ルンバとは、
本稿では3について述べる。
2002年にファーストモデルが発売されたロボット掃除機。良く誤解されるが「世界初」なわけではない。
iRobot社が1997年に米空軍用に設計したロボット「フェッチ」を進化させたものである。[1]
ロボット掃除機を一般に広く認知させた機種であり、現在でもロボット掃除機の中で最も売れている。2012年までの販売台数は世界中で800万台。日本では60万台。
ロボット掃除機の魅力や正しい知識を多くの人に知ってもらうことを目的として、アイロボット社は6月8日を『ルンバの日』として制定している (語呂合わせ) 。
「掃除機ロボット」と聞くと、何となくこいつはAIを搭載しており、学習能力があり、使い込めば使い込むほど学習して賢くなり、部屋の広さや形なんかを認識してくれて、最終的には非常に効率の良い掃除をするようになってくれる、と誤解しがちなのだが、実はそんな事はまったく無い。
ルンバにはAIも記憶装置も搭載されておらず(少なくとも第3世代までは)、マッピング機能も無いんである。
ルンバは「何か物に当たったら、こうする」という条件反射的なアルゴリズムを組み合わせて動いているに過ぎない。その反射的な動作には40もの種類があるので、それをランダムに組み合わせる事によって、一見考えて動いているように見せているに過ぎないのである。後はタイヤローラーの回転数を数える事によって走った距離を測り、空走距離が長ければ部屋が広いと認識してそれなりの稼働時間を確保したり、ゴミセンサーで汚れが酷いところを見つけて入念に掃除してくれたり、バッテリーが切れたらベースに戻ってきたりするだけなんである。
見ていれば分かるが、何度も何度も同じところを掃除していたり、全然掃除しないところがあったり、袋小路に入って出て来られなくなったり、ちょっとしか掃除していないのにすぐにベースに帰ってきたりするんである。
しかしながら、これを毎日繰り返していれば毎回違う選択肢を選ぶから「総合的には」きちんと全体を掃除出来ている。ルンバの設計思想はそもそもそういうものなので、購入したばかりの人がルンバの仕事を見て「手抜き過ぎる!」と驚愕するのも無理からぬ話なのだ。
もっとも、現在市販されているロボット掃除機の中で、かなりお馬鹿さんな筈のルンバが、日本製の賢いロボット掃除機よりも断じて評価が高い。開発関係者は世界一の頭脳が集まる米マサチューセッツ工科大学(MIT)出身でかつ爆弾処理ロボットにも採用されている人工知能概念「サブサンプションアーキテクチャ(SA)」に基づき作られている(ようは世界最強の軍事技術?)ことも大きく影響はしているが、猫や室内犬の乗り物としても評価が高いからとの感がある。
掲示板
53 ななしのよっしん
2023/10/11(水) 18:39:34 ID: CpYOEn6hDm
まあこうして普及してきたことは産業リスク保証と保険の根回しを同時にやってゴーサイン出せるようにしてるのが大きいと
54 ななしのよっしん
2023/10/23(月) 01:20:20 ID: fY5sgy5DX6
AI技術の恩恵をモロに受ける製品だし今後も改良し続けると思う
日本のメーカーはやる気なさすぎる
55 ななしのよっしん
2024/05/17(金) 10:15:08 ID: qeR3xzk3+L
記事にあるような「愛すべきおバカ」の時代から積み上げてきたブランド力に正面から対抗するのは、やる気というより覚悟の問題だからなぁ……単にお掃除ロボット作る気があるかないかで言えば、国内外問わずみんなやる気はある。
それこそ>>47の希望するようなメイドロボ開発できれば別だが、機能的には大差ないので、今からトップ獲りいくのは非効率過ぎる。
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最終更新:2024/09/20(金) 23:00
最終更新:2024/09/20(金) 23:00
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