大戸島(おおどしま)とは、ゴジラシリーズに登場する架空の地名である。
小笠原諸島に位置する島。初出はシリーズ第1作『ゴジラ(1954年)』であり、同作の序盤の舞台であるとともに、この島に伝わる海神「呉爾羅」が怪獣ゴジラの語源となったという設定にもなっている。
古来より大戸島近海には「呉爾羅」なるものが潜み、呉爾羅は腹が減ると付近の魚を食い尽くし、やがては陸に上がって人間をも襲って食らうと恐れられ、そのため島では不漁になると呉爾羅が現れたと見なして嫁入り前の娘を生贄として海に流したという風習があったとされ、その呉爾羅を祀り鎮める神楽も残っている(劇中の時代では既に呉爾羅の存在は迷信扱いされていたが、一部の老人の間では今だに実在を信じられていた)。
シリーズにおいて日本で一番最初にゴジラの存在が確認された地であり、そのため実際にゴジラを発見した山根博士によってこの島の伝承からその名を取る形でゴジラという命名が為された事になっている。
なお、『ゴジラ(1954年)』に登場人物の一人である山田新吉は元々は大戸島の在住であったが、最初のゴジラ上陸の際に家を壊され家族も全員死亡したため、間もなく山根家の養子となり後の『vsデストロイア』ではその子供に当たる山根ゆかりおよび山根健吉が登場している。
その後のシリーズ作品においては長らく大戸島が舞台として扱われたケースは存在していなかったが、2023年に公開された『ゴジラ-1.0』にて、『ゴジラ(1954年版)』から実に約69年ぶりに大戸島が舞台となった。本作は太平洋戦争末期から終戦直後の時代を扱っており、大戸島には旧日本軍の守備隊基地が設置されている。また、1954年版同様、島民の間に「呉爾羅」の伝説が伝わっている。
また、ゴジラの語源という設定は『GODZILLA(2014)』[1]や『シン・ゴジラ』でも採用されており、『シン・ゴジラ』では登場人物である牧悟郎の出身地としても設定されている。
なお、『ゴジラ(1954年)』で大戸島のロケ地となったのは、三重県鳥羽市の相河町と石鏡町である[2][3]。
大戸島が舞台となった作品 |
大戸島が劇中で語られた作品 |
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最終更新:2025/04/10(木) 11:00
最終更新:2025/04/10(木) 10:00
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