ZONEとは、2005年、2013年に解散した元音楽グループである。
概要
グループメンバー全員が北海道の出身である。所属レコード会社はソニー・ミュージックレコーズであり、2001年~2003年の紅白歌合戦にも出ていた。代表曲は「secret base ~君がくれたもの~」で、2008年にアニメ「今日の5の2」のEDでカバーされたほか、2011年にはアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のEDでもカバーされている。
デビュー曲は「GOOD DAYS」でラストシングルは「笑顔日和」と、最初も最後も同じような意味合いのタイトルになっている。
なお、アルバム名は『Z』『O』『N』となっており、活動当時から「アルバム『E』が発売されたらZONEは解散するだろう」と言われていたが、実際に『E』はベストアルバムかつ最後のアルバム作品になっている。
前述の「secret base」は現在でも多くのミュージシャンがカバーするほどの作品だが、他の作品は現在あまり話題になることが無く、後述のMIYU解雇騒動の報道では「他の作品はパッとしない一発屋」扱いされていることもあった。(実際のところ「secret base」以降のシングルは全てTOP10以内のためこれには当てはまらないが、活動時点でもメンバー交代後はあまり目立たなかったと言われていた・・・)
一度目の解散時には日本武道館の卒業コンサートにてウェディングドレスを纏った姿で大々的に新聞やテレビ番組で特集され華々しく終焉を飾った。また、このバンドルの最初の解散時にはこのコンサートに駆けつける為に快挙を達成した将棋棋士がいることもちょっとだけ話題になった(持ち時間を1分も使わず会場に間に合わせた)。
2011年8月に、1か月限定で再結成されることが発表された。ちょうど「secret-」の歌詞で歌われていた「10年後の8月」に当たる。
後に2011年12月に2012年以降も活動を継続することが発表されたが、その後2013年2月にメンバーのMIYUが「著しい不品行」などを理由に契約を解除され、メンバーがMAIKO1人という状況になってしまった。そして4月にMAIKOが「ZONE FINAL EVENT」を最後に活動を終了させた。この二度目の解散ライブは一度目と比べて10分の1ほどのキャパであるライブハウス(比較対象が日本武道館なのでそれでも大した人数ではあるが)で、報道も殆どされないまま正規メンバーはMAIKO一人で残りはサポートメンバーという、寂しい結末となってしまった。(ライブ終了後は当時アイドル界で流行していた握手会があったらしい)
なお、ZONEの活動消滅を決定的にしたのが、最後に残った二人のメンバーのうちMIYUこと長瀬実夕の脱退が大きいが、これ以前から彼女には相当に悪い噂が立っており、一部では薬物使用や男癖の悪さなどの疑惑もあったほか、再結成時においてもライブやイベントの無断欠席が相次いでいた(このために中止になったイベントもある)。実のところ既に第一期の活動時点でも中学生という年齢的な未熟さを加味しても「事務所の方針に刃向かう」「先輩ミュージシャンに対し収録中にも関わらず暴言」「ソロパートの無い曲でセンターに立つ」「気に入らない出来事があるとメンバーにギターを投げつける」などの行為があったとされている(但しソースは東スポ)。
この素行不良によるクビ宣告は当時のランタイムミュージックエンタテインメントから急告という形で相当に強い口調で声明文が発表されており「今後、長瀬実夕個人の言動行動に関しては一切弊社には関わり合いございませんので、ご理解を頂きますようお願い申し上げます。」とまで書いてあった。(しかも通知は本人と音信不通になったためクビ文書を郵送し通知という形であった)
ちなみに、唯一一度の脱退も無いまま活動を終えたベーシストのMAIKOこと栄舞子は、ZONEの最初の解散後にソロ活動を経てMARIAというバンドを立ち上げるも、こちらも大きなヒットが出ないまま5年で解散。その後に上記の2度目のZONE活動再開と解散を経験したのち、Jack&Queenというバンドでデビューするが、こちらも2年半で解散し、とかく音楽活動、バンド活動に恵まれない時期が続いていた。その後は音楽をスッパリあきらめてヨガ講師として地元北海道で働いており、2016年11月のヨガ専門雑誌『Yogini』でインストラクターmaiとしてのインタビューも受けている。また、前述のJack&Queenでは音楽の道ではなく生涯の伴侶も見つけている。2020年9月には、第一子となる長男を出産、また2021年8月(20年後の8月)には、自身のYouTubeチャンネルも開設している。なお、Twitter、YouTube、Instagram共にメインで取り扱うのは音楽ではなく、現職のヨガインストラクターとしての話題が主。
同郷であり、同時期にヒット曲を出したガールズバンドの類似例として「Whiteberry」と比較されることもある。このWhiteberryのメンバーだった前田由紀は、2013年に出演したテレビ番組内で「様々なアルバイトで生計を立てつつ音楽活動を行っている」ことを本人が明らかにしている。こういった例から「この時期のギャルバンブームでのし上がったバンドは解散後はあまりパッとしない」などと言われることもある。ただし実際にはこれのバンドに限らず、「ヒット曲を出したことがあるミュージシャンの活動が、その後以前ほど華々しくなくなる」などということは全く珍しいことではない。
メンバー
関連動画
関連商品
関連項目
- ミュージシャン一覧
- ソニー・ミュージックレコーズ
- secret base ~君がくれたもの~
- Whiteberry(同じ北海道出身のガールズバンド。同時期に活躍した。)
- ENOZ(『涼宮ハルヒの憂鬱』の作中に登場するガールズバンド。グループ名、メンバーの名前などがZONEのオマージュとなっている)
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