『ORB-01 アカツキ』とは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』や『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する『オーブ連合首長国』の金色のモビルスーツである。
『オーブ連合首長国』先代首長、『ウズミ・ナラ・アスハ』は、愛娘(養子)である『カガリ・ユラ・アスハ』に、後継者として大きな期待をしていた。そのカガリの身を守るための力として、そして、オーブの国家思想を体現する象徴的存在として。オーブの『モルゲンレーテ社』が総力をあげて、極秘裏に開発を進行させていたモビルスーツが『アカツキ』である。
アカツキは、大西洋連邦とモルゲンレーテ社が開発した第1期GAT-Xシリーズと同時期に開発をはじめたといわれ。基本的な構造はストライクガンダムを踏襲しており、ストライカーパックとも互換性があったとされる。
しかし、ビームを反射する特殊装甲『ヤタノカガミ』の製作と実装、専用ストライカーパック『オオワシ』『シラヌイ』の開発に時間がかかり、完成したのは第1期GAT-Xシリーズの1~2年後となってしまい、完成後も調整が進められながら、ウズミの遺言と共にアカツキ島の地下へ厳重に保管されることになる。
本機は、オーブ国防軍の制式MSとなる予定だったが、主にヤタノカガミの開発費や実装コストなどがあまりも高額になったため、プロトタイプを1機完成させただけで計画は凍結される。
アカツキはオーブ防衛戦でカガリの専用機として使われたのち、『ネオ・ロアノーク』もとい『ムウ・ラ・フラガ』に託されることになるが、その特殊装甲や専用ストライカーは、C.E.73~75の戦いにおいて、超高額のユニットコストを帳消しにするほどの活躍を見せることになる。
作中や書籍では基本的に"アカツキ"と呼ばれるが、一般的な名前すぎて商標に触れる為か、プラモデルやフィギュアなどで商品化される際は『アカツキガンダム』という名前になる。当時品のプラモデルは基本メッキ仕様であり、その設定に違わず、シリーズ内でも当時基準で若干お高めの価格設定となっていた。
アカツキの装甲は特殊な鏡面処理を施した『ヤタノカガミ』で、見るものに強烈な印象を与える黄金の装甲。ビーム砲や高エネルギー砲の類を防御、および反射することが可能である。
ナノスケールのビーム回折格子層と超微細プラズマ臨界制御層から構成され、ビームから機体を保護するだけでなく、本体のセンサーが追尾した敵機に向け、自動的にビームを送り返す、攻防一体のシステムである。
腹部に配置されたコクピット。ハッチは二重構造で堅牢。ヤタノカガミと合わせて生存性も非常に高くなっている。本機のOSには第1期 GAT-Xシリーズと同じ G.U.N.D.A.M.こと「General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver Synthesis System」 が採用されていた。
アカツキの背に装着されるオプション兵装。ストライカーパック『オオトリ』と同系列の装備と見られ、 4基のジェットエンジンと2基のロケットブースターを搭載、アカツキを亜音速で飛行させることができる。またはAI自律操作によってアカツキから分離した状態での単独無人飛行も可能という話もある。
大気圏内航空戦闘装備"オオワシ"に2基搭載されているビーム砲。 砲身にもヤタノカガミがコーティングされている。
アカツキの背部に装着される宇宙用のオプション兵装。2基の増設スラスターと、M531R誘導機動ビーム砲塔システムを搭載している。その性能から、アカツキ本体の開発凍結後に開発されたものと思われる。シラヌイを装備した形態が、アカツキの全備重量が一番重い状態となる。
シラヌイに7基が搭載されている、ザフトの第1世代ドラグーンと同等の自律機動ビーム砲塔。複数の砲塔からビームを射出してシールドを形成することも出来る。アカツキを譲り受けたネオ(ムウ)は、この装備を見事に使いこなす。
頭部の両サイドにあるブレードアンテナの基部に設置されている、ムラサメと同型の牽制用の機関砲。
ヒャクライは、アカツキが開発凍結された後に、改めて開発されたビームライフル。外形はコンパクトだがその力は高く、「百」の名を象徴するように、とくに連射性能に優れている。銃身下部にはアカツキ専用のビームサーベルを装着でき、銃剣として使用するためのスペースが設けられている。
アカツキ専用のシールドとして試作された。ビーム兵器による攻撃は機体にコーティングされたヤタノカガミが防ぐため、このシールドは主にミサイルや砲弾などの実体兵器の防御をおこなう。この盾はビームに対しても堅牢であり陽電子砲をも防いでいたが、デスティニーガンダムのアロンダイトは防げていなかった。
下部が鋭く尖っており、接近戦において打撃用兵器として使用することも可能である。
他の武器と同様に、アカツキの計画凍結後に開発されたビームサーベル。日本刀を彷彿とさせるグリップ部の両端からブレードを展開するほか、2基に分離させて二刀流での運用も可能になっている。 通常はアカツキの左腰部に装備されているが、72D5式ビーム・ライフル"ヒャクライ"に装着して銃剣として使用することもできる。
新作映画でも新たな装備の追加が確認されている。
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掲示板
56 ななしのよっしん
2025/08/14(木) 17:35:24 ID: WvzWz/ldF4
レクイエムは防げるのに、ビームブーメランで腕斬り飛ばされるの結構謎。
57 ななしのよっしん
2025/09/05(金) 19:10:14 ID: DOZGFlUPTz
飛んでくる攻撃によって何か操作しないと反射できないとかかな?
ゲームとかでもコマンド入れないと反射できずにダメージ受けるし
58 ななしのよっしん
2025/11/09(日) 12:34:20 ID: h02CksawAM
デスティニーに腕切られた時は装甲の境目の関節切られていたはず
あのシーンは装甲のヤバさに対して関節狙いという作戦立てて、即時実行できるシンの対応力こそ誉めるべき
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最終更新:2025/12/16(火) 11:00
最終更新:2025/12/16(火) 11:00
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