日本海ひすいライン(にほんかいひすいらいん)は、新潟県上越市の直江津駅と糸魚川市の市振駅を結ぶえちごトキめき鉄道の路線である。
概要
北陸新幹線の金沢延伸によって、JR西日本から経営分離された区間のうち、新潟県区間を引き継いだものである。
えちごトキめき鉄道の車両で運行される列車は、基本的にあいの風とやま鉄道の泊駅まで乗り入れており、同駅であいの風とやま鉄道の列車に接続する。これは需要の関係や(移管前からも富山駅方面から泊で折り返す列車が多かった)、実際の接続駅である市振駅では折り返しが難しいことが理由にあると思われる。
逆に、当線内をあいの風とやま鉄道の車両で運行する列車も少数ながら設定されており、当線の糸魚川駅~市振駅に乗り入れる。この列車は市振駅より先、最長でIRいしかわ鉄道の金沢駅まで運転される。
JR東日本の信越本線に直通する快速列車(新潟駅~直江津駅~糸魚川駅間)が1往復設定されていたが、2017年3月4日のダイヤ改正で廃止された。
かつては快速列車が運行されていたが、2019年3月に廃止された。末期の停車駅は直江津駅・名立駅・能生駅・梶屋敷駅・糸魚川駅以西の各駅であった。
運行区間が直流電化区間と交流電化区間にまたがる関係で、えちごトキめき鉄道側の使用車両はキハ122系をベースとしたディーゼル車両 ET122形とし、一般車両を6両、イベント兼用車両を2両導入した。ラッシュ時は2両とし、通常時は1両となる。1両運行時はワンマン運転となり、将来的には2両運行時もワンマン運転となる予定。あいの風とやま鉄道の乗り入れ列車は、同社の521系が利用される。
2021年には観光急行として中古の455系・413系を導入。7月4日より運行を開始し、事実上電車運行が復活した。なお、急行料金は500円となっている。
路線図
以下の路線図は経営分離後のものである。2015年3月13日以前の路線図は「北陸本線」を参照のこと。
駅名 | 急行 | ■乗り換え路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|
直流 | 直江津駅 | ● | ■えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン ■JR東日本 信越本線(北越急行ほくほく線直通含む) |
上越市 |
谷浜駅 | | | |||
有間川駅 | | | |||
名立駅 | | | |||
筒石駅 | | | 糸魚川市 | ||
能生駅 | | | |||
浦本駅 | | | |||
梶屋敷駅 | | | |||
交流 | えちご押上ひすい海岸駅 | | | ||
糸魚川駅 | ● | ■JR西日本 北陸新幹線・大糸線 | ||
青海駅 | | | |||
親不知駅 | | | |||
市振駅 | ● | ■あいの風とやま鉄道 あいの風とやま鉄道線 (IRいしかわ鉄道 金沢駅まで直通運転) |
関連動画
関連項目
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