トマトアドベンチャーとは、2002年1月25日に任天堂から発売されたゲームボーイアドバンス専用のRPGである。
開発元はアルファドリームとグラフィックリサーチ。2015年8月26日よりWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。
「とまとまとま~と、けちゃぷっぷー♪」と延々とオムレツにケチャップをかけ続けるCMが地味に有名かもしれない作品。
元々は『ギミックランド』というタイトルで、ゲームボーイカラー専用ソフトとして開発されていた。
当初はアルファドリーム自社ブランドで発売される予定だったが、任天堂社内での評価が高く、GBAへの移行、任天堂ブランドでの販売の話が持ちかけられた。
『トマトアドベンチャー』というインパクトのあるタイトルに変更されたのも任天堂からの要望である。
ストーリーは子供しかいない国、ケチャプー王国で、主人公のデミルが誘拐されたガールフレンドのパサランちゃんを救出するために冒険に出かけるという、聞くだけならオーソドックスなもの。
戦闘は普通のRPGだが、使用する武器(ギミック)には、それぞれミニゲームのようなコマンドが存在し、それを成功させるとクリティカル攻撃で多大なダメージが与えられる。
可愛い見た目とは裏腹に、「トマトを食べれない子供達の収容所がある」「大人はモンスターに変えられた」「美容の為にキッズをスープにする」「崖から飛び降りてお星様になる」「目玉を引っこ抜く」など、一部に黒い任天堂が降臨していたりする。
特に第6ステージとなる『バルサミドーム』の『レム迷路・ノンレム迷路』は『MOTHER2 ギーグの逆襲』のムーンサイドを彷彿とさせるような世界が広がっており、多くのプレイヤーのトラウマとなっている…のかもしれない。
また、ラスボスは異常に強く、たとえレベルMAXで武器を最大限に強化し、最強の防具を身に付けていたとしても、立ち回りが下手だと、簡単に全滅したりする。
お世辞にもメジャーとは言えない作品だが、発売から十数年が経った今でも根強いファンが多く、続編を求める声も未だに多い。
中古だと比較的安値で投げ売りされていることが多く、また現在ではWii Uのバーチャルコンソールでも配信されているので、興味を持たれた方は是非購入をお勧めする。
余談だが、続編が出るとするならば、タイトルはおそらく『ピーマンアドベンチャー』だろう。
※主人公及び仲間になるキャラクターの名前はプレイヤーの任意で変更が出来るが、ここではデフォルトネームで記載する。
主人公。8歳。
トマトが大嫌い。そのため『ドロッパーズ』として辺境の村コボレーに住んでいる。
重大な問題でも重大と感じずに、すっとぼけた言動でやり過ごしてしまう能天気な楽天家。
しかもおだてられやすい。いわゆる単細胞。
1週間だけ村から出る事を許される『トマト記念日』に、幼馴染でガールフレンドのパサランと共に『おもちゃの遺跡』に出かけた所、国王アビーラにパサランを誘拐されてしまい、彼女を助けるために冒険へと旅立つ。
ヒロイン。7歳。
デミル同様トマトが大嫌いなドロッパーズ。そのため、彼女もまた辺境の村コボレーに住んでいる。
「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました」
というフレーズだけで泣けてしまうほどの感動屋。
明るく元気な女の子なのだが、国王アビーラに誘拐されてしまう。
ちなみに玩具の趣味は少々マニアック。
1人目の仲間。7歳。
最初の町『マヨネンランド』でデミルと出会ったメカとアビーラをこよなく愛する女の子。
その情熱はアビーラに会いたい一心で自作の『トマトロボ』を作ってしまうほど(ちなみにこのロボはデミルによって破壊される)。
ミーハーで普段は可愛い子ぶっているが、本性はガサツ。
デミルについていけばアビーラに会えると思い、半ば強引に冒険についてくる。
2人目の仲間。10歳。
3番目の町『オイスタウン』でデザイナー業を営んでいる男の子。
自他共に認める肥満児であり、オイスタウン名物『ノミコンダ』に引っかかっていた所をデミルに助けられて出会い、デミルに付いて行けば痩せられると信じて冒険の仲間に加わる。
性格は冷静かつ沈着らしいが(公式サイトより)、その割にはよく泣いているような気がしなくもない。
また、指は無いが、ぶっつけ本番でオルガンを弾ける程度の器用さは持ち合わせている。
余談だが、年齢が明らかになっているキャラクターの中では彼が最年長である。また、父親の存在が明らかになっているのも彼だけだったりする。
最後の仲間。9歳。
実は仲間キャラの中で一番最初にデミルと出会ったのは彼なのだが、仲間になるのは一番最後。
道中の行く先々でデミルの前に現れては、誘拐されたパサランの様子を盗撮した『スパイデータ』を彼に渡す謎の存在。
「君は誰?」
と問いかけるデミルに対して、
「それは今は言えない」
と答えるミステリアスさも持ち合わせているのだが、説明書にや公式サイトにばっちりと名前が掲載されてしまっているのは内緒。
その正体は5番目の町『ソイシティ』に本社を構える『モグラ新聞社』の特派員。
編集長のマクビに、
「たまには自分で冒険してこい」
と言われ、半ば嫌々冒険についてくる。
デミルの友人で、発明が好きな男の子。8歳。
いわゆるチュートリアルキャラであり、神出鬼没。
デミルに物事を教えるためなら、先回りや大ジャンプや遠泳もやってのけるポテンシャルの持ち主。
「またお前か」とか言わない。
元々、デミルと対戦するために『はぐるまヨーヨー』と『マグネハンド』の2つのギミックを作るが、教える事に夢中になったのか、結局対戦する事をすっかり忘れてしまったうっかり者。
威力の高そうなダイナマイトテレビの方が欲しかったとか言ってはいけない。
掲示板
213 ななしのよっしん
2023/03/28(火) 21:08:58 ID: TZex9znKOt
最強防具というとコスモマントかスタージャケットどっちがいいのか悩むタイプ、いやまあデミルだけ最強装備に効果ないのが問題だけどさ
214 ななしのよっしん
2024/06/03(月) 21:24:08 ID: jYh3ffgpc9
10歳より上がいないって同じ任天堂作品のアイオニオンも同じだけどこっちの方がよっぽどマシと言っていいんかなぁ
215 ななしのよっしん
2024/10/22(火) 00:11:26 ID: PokFABRExV
>>211
内容にあまり影響ないが
戦闘中の敵のアニメーションがボスにすらなく一枚絵で固定 も
データ内はそれ用に確保してるような大量の未使用エリアがあるそうだからGBC版は容量都合でなく時間都合で動きのパターンを用意できなかったぽい
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/22(金) 09:00
最終更新:2024/11/22(金) 09:00
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