勝てばよかろうなのだァァァァッ!! とは、ジョジョの奇妙な冒険・第2部「戦闘潮流」での名言である。
柱の男の首魁カーズが発した名言。作中屈指の武士道精神を持つワムウとジョセフ・ジョースターの胸熱な激闘の後ゾンビ達が総力戦で疲弊しているジョセフとリサリサを潰そうとするが、カーズは先走ったゾンビ達を鏖殺し、散っていったワムウやエシディシのためにもフェアな条件で波紋戦士とケリをつけるよう、リサリサと一対一の勝負を申し込む。それに応じたリサリサは殺気ゼロのカーズに戸惑いながらも何とかカーズを仕留める。
…が、次の瞬間リサリサは何故か倒したはずのカーズの刃に刺されていた。
実はリサリサが倒したカーズは影武者で、本物はどこかに潜んでリサリサを不意打ちする隙を窺っていたのであった。(殺気が無かったのは自分で戦う気が無かったため。)狼狽するジョセフ達に放ったセリフがこの「どんな手をつかおうが…………最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!」なのである。
ワムウが卑怯な真似を嫌う武人で、正々堂々戦い読者を感動させた事や、それまでカーズが卑劣な本性を露呈していなかった事も相俟ってこの場面を最初に読んだ者はワムウ戦とのギャップに驚愕する羽目になる。利便性の高いセリフなので他のジョジョの名言と同じくパロディに使われる事が多いセリフである。
過程や方法を軽視し、結果のみを重視するという点で、第5部「黄金の風」の「真実に向かおうとする意志」とは対極に位置するセリフであると言える。カーズがディアボロに並ぶ悲惨な末路を辿ってしまったのもこんなセリフを言ってしまったせいだろうか。
掲示板
256 ななしのよっしん
2025/08/06(水) 19:35:53 ID: R9GPiB5b7T
ジョゼフはこれを非難する立場側の人間だけど第二次世界大戦でアメリカが原爆で民間人を虐殺しても国際社会から問題視されずに許されたことに関しては
日本が元々先にやらかした側という事をはじめ原爆投下によって日本が降伏して長い悲惨な戦争が終わった事もあってカーズの言葉に理解を示しそう(日本人嫌い云々は娘が日本人に嫁に持ってかれた意味合いの方が強そうだし)
257 ななしのよっしん
2025/08/10(日) 19:48:08 ID: 8vbZA93/ei
この言葉の出典ってジョジョだったんだ
この記事見るまでずっとガンダムの登場人物(ジオン側)の言葉だと思ってたわw
258 ななしのよっしん
2025/09/25(木) 13:04:15 ID: R9GPiB5b7T
››257
ジオン軍のマ・クベは「水爆使うのは条約に違反するけど負けたくないから使う」と言っていたな
後年連邦側のアメリカ系軍人のジェリド(CV井上カーズ彦)も毒ガス使う時に
「戦争が続けばコロニーが何百も潰れるから一つ潰れるだけで相手が降伏するなら神様だって許してくれる」
とまるでWW2でルメイが原爆投下した結果戦争が終わって、多くの民間人の命が原爆投下に至るまでにも奪われていたことが全く国際社会から問題にされず長生きしたことをなぞろうとしているかのようだったな
(ジェリド自身は民間人を犠牲にする作戦に罪悪感を抱いていたが)
アメリカが「それはそれ、これはこれ」と民間人への攻撃を裁かれなかったのはカーズのような利己的(一応エシディシの犠牲を無駄にしないためという彼なりの仲間意識はあるが)なものではなく
戦争を起こした日本人に正義の鉄槌を与えて戦争を終わらせ平和な世界を作ろうとする黄金の精神を国際社会とかは感じて不問にしたのかもしれない
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最終更新:2025/09/28(日) 05:00
最終更新:2025/09/28(日) 04:00
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