光天使とは、
アニメ「遊☆戯☆王ゼアル」でドルベが使用したカードカテゴリ。本(ブックス)、羽(ウィングス)、剣(ソード)といった具合に、天使にまつわる何かをモチーフとしているのが特徴。エクシーズモンスター以外は全てレベル4で、多くが特殊召喚の効果を持っており、おもな目的はランク4のエクシーズモンスター、特に「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」をエクシーズ召喚することにある。
英語名は全てSで始まる単語に統一されている。そのため、いくつかのカードは日本語名と英語名が異なる。
いずれもアニメの初出はZEXALⅡの第96話で、「JUDGMENT OF THE LIGHT」(2013年4月20日発売)でOCGに登場している。
まずウィングスを召喚し、その効果でブックスを特殊召喚、さらにブックスの効果でソードを特殊召喚してグローリアス・ヘイローをエクシーズ召喚というのが彼の基本戦術であり、VS神代凌牙、VSベクターのどちらでも全く同じ手順でエクシーズ召喚した。
このドルベのデッキに対するこだわりに、全世界のデュエリストは「ちょっとは新規カードを出せ」、「光天使強化の夢が潰えた」、「ブックス!」と、惜しみない賞賛を贈ったという。
効果モンスター
星4/光属性/天使族/ATK 1200/DEF 1800
このカードが召喚に成功した時、
自分の手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
(アニメ版)
このカードが召喚に成功した時、
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
(OCG版)
ドルベデッキの展開の起点。アニメもOCGも、テキストの言い回しが違うだけで寸分違わない効果。
ただ2体出すだけならば「ブリキンギョ」で事足りるので、光天使サポートを存分に生かしたい。
長らくネタではブックスの一人勝ちであったが、第6期OPのタイトルが「Wonder Wings」で、サビの「ワンダーウィングス!」の部分でドルベがカッコいいポーズをとっていたために、ウィングスつながりでこのカードにもネタができた。とはいえブックス!が強すぎるので、ソードよりは目立つといった程度。
効果モンスター
星4/光属性/天使族/ATK 1600/DEF 1400
1ターンに1度、自分の手札の魔法カードを1枚墓地へ送る事で、
自分の手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
(アニメ版)
1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
(OCG版)
手札の光天使を特殊召喚できる。「召喚僧サモンプリースト」のほうがいいと言った奴はサルガッソに出ろ。
でも本当に、ウィングスの特殊召喚先も新入りの「光天使スケール」などに奪われそうで立場が危うい。
一応このカードの場合は、ほかの光天使と比べて、手札コストさえ用意できれば特殊召喚成功時などの条件なしに効果を使用できる利点はある。手札消費が激しくなるのが難点だが、それは後輩の光天使で補いたい。
ドルベはこのカードのコストに、墓地でも効果を発揮できるカードを使用することで、手札の損失を補う使い方をしていた。なかなかのデュエルタクティクスを持っている。
ブックス!の特徴的な発音でネタになったため、知名度は抜群。詳細は「光天使ブックス」を参照。
効果モンスター
星4/光属性/天使族/ATK 1400/DEF 1000
1ターンに1度、自分の手札から「光天使」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事で、
相手フィールド上のレベル4以下のモンスター1体を選択して破壊できる。
(アニメ版)
1ターンに1度、手札の「光天使」と名のついたモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(OCG版)
アニメとOCGで効果が大きく改変された1枚。アニメでは効果を使ったことがなかった。
光天使だが展開を補助する効果を持っていないのが難点。ただ、「大天使クリスティア」への特殊召喚に頼らない対抗手段となるため、それへの対策を意識するならば1枚程度の採用は検討できる。
ウィングスやブックスに比べると、純粋にアニメZEXAL由来のネタを持っていないため、影が薄い。
ドルベが使用するオーバーハンドレッド・ナンバーズ。絶妙な性能で、「ウィングス!ブックス!パラディオス!」と評された。でも最近は「RUM-七皇の剣」や後述の新光天使のおかげで少しずつ株が上がっている……はず。
詳細は「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」を参照。
「THE DUELIST ADVENT」(2014年4月19日発売)で登場した光天使たち。パック一つで出たきり投げっぱなしだった光天使が奇跡の超強化を受けた。素材3体以上という「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」をグローリアス・ヘイローをフォローする効果も素晴らしい。
全体的にドローやサーチなど、手札が不足しがちな光天使の欠点を補うものが多い。ただし、この効果で「RUM-七皇の剣」を引いてしまうとサモンプリーストブックスのコストにするくらいしか使い道がない点には注意が必要。
ドロー効果を持っているため、「光神テテュス」との相性がよい。
効果モンスター
星4/光属性/天使族/ATK 1800/DEF 400
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材として
X召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。
召喚・特殊召喚に反応して光天使をサーチできる。ウィングスやスケールによる特殊召喚が狙えるが、スケールの効果で特殊召喚する場合、墓地のカードをデッキの一番上に戻す効果を適用するとタイミングを逃すことに注意。
さらに、X召喚するだけで万能除去が得られる上にドローもできる素晴らしいカード。
イラストにはわけのわからない物体が描かれているが、高貴な杖らしい。セプター(Scepter)は王笏の意。
効果モンスター
星4/光属性/天使族/ATK 1500/DEF 900
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
手札から「光天使」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、自分の墓地の光属性モンスター1体を選んでデッキの一番上に置く事ができる。
(2):フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を
素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●X素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が手札からモンスターを特殊召喚する度に、自分はデッキから1枚ドローする。
この効果は1ターンに1度しか適用できない。
ウィングスからこのカードを特殊召喚すれば、さらにもう1体のモンスターを手札から出せるため、すぐにグローリアス・ヘイローが狙える。後半の効果と併用すれば、このカードの効果でデッキトップに戻したカードをすぐに手札に加えられる。
イラストには天秤が描かれている。カード名のスケールは、てんびん座の別名(the Scales)。
効果モンスター
星4/光属性/天使族/ATK 800/DEF 2000
このカードをX召喚の素材とする場合、
モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
(1):自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。
素材3体以上のX召喚限定という縛りがあるため、ショック・ルーラーやグローリアス・ヘイローを使いたい。
光天使の召喚・特殊召喚に反応して特殊召喚できるだけでなく、ドローまで付いてくるありがたいカード。さらにそのドローカードが光天使ならば続けて特殊召喚できるため、素材をそろえるのに便利。場合の任意効果であるため、タイミングを逃さないのも重要ポイント。手札に複数枚のスローネがたまっているならば次々特殊召喚してドローを狙える。
いわゆる出張として、セプターとセットで光天使以外の様々なデッキで使用されるようになったため、2014年10月1日の制限改訂で制限カードに指定されることとなった。
カード名のスローネ(Throne)は「玉座」の意。神学においては「座天使」のこと。
英語名ではSから始まる単語に修正するため、Sovereignity(統治権)になっている。
カード名の「光堕天使」の読みは「アンホーリー・ライトニング」であり、「ホーリー・ライトニング」を含むが、表記が「光天使」ではないため「『光天使』と名のついたモンスター」としては扱わない。
「古代の機械」と「アンティーク・ギア」のような指定の仕方、あるいは「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」のようなテキストがあれば仲間外れになることも無かったのだが、堕天した奴に光天使を名乗る資格はないということなのか。
「RUM-七皇の剣」などを採用するならば光天使デッキに入れてもよいが、七皇の剣と光天使のドロー効果の相性がよくない点には注意が必要。
詳細は「CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン」を参照。
「『光天使』(と名のついた)モンスター」に関する効果を持つカード。自身も「光天使」の名を持つものは上にまとめてある。
ここに当てはまるカードは、今のところアニメにしか存在しない。
速攻魔法
自分フィールド上に「光天使」と名のついたモンスターが存在する場合、
相手モンスターを破壊した時に発動できる。
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
(アニメ版)
光天使が存在する場合、相手モンスターの破壊をトリガーに1000ダメージを与える。アニメは初期ライフが低いのでかなりの脅威ではあるが、ややこしい発動条件を持っているのが難点。
VSベクター戦で使用した。
カード名を直訳すれば「光天使の怒り」。
「E・HERO ネオス」の攻撃名も「ラス・オブ・ネオス」。
上記に挙げたもの以外でアニメZEXALでドルベが使用したカード。少ねぇ……。
使用したというよりはあらかじめ発動されていたと言うべきだが、異次元での神代凌牙とのデュエルで登場した。
詳細は「異次元の古戦場-サルガッソ」を参照。
「異次元の古戦場-サルガッソ」と併用する前提の速攻魔法で、サルガッソのダメージを回避する効果を持つ。
VS神代凌牙戦で、ブックスの効果のコストにすることでサルガッソのダメージ回避を行った。
詳細は「サルガッソの灯台」を参照。
バリアン七皇が使用するRUM。ドルベもVSドロワ戦、VSベクター戦で使用した。
詳細は「RUM(遊戯王)」を参照。
通常魔法
自分フィールド上の光属性モンスター1体を破壊する。
以下の効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
このカードが自分の墓地に存在する場合、このカードをゲームから除外して発動できる。
このターンのエンドフェイズ時まで、
自分フィールド上のモンスター1体の攻撃力は2000ポイントアップし、
そのモンスターが相手ライフに与えるダメージは自分も受ける。
(アニメ版)
普通に発動するとひどい効果だが、墓地へ送ることで真価を発揮する。
VSベクター戦で登場。
ブックスのコストにした後、墓地で効果を適用、ノーブル・デーモンの攻撃力を上げ、ベクターと相打ちになろうとしたが、「イービル1」によって防がれた。
読みは「セイント・シールド」。バリアンの白き盾(しろきたて)を名乗るドルベらしいカード。
カウンター罠
罠カードの効果によってダメージが発生した時に発動できる。
その効果ダメージを0にする。
フィールド上の天使族モンスター1体の攻撃力は
このカードの発動時に発生した効果ダメージの数値分アップし、
このターンのエンドフェイズ時に、自分はその効果ダメージを受ける。
ダメージを先送りにする代わりに、天使族モンスターを強化する。
テキストでは分かりにくいが、相手プレイヤーのダメージに対しても発動でき、複数のプレイヤーにダメージが及ぶ場合はそれらをまとめて0にし、エンドフェイズに全員分のダメージを自分が受ける。
VSベクター戦で登場。
「ダメージ・ポット」による効果ダメージを無力化して、メラグの「CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ」の攻撃力を上げたが、自らはエンドフェイズにダメージを受けて散った。
掲示板
150 ななしのよっしん
2023/08/11(金) 22:43:21 ID: nj2E5PfAO0
モチーフは、
ウィングスは熾天使、スケール大天使、スローネ座天使、セプター主天使、ソード智天使、ブックス権天使だろうか?
だとすると能天使、力天使、天使モチーフの新規はどんなのだろうか
151 ななしのよっしん
2024/03/10(日) 15:31:25 ID: eHLkt+ctjT
昔は強かったセプスロがいるし新規次第では弾けそう
152 ななしのよっしん
2024/11/30(土) 00:04:14 ID: /OBDdqhpTw
紙は征竜環境を最後でリンク実装までやってなかったからマスターデュエルの2014年のレンタルで初めて触ったけどスローネってセプターでサーチした瞬間は特殊召喚できないのな
セプタースローネが揃ってたら2枚目のスローネ手札になくても出せるのに
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/25(水) 04:00
最終更新:2024/12/25(水) 03:00
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