラクターデザインはやどかり。
概要を頭に叩き込んだな?さあ行くぞ!
睦月型の8女(長月は9月なのに8番艦なのは、「葉月」がなぜかハブられたため。なお「神無月」「霜月[1]」「師走」も存在しない)。艦これでは数少ない緑髪(他に明らかに緑なのは夕雲と山風のみ。二次創作では夕張、鈴谷、木曾なども緑で描く人がいる)。服装は皐月以降の睦月型と同一である。左手の形が卑猥。
駆逐艦では珍しい、ガチガチの武人タイプの性格。妹の菊月も武人タイプの性格だが、向こうがクールなのに対し、長月は何につけても勇ましく熱く、またMVPを取ると「どんなに仲間が増えようと、私を凌駕する艦はいないようだな」と誇り高い。なお、秘書艦にしてつついていると「へ、変なところ触るんじゃない!」と怒られる。かわいい。
ゲーム中の性能的には睦月型のため駆逐艦の中でもステータスは低め。そのぶん燃費がいいのも他の睦月型と同様。ただし長月は他の睦月型と違い、なぜか「運」のステータスが15(他の睦月型は10)、改造すると20(他の睦月型は12)と高いため、睦月型の中では(改二を除けば)一番強いとはいえる。史実では終戦まで生き延びたわけでもなく、揚陸作業中に座礁して爆撃を受け大破し放棄されるという最期(後述)だったわけだが、「運」が高く設定されているのは「座礁」という形で生涯を終え除籍されてからも原形をしばらく保っていたからだと思われる。
また、夜戦時に「酸素魚雷の力、思い知れ!」という台詞があるためなのかどうかは解らないが、改造すると睦月型では唯一、初期装備として61cm四連装(酸素)魚雷を持ってきてくれる。しかし史実において睦月型が酸素魚雷を搭載したという事実は無かったりする。
図鑑の解説では、「コロンバンガラ島」の発音が「ロンバンガラ島」になってしまっている。かわいい。
右、ノベライズ用意!
ファミ通文庫から出版されている、築地俊彦によるノベライズ「艦隊これくしょん-艦これ- 陽炎、抜錨します!」では、主人公の陽炎率いる第十四駆逐隊の一員として、睦月型からは皐月とともにメインキャラのひとりと登場。無口な霰を「私が守る」と何かにつけて気にかけている(というか、どう見ても霰LOVEである)。
だが、実際には射撃下手で、さらに自分が非力な睦月型であることにコンプレックスを持っており、型式では格上の朝潮型で優秀な霰を守ると言い張ってるのはその裏返しだった。
ただ、そのあたりの弱点は第1巻で克服し、第2巻以降では頼れる仲間としていぶし銀の活躍をする。詳しくは一読されたし。
史実以上に頑張らないとな
大正12年度計画巻。1925年4月16日、東京石川島造船所[2]で起工し、1927年4月30日に「第三十号駆逐艦」として竣工、一等駆逐艦に類別された。1928年8月1日、「長月」と改名。
なお、「弥生」の項にもある通り、「長月」には他の睦月型の姉妹が搭載していた艦本式タービンではなく、ツェリー式タービン[3]が搭載されていた。
1937年に開戦した日中戦争では中支、南支方面に進出、仏印進駐作戦にも参加した。
太平洋戦争では「皐月」「水無月」「文月」とともに第22駆逐隊を編成。フィリピン攻略戦、ジャワ島攻略戦、バタビア沖海戦などに参加する。1942年4月10日、第一海上護衛総隊に編入され、南西方面で船団護衛に従事した。1943年1月末からはガダルカナル島撤収作戦に参加、その後は輸送任務に従事する。
1943年7月6日、コロンバンガラ島への増援作戦に輸送隊として参加。クラ湾夜戦の激しい砲雷撃戦の中、積載した軍需品と陸兵の揚陸作業にあたるが、その最中に誤って入江に座礁してしまう。「皐月」が引き下ろし作業をしようとしたが成功せず、夜が明けると米軍機が襲来、爆撃を受けて大破し、そのまま放棄された。11月1日除籍。
関連動画、こいつはいいな!
関連静画の力、思い知れ!
関連項目が届いている
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 日高里菜(日高艦隊)
- やどかり(やどかり艦隊)
- 第二二駆逐隊(艦これ)
- 第十四駆逐隊(陽炎抜錨版設定)
睦月型姉妹 / 睦月型駆逐艦 |
1.睦月 - 2.如月 - 3.弥生 - 4.卯月 - 5.皐月 - 6.水無月 7.文月 - 8.長月 - 9.菊月 - 10.三日月 - 11.望月 - 12.夕月 |
脚注
- *睦月型の艦名としては見送られたが、秋月型の7番艦として採用された。こちらは艦これ未実装。
- *同郷の艦は、姉妹艦卯月(艦これ)の他、吹雪型・薄雲(艦これ)、綾波型・天霧(艦これ)。艦これに登場しうる同郷艦は2020年6月に全て実装された。
- *ツェリーはこのタービンを開発した技師の名前。ちなみに誤解されがちだが、「弥生」のタービンは輸入品だが、「長月」のものは石川島造船所がライセンス生産したもので、れっきとした国産である。
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