MMDm@ster(エムエムディマスター)とは、MikuMikuDanceでアイドルマスター関連のモデルを使用したニコマス作品に付けられるタグである。
概要
樋口Mこと樋口優氏がVPVP(Vocaloid Promotion Video Project)にて無償公開している3DPV作成用ツールMikuMikuDance(以下MMD)を使用し、バンダイナムコゲームス制作のゲーム『アイドルマスター』のキャラクター及びその派生キャラクターのユーザーモデルが中心となって登場するニコマス作品に付けられる。
これらのモデルを使用していても、ニコマス作品にあたらないものには、このタグは付かないようだ。(例: VOCALOIDが歌唱している楽曲を使用している、VOCALOIDキャラクタもメインキャラクタになっている等 → 代わりにVoc@loidM@sterタグが付く)
歴史
フリーウェアでありながら多彩な機能を持つ3DソフトウェアのMMDは早くからニコニコ動画内外で普及したが、ゲーム本編自体が優れた3Dモデルでキャラクターを動かすというコンセプトの「アイドルマスター」ジャンル(ニコマス)においては、キャラクターが見劣りする、本編の映像で事足りるといった事情から当初はあまり大きな話題とはならなかった。だがその汎用性が受け、次第にニコマス内においてもMMDは動画ジャンルの一翼を担うようになっていった。
- アイマスモデルの発達
- 当初はゲーム本編に遠く及ばなかった3Dモデルも、複数のP(モデラー)の手により飛躍的に進化してきた。これに画面効果やカメラアングル調整を加えることにより、ゲームのPVに勝るとも劣らない映像が作り出せるようになってきた。
- 3Dモデルに制限のあるキャラクターの登場
- 移植作のアイドルマスターSP、番外編のアイドルマスターDSでは、Xbox360の高画質PVで踊らせることの出来ないアイドル達が登場した。またサブキャラクターや設定のほとんどないキャラクターがNovelsm@sterなどから脚光をあびるケースも出てきた。こうした場合にXbox360版のアイドルと同じようなPVを作るため、MMDが使用されるようになってきた。
- 他ジャンルとのコラボレーション
- 共に御三家と呼ばれる東方project・VOCALOIDの他、様々なジャンルのキャラクターがMMDでモデル化されており、これらのキャラクターとダンスやドラマなどで共演する場合にもMMDが重宝する。他ジャンルとのコラボによってアイマスモデルの発展が促されたとも見なせる。
- ニコマス派生キャラの台頭
- アイドルマスター関連で最初に単体モデルができたのが「ののワさん」であったことからもわかるように、ニコマス由来の派生キャラクターはMMDm@sterと切っても切れない関係である。その後もやよクリ、バケちはなど、数々の派生キャラクターがMMDで脚光をあびてきた。
中でも特筆すべきは「ほめ春香」である。ローポリで汎用性が高く、動きに違和感があるほどネタになるという抜群の使いやすさで、MMDにおけるネタキャラの座を射止めた。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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