ゴ・ガドル・バとは (ハカイノカリスマとは) [単語記事]

ゴラゲダヂグ　ヅブダダヂバサゼ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ボソギデジャス

ゴ・ガドル・バとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダークウガ』に登場するカブトムシ種のグロンギ族である。警察からは未確認生命体第46号/B群11号(人間態)と呼称される。視聴者からの愛称は「閣下」。

概要

長野県の九郎ヶ岳にて復活した古代の戦闘民族「グロンギ」の一人で、最強ランク「ゴ」集団のボス的存在である。人間態では軍服風の服装を着込んでおり、これが先述の「閣下」という愛称に繋がっている。

ゴ集団を束ねるリーダー格であり、物語も終盤に入ったepisode34「戦慄」で初登場。ゴ・バベル・ダやゴ・ジャーザ・ギとともに東京へ召集された最後の一角。他のゴ怪人のゲゲルを見守ってきたが、いずれも余裕の表情を崩さなかった。唯一ゴ・バダー・バのゲゲルの時だけ焦りを見せていた。

最上位集団「ゴ」のリーダーだけあって、その戦闘能力は規格外。ダグバのベルトの破片をくすね、強化態へと進化したズ・ゴオマ・グを簡単に捻じ伏せる程の実力を持つ。「破壊のカリスマ」を自称しているが、その中二病的な二つ名に違わぬ圧倒的な強さである。ライジングマイティキックを無効化にし、無敗を誇ったライジングマイティを唯一敗北させた。ラ・ドルド・グとの戦闘では最初こそ押されていたものの、動きを見切って翼をもぎ取っている。

また全グロンギの中で唯一「迫撃」という専用のテーマ曲を持っている。

ゲゲル

クウガと警察の手によってゲゲルを行ったゴ怪人は次々に倒され、そしてついに最後に残ったガドルにゲゲルの番が回ってくる。強者と戦うことに誇りを感じる性格で、ゲリザキバス・ゲゲルの内容も「リントの戦士(＝男性警察官）のみを殺す」というもので、その条件から直接西多摩警察署へ向かいゲリザギバス・ゲゲルを遂行することもあった。ガドルの圧倒的な力に警察官は対抗する事が出来ず、西多摩警察署にいた男性警察官 108人全員が殺害された。そして次に、爆発しても安全な地点へ誘導しようとする警官隊と衝突。5人の警官から銃撃を受けるも全く効かず、逆に警官たちの方へ歩み寄り追い詰めて行った。そこへ通報を受けたクウガが駆けつけ、戦闘となる。背中からブラストペガサスを受けるも無効化、ここでもまた圧倒的な力でクウガを追い詰める。続けてカラミティタイタンを腹部に受けるも無傷、それどころかタイタンソードを変形させてガドルソードへと変質させてしまった。ガドルはこのソードを使い、タイタンフォームの鎧を容易くスライスしていった。切羽詰ったクウガはマイティフォームに変身し、ソードを握る右手にマイティキックを浴びせソードを吹っ飛ばしたが、封印の印はすぐに掻き消されてしまった。
そしてガドルはゼンゲビ・ビブブをクウガに喰らわせ、五代雄介を昏倒させた。戦闘は実質ガドルの完勝に終わった。

しかし、このゲゲルはラ・ドルド・グがバグンダダを破壊されたことにより無効となる。このことで激怒したガドルは失態を犯したくドルドに責任を取らせるべくガチバトルを行ったが引き分けとなっている。この際、一時的にドルドの攻勢に押され「さすがはラだな」とドルドの強さを褒めていた。しかし、一瞬の隙を突いてドルドの片翼を引きちぎる。これにより形勢逆転、ドルドは尻尾を巻いて逃走した。
その後、一条刑事らがグロンギのアジトに乗り込んでくる。杉田・桜井は逃走したドルドの追撃を行い、一条は単身アジトの奥へと潜って行った。そこへ待ち伏せていたガドルが一条に奇襲。顔面を殴り飛ばしたが、階段を落ちながらも一条は必殺の神経断裂弾を発射。被弾したガドルは神経断裂弾の威力により膝を着き、倒れ伏してしまう。
だが死んだわけではなく気絶しただけで、すぐに立ち上がり一条へ再度攻撃を仕掛けた。一条をスケートリンク場にまで吹き飛ばし、ダメージを負わせたガドルは一条にトドメを刺そうとしたが直前でクウガの妨害に遭い、戦闘に入った。

クウガと同じく「格闘体」、「俊敏体」、「射撃体」、「剛力体」の4種の形態と、3種類の武器を使い、またクウガの「ライジングフォーム」と同様の「電撃体」への変化も可能としている。形態が変化すると目と腕の宝玉の色が変わり、電撃体は体の色も金色に変化する。必殺技は電撃体で放つ「ゼンゲビ・ビブブ(電撃キック)」。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、耐久力も高く、クウガの必殺技を3度(ブラストペガサス、カラミティタイタン、ライジングマイティキック)を受けてもびくともせず、神経断裂弾での攻撃にも耐えきっている。