PS4から転送されました。

ガンダムMk-Ⅲ 単語

33件

ガンダムマークスリー

4.5千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ガンダムMk-Ⅲとは、『Ζ-MSV』に分類されているモビルスーツである。

Ζ-MSV版の他に連邦版のイグレイティターンズ版のハーピュレイ等のガンダムMk-Ⅲも解説する。

ガンダムMk-Ⅲとは

元々は藤田氏が刊OUTのΖワールドという企画で描いたガンダムMk-Ⅱアドバンスモデル「ガンダムMk-Ⅲ」を、B-CLUB vol.5のZ-MSV企画において自身の手でリファインしたもの。

この機体を語る上で、Ζ-MSV版が設定されるまでに創られたMk-についても触れておかねばならないだろう。モデルグラフィックス誌の設定では、連邦ティターンズ各々の営にガンダムMk-Ⅲという名の機体が存在しており、機体の開発コンセプトも全く異なる物だった。
そしてΖ-MSVのほうが後発なので、そちらとの整合性もあまり考えられていない。

連邦版のMk-イグレイ)はΖ-MSV版よりく掲載されている。またこれらはΖプラスガンダムMk-Ⅴエプシィガンダム等のモデグラを初出とするオリジナルガンダムとほぼ同時期に掲載された機体である。この時には開発系列に組み込もうとする動きも見られた。

矢立文庫Web企画アナハイム・ラボラトリー・ログ』では「ティターンズ側でもガンダムMk-Ⅲが開発されていた」という記述もある。この企画サンライズが関わっているので較的信憑性は高い。
ちなみに原文だと「それらどは戦場に出ることなく表部隊から消えた」と続くがイグレイ、ハーピュレイ、デュライ、フリーアの事をしているかは不明である。

ガンダムMk-Ⅲ

MSF-007
頭頂高 19.5m/22.0m(全高)
重量 32.1t/48.2t(全備)
出力 2,022kw
推力 107,500kg
装甲 ガンダリウム合金
兵装 ビームサーベル×2
専用ビーム・ライフル
2連装ビームキャノン
シールド

正式なΖ-MSVのMk-
ティターンズから奪取したガンダムMk-Ⅱムーバブルフレーム技術をアナハイム社のフジ博士が改良した機体。

ムーバブルフレームの強度問題、内部構造の複雑化からMk-は量産には適さないと判断された。そこでアナハイム社のフジタ技師長は、装甲やムーバブルフレームにガンダリウム合金を採用し、構造の強化・防御性の向上を図った。
Mk-Ⅲは間接部分の強度を向上させることでより人間に近い動が可能となり、追従性を高めることに成功した。

火力の増強やスラスターの増設もあって総合性は高く、次世代機のと呼ぶに相応しい機体となった。

AE社製の物は後述の8号機も確認されているが、生産数は不明。

ナイトガンダムモデルとしても有名な機体で、プラモの説明書に「騎士であるかのような麗さ」というの記述がされている。

ガンダムMk-Ⅲ(8号機)

アナハイム・ラボラトリー・ログ』に登場。

エゥーゴで数機が生産されたガンダムMk-Ⅲの内1機。全体が赤色塗装されているのが特徴で、これはクワトロ・バジーナの乗機にしたかったからだとも言われている。
シールドビームコーティング(百式の廉価版)が採用されている。その他はZ-MSV版と同一。

グラナダからエゥーゴ/コリアー艦隊が待つサイド2宙域への輸送中、茨の園跡でアクシズの強行偵察部隊と遭遇、輸送部隊の戦力不足から実戦に投入された。各部を大きく損傷しつつも敵部隊殲滅に成功している。

フルアーマーガンダムMk-Ⅲ

SDクラブ誌掲載のM-MSV大河原郁男コレクション)に登場。

Mk-フルアーマーシステムを採用した形態。両脚部ハイパービームキャノン、両肩にシールドキャノン等の火器を搭載。計7門のビームキャノンを持ち、さらにグレネードランチャーを装備している。 シールドキャノンにはジェネレーターが内蔵され、ビーム兵器へのエネルギー供給を可とした。

また、機動力向上のために各部にスラスターを増設し、稼働時間延長のためにプロペラントタンクを装備。フルアーマー化はMSが第3世代に移ったことによりペーパープランで終わっている。

SDガンダムシリーズ

SDガンダム外伝の「騎士ガンダム」とSD戦国伝の「頑駄悪参」は、ガンダムMk-Ⅲをデザイン上のモチーフとするキャラクターである。

騎士ガンダムは操者(コア)を失った黄金神が新たなコアに選んだ武者頑駄悪参の「善の心」であり、覇界神バロックガンの妨を受け、悪参が「善の心」と「悪の心」に分裂し、黄金神が「善の心」を騎士ガンダムとして転生させたという経緯を辿っている。

ちなみに悪参には息子射駆イグレイ)」、さらに子孫に「頑駄駆参」がいる。

ガンダムMk-Ⅲ“イグレイ”

EGLEY
イグレイ
RX-166
頭頂高 22.6m/31.4m(全高)
重量 52.1t/88.0t(全備)
出力 2,010kw
推力 112,600kg
装甲 ガンダリウムγ
兵装 ビームサーベル×2
ビーム・ライフル
ハイパーバズーカ
60mmバルカン砲×2

モデルグラフィックス1985年11月号を初出とする連邦版のガンダムMk-Ⅲ。(ただし、開発したキリマンジャロ基地自体がほとんどティターンズの基地である。そのせいか、イグレイも後の本でティターンズ機に分類しなおしている)
小田氏が藤田氏のアドバンスガンダムイメージベースに作ったオリジナルガンダム

設定では地球連邦軍のキリマンジャロ基地で開発された機体。フレームの高いポテンシャルに注したキリマンジャロ基地の開発グループが、マークツーの設計図をグリプスから取り寄せて製造が進められた。
キリマンジャロ基地で開発した機体にバイアランがあり、番号の上二桁は同様に生産拠点を示している(16=キリマンジャロ基地)。下一桁は製造順で6番という事をす。

装甲をガンダリウムγに換装、さらに高機動スラスタユニットを装備してペイロードの増加を図る。本機はMk-アドバンスモデルとしてガンダムMk-Ⅲと名付けられた。

Mk-として正式な認可を得ていなかったとのことで、先行して開発が進められたRX-272名前がかぶっているのはそのため。さらにキリマンジャロ基地がカラバの攻撃を受けたことで試作機とデータが全て消失し、イグレイが日のを見ることはなかった。

デザイン経緯上、Z-MSV版と外見がそっくりだが、設定上はほとんど接点がない。現在の設定に組み込むには、そのあたりの説明が不足していると言える。

SDガンダムシリーズでは、先述した通り武者頑駄悪参に射駆という名の息子がいる事が判明。

ガンダムMk-Ⅲ“ハーピュレイ”

HALPULEY
ハーピュレイ
RX-272
頭頂高 22.3m/25.9m(全高)
重量 48.9t/118.2t(全備)
出力 1,980kw
推力 123,200kg
装甲 PROJECT Z
(ガンダリウムβ)
PROJECT ZZ
(チタン合金セラミック複合材)
兵装 ビームキャノン×4
ビーム・ライフル×2
ビームサーベル×2
60mmバルカン砲×2

モデルグラフィックス1986年2月号を初出とする機体。

デザインは複数存在するが、最初の『PROJECT Ζ』版(フェイスマスク的な物を被っている方)はモビルスーツというよりオーラバトラーの様で、スタンダードガンダムタイプからもかなり外れているように思える。
これはメカデザイナー志望の読者が寄稿したメカデザイン岡本郎氏がクリーンアップした物。

生前のフランクリン・ビダン大尉マークツーの開発後から既に見切りを付け、次の開発に取りかかっていた。しかしガンダム強奪事件で大尉が死去したことを受け、計画は他の者が引き継ぐことになる。

このハーピュレイはグリプス基地で開発された機体で、ギャプランの設計データを参考にしているため、初期構想とは大幅に異なる機体となった。
装甲はガンダリウムベタ級の強度だが、ギャプランに似た可変機構を備えているため高速戦闘もこなせる。

RX-272は計3機が製造。
1号機がフリー2号機がハーピュレイ3号機はデュライと名付けられる。

作戦に応じて異なる装備を持たせており、特にデュライはウェイブライディング・ボードを装着することにより単独で大気圏突入が可。しかし装甲材の問題で予定性に達しなかった、または装甲材ガンダリウムβの精錬に限界があったことから、制式採用に至らず終わったという。

当初の設定では対Zガンダム用だが、後にムックMISSION ZZ』に載った年表ではZガンダムよりかなりロールアウトしているため、その設定はなくなっているようだ。さらに『MISSION ZZ』では装甲材ガンダリウムβという設定もチタン合金セラミック複合材に修正、明貴美加氏によるイラストもΖ系フェイスに変更された。

RX-272という番は、拠点17(=グリプス)の12番の機体の意。公式な資料に載っている機体で200番台に到達したものはなく、公式外でも有名なものはこれしかない。
とはいえ、ハーピュレイは人気も知名度も高く、設定上の理もそれほどい。資料への掲載が較的望まれている機体だと思われる。

ADVANCE OF Ζ』に登場するギャプランTR-5[フライルー]は、ハーピュレイの頭部案があった。

ガンダムMk-Ⅲ(サイドストーリーオブガンダムΖ版)

漫画サイドストーリーオブガンダムΖ』に登場。番号:RX-178R

基本的にはZ-MSV版と同じだが、本作がパラレル世界ゼータという事もあってティターンズ開発した設定になっている。また番も変わり、若干近藤氏によるアレンジも加えられた。

ガンダムMk-Ⅲ“グーファー”

ゲームブックエニグマ始動』に登場。こちらも全なパラレルである。

連邦軍が開発した最新鋭機で地上戦を重視したMk-の後継機であり、セミ・モノコック構造を持っている。

ガンダムゼルトザーム・ガンダムティルティウム

WebアニメガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するガンプラ。Mk-ベースとなっているが、左右非対称で全身を底的に手が加えられた異形ガンプラであり、一見するとMk-だと判別する事が困難なほど(腕部・部で辛うじて意が解る程度)
ゼルトザーム」とはドイツ語で「奇妙」「不思議」正に名は体を表すうべき機体。

更にこの機体のベース機として「ガンダムティティウム」が存在。こちらは味ががったロービジ色基調かつヒロイックな外見であり純にZ系統由来のMk-の正統強化という趣。「ティティウム」はラテン語の「3」番。すなわちMk-そのものをしている。

改造機とはいえ、Mk-アニメで動いた初の機体である(過去ガンプラアニメでは背景として出ていた)また、1/144のプラキットとしても両者が発売。既にランナー部分にMk-ネームが刻まれている

関連動画

関連項目

この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
むらまこ[生放送]

提供: 迷惑配信者

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/03/26(水) 22:00

ほめられた記事

最終更新:2025/03/26(水) 22:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。