伝説巨神(ガンダムシリーズ)とは、ガンダムシリーズの漫画作品『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』(作者:長谷川裕一)に登場する大型兵器である。
![]() 伝説巨神 |
|
|---|---|
| 型番 | 不明 |
| 全高 | 推定100m |
| 総重量 | 不明 |
| 備考 | 無限力 |
| 兵装 力 |
全方位ミサイル |
| バリア(不完全) | |
| 発動 | |
木星圏で発見された謎の巨大な人型ロボット。全高は推定100mクラスでα・アジールやネオ・ジオングなどの全高に匹敵する弩級のサイズとなる。
“伝説巨神”とは最初に発見したジオン残党が便宜上つけたコードネーム。小説家にして最初の木星帰りである「ヨシユキ・トミノ」が執筆した小説名から取られた。
実はこの巨神……本物の伝説巨神なのである。
巨神はかつて宇宙を滅ぼし、新生した世界で原子から少しずつ器たる機体を形作り、復活している段階だった。巨神を構成する力はヨシユキ・トミノの小説で“無限力”と呼称されている。
ヨシユキ・トミノは木星からの帰還後、妙な夢を見るようになった(実はこの夢とは無限力が見せた創世前の歴史であった)。トミノは夢を“天啓”とし、小説として記したという。
確認できた兵装は全身から発射された全方位対応ミサイル。通常サイズのMSなら腕を横に払うだけで簡単に潰せる。
また機体表面に謎の薄膜バリアを張っているが、これは完全ではないようだ。
その姿は連邦軍のRGM-79…いわゆるGM系MSと類似している。
宇宙世紀から150億年ほど前。
人類はアンドロメダ星雲で偶然にも赤い巨神型のロボットを発見した。巨神は無限力という宇宙の意思と呼べる力を宿しており、この無限力を狙った異星人「バッフ・クラン」との壮絶な戦争が始まった。
二つの民の争いは、次第に種の存続すら危ぶまれる程の壮絶な争いになっていく。だが、そんな中で互いに歩み寄ろうとする者たちもいた。しかしエゴ、欲望、恐怖、憎しみにまみれた人類達は、そんな希望の芽すら摘み取った。
無限力は人間達の所業を見てある日ついに人類を見限った。巨神に宿る無限力は最後に力を“発動”し、宇宙は無に帰したという。
無限力はビッグバンで宇宙を無に帰した後、命の種子を守るために取り込み、百億の時の後に命の種子を地球へと植え付けた。そして人同士が分かり合えるよう「ニュータイプ」の能力を与えた。
無限力はジュドー・アーシタをかつて「有機 宇宙(ユウキコスモ)」だったものの一部、それを色濃く受け継ぐ者と呼んだ。
シャリア・ブル、パプテマス・シロッコらに代表される木星帰りのNT達の航行記録に「血まみれの巨神に出会った」という記述が存在する。木星進化論(ニュータイプ研究理論)には彼等が伝説巨神と接触したという裏付けがあった。
連邦軍は木星近辺にある力場を発する“何か”が人をNTへと変質させると推測し、アムロ・レイらを秘密裏に巨神の調査へ向かわせた。
アムロ・レイは木星圏にいるNT、ジュドー・アーシタと接触。ルー・ルカには逃げられたらしいジュドーに協力を仰ぎ、本格的な巨神の調査ヘ乗り出した。
2人はプロトタイプΖΖガンダムを改修したMSZ-009M「メガゼータ」に搭乗し、ジオン残党との戦闘に参加。メガゼータから巨神に乗り移ったジュドーは、そこでミネバ・ラオ・ザビと邂逅する。
巨神はジオンの守り神になると信じられた。来るべきジオン残党による反抗の戦力に数えられ、稼働させるべくサイコミュフィードバックシステムを組み込み、ミネバ・ラオ・ザビを巨神の“コア”に据えていたのである。
ジオン残党のヒトーリン司令は、ジュドーこそがミネバの好きだったハマーン・カーンを殺した者だと彼女に吹き込んだ。ミネバはジュドーを拒絶し、彼女の意思を以て巨神は動き出してしまう。
その頃、アムロはメガゼータで 何故かMS-X系の機体が多いジオン残党を相手に奮戦していた。
そこへ「スザク(S・ザク・ザクⅢ改・改)」に搭乗したシャア・アズナブル率いるネオ・ジオン部隊が、ジオン残党の愚行を止める為に現れる。
ついに動き出した“巨神”を前に闘いは激化、戦況は混沌とした様相に─────。
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最終更新:2025/12/09(火) 01:00
最終更新:2025/12/09(火) 00:00
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