スカーレット・ヴァレンタインとは (スカーレットヴァレンタインとは) [単語記事]

スカーレット・ヴァレンタインとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部「スティール・ボール・ラン」の登場人物である。

概要

長い黒髪を髷のように結った髪型が特徴的な長身の女性。
ファニー・ヴァレンタイン大統領の妻であり、つまるところアメリカのファーストレディ。妻ではあったが、二人の間に子供は出来ていない。
スタンドという能力を知ってはいるが自身はスタンド使いではない。

シャーロック・ホームズシリーズの『四つの署名』を読書中のルーシーに冗談っぽく「(ネタバレを)言っちゃおーかなぁー♡」と話すなど表向きはフレンドリーな性格。
大統領の正確な決断力と「足音」をたてないことに惚れこんだがそれ以上に権力と財力目当てで結婚した節がある。

大統領から『遺体』の心臓部を奪うため、図書館の貸し出し履歴からスカーレットは女の子が好きと気付いたルーシーの接触を受ける。

政府公邸のスカーレットの自室で介抱したルーシーに名前呼びや圧迫祭りをおねだりした。
おねだりがエスカレートしそうな段階で紅茶に仕込まれた睡眠薬が効き一時眠りにつかされる。
起きた後、大統領の部屋で肉スプレーにより自分に化けたルーシーを見て豹変。汚い罵声を浴びせながらリボルバーでルーシーを銃撃する。浴室に追い詰めたがルーシーのとっさの機転により、自分と同じ匂いを追跡していたチューブラー・ベルズに顔の内部から串刺しにされ死亡。
死体はホット・パンツのスタンド能力によりルーシーの状態で川に遺棄された。

ルーシーはここからしばらく大統領夫人として生活しなければいけなくなる。

夫婦仲は冷めていたようで変装中のルーシーを見た大統領は「君がわたしの寝室に来るのは今が初めてだ」と発言している。更にはしばらくして変装がバレた際もルーシーに欲情して「本物の妻がどこに行ったかはどうでもいい」と切り捨てられたり、終盤には他の参加者もろとも「子羊の生肉」に例えられたりした。