fun girlとは、「楽しい」「面白い」「楽しみ」「面白さ」を意味する英単語「fun」と、「少女」を意味する英単語「girl」を組み合わせた言葉である。直訳すると「楽しい少女」「面白い少女」を意味する。
固有名詞としては以下のようなものがある。
- Fungirl - ドイツの漫画家「Elizabeth Pich」による漫画作品。
- FUN GIRL - フランスのスキー用品等のメーカー「ROSSIGNOL」(ロシニョール)のジュニア向けスキーブーツ。
- Fun Girl - パソコンゲーム『Yandere Simulator』に登場するキャラクター。
本記事では3.のキャラクターについて述べる。
概要
インディーズのパソコンゲーム『Yandere Simulator』の隠しキャラクターである。
通常どおりプレイするだけではゲーム中には一切登場しないし、『Yandere Simulator』の公式サイト内でも普通に閲覧するのみでは彼女に関する情報を目にすることはできない。しかしゲームの背景設定には関わっている。
最も簡単に彼女の姿を見るには、『Yandere Simulator』の公式サイト内で特定の操作をするだけでよい。以下の公式サイトの「Characters」(キャラクター紹介)のページで、キーボードの矢印キーと「B」のキーと「A」のキーで、「上上下下左右左右BA」(いわゆる「コナミコマンド」)を入力してみよう。キーボードがないスマートフォンでも、「上上下下左右左右」とスワイプしたあとに2回画面をタップすることで同じ効果が得られる。
すると、画面が暗く赤みを帯びた色合いとなり、彼女のキャラクター絵とともに本記事冒頭のメッセージが表示される。
『Yandere Simulator』の開発者はアメリカ人であり公式サイトは英語で構成されている。それなのにこのメッセージのみ日本語となっている。そのため、この仕掛けを見つけた非日本語話者のファンは戸惑うようだ。日本語話者から見ると「私たちは一緒に多くの楽しみを持ってしようとしています。」という部分の日本語がちょっと怪しいのはご愛敬。
ちなみにその状態でもう一度同じ「上上下下……」の操作を入力すると、画面がさらに乱れる。
容姿としては、いわゆる「ツインテール」の髪型をした、セーラー服を着ている女の子である。しかし「血の気のない肌に白い髪、手足には血管が浮き出ていて、眼球や口内は真っ黒に染まっており黒い液体が滴っている」という不気味な特徴がある。上記の操作で見ることができるキャラクター絵ではところどころモザイク状に表示がぶれており、存在のあやふやさを感じさせる。
ゲーム中では、『Yandere Simulator』のゲームデータを通常ではない方法でいじることで彼女が登場する。ただし、登場させる方法は『Yandere Simulator』のビルドバージョンによって異なる。一例としては「特定のキャラクターデータを定義しているJSONファイルをいじる」など。
最初に彼女が発見された2016年2月8日のビルドでは、ゲームデータ格納用フォルダの中にある「Fun.txt」というテキストファイルを書き換えることで登場した。この「Fun.txt」は開いてみても「0」と1文字書いてあるのみという一見意味不明なファイルだったが、この数字を「1」~「10」または「666」に書き換えてからゲームを起動することで彼女が表示され、メッセージを発した。詳しくは本記事「関連動画」にある動画「(おまけ)ヤンデレシミュレーター Fungirlの軌跡
」内で紹介されているので参照されたい。
そのメッセージに曰く、彼女は元々『Yandere Simulator』本編の世界線とは異なる世界線の存在だった。彼女の父は天才発明家であったがある日新たに発明した装置に関する安全の証明として、その発明への投資家らの前で自分の双子の娘のうちの一人(すなわち彼女)をその発明した装置の中に入れて起動させた。すると彼女は異なる時空、すなわち本編の世界線へと弾き飛ばされて、現在のような時空を漂う存在になってしまったのだという。
これだけ聞けばFun Girlは単に父の失敗に巻き込まれた不運な少女であるが、他のビルドにおいては彼女はそのさらに裏にあった事情も語る。彼女は父のある野望を知っており、それを暴こうとしていた。それを察知した父が、実験の失敗を装って実の娘である彼女を排除したのだろう、とのこと。なぜなら彼女の父は富豪であり、投資家を集める必要など無かった。彼女が問題の装置に入ったその投資家相手の集会自体が「さすがに衆人環視の中で自分を害したりはするまい」という彼女の油断を誘うために父が仕組んだ出来事だったのだろう、というわけ。元の世界線では彼女の歴史すらも消滅しているらしく、誰もFun Girlのことは覚えていない。彼女を排除した父自身ですら。
元の世界線ではFun Girlは双子の姉妹の片割れだった。しかし歴史の異なる「ゲーム本編の世界線」では、彼女の父の娘は一人だけであり、Fun Girlは産まれてすらいない。しかし「元の世界では双子だった」という縁が作用しているのか、その「一人娘」だけには彼女の声が届くことがあるという。「一人娘」すなわち彼女の「双子の姉妹」は彼女を助けようと望んでしまい、その方法を探るために世界を旅してまわっている。
だがFun Girlは「そんな方法は存在しない」ことを知っている。残念ながら世界線が異なるために物理法則も少し異なり、同じ装置や彼女を元に戻す装置は絶対に開発できないのだ。よって無駄なことはやめるようにと姉妹に何度も語り掛けているが、聞き入れないのだという。彼女は唯一声を届けることができる双子の姉妹が、実在しない「自分を助ける方法」を探して人生を棒に振ることを眺め続けることしかできない。
さらに明かされている断片的な情報や『Yandere Simulator』のファンの考察などによれば、Fun Girlの「父」とは『Yandere Simulator』の世界で多くの産業を牛耳っている大企業「Saikou Corp」(サイコウ・コーポレーション)の創設者である「Saisho Saikou」(サイショ・サイコウ)であるという。そしてFun Girlの「双子の姉妹」とは、公式サイト内「Characters」(キャラクター紹介)ページで「?????」と表示されている旅行鞄を持った後ろ姿の女性、1980年代モードで得られる情報によれば「Ichiko Saikou」(イチコ・サイコウ)であるとも。イチコは「サイコウ・コーポレーション」の経営陣に名を連ねるための英才教育を受けていたが、「Fun Girl」の声を聴いたことをきっかけに父に反抗して出奔し放浪者となったのだった。そして、かつてイチコを教育するためにサイショ・サイコウが設立した学校こそが、『Yandere Simulator』の舞台である「Akademi High School」(アカデミ高校)であるらしい。
とはいえFun Girlは「自分の言葉には嘘が混じっている」とも発言しており、また上記の内容にはファンが考察した内容も含まれる。よって以上の記述がどこまで真実かは不確実である。
ちなみに彼女は、有名なインディーゲームで『Yandere Simulator』も様々に影響を受けている作品『Undertale』の隠しキャラ「W.D.Gaster」のオマージュキャラでもあると推測されている。
といった特徴が「W.D.Gaster」と一致しているため。
また彼女を出そうとしてデータをいじっても「BUT NOBODY CAME」というメッセージのみ表示されたビルドがあったが、これも『Undertale』内の特定の場面で登場するメッセージ(『Undertale』日本語版では「しかし だれもこなかった。」)であり、「W.D.Gaster」オマージュであることを仄めかしていると思われる。
関連動画
関連リンク
関連項目
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