甲藤啓介とは (カットウケイスケとは) [単語記事]

プロ野球選手一覧　>　甲藤啓介

甲藤啓介（かっとうけいすけ、1983年 11月12日-）とは、高知県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

OB
甲藤啓介
基本情報
国籍	日本
出身地	高知県香美市
生年月日	1983年 11月12日
身長体重	180 cm 91kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2005年大学生・社会人ドラフト4巡目
引退	2014年
経歴
高知高等学校近畿大学福岡ソフトバンクホークス(2006年-2013年) オリックス・バファローズ(2013年-2014年)
プロ野球選手テンプレート

武器は140km/h台後半の直球とシュート。スライダーやフォークも投げる。

近畿大学で4年生時に急速に頭角を現し、2005年の大学生・社会人ドラフト4巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団。ただしこの指名はどちらかといえば、翌年のドラフトの目玉であった後輩の大隣憲司獲得のための布石としての意味合いが強く、本間満（城島健司獲得のため）や井手正太郎（寺原隼人獲得のため）と同じく人質指名に近い存在だった。

ソフトバンク時代

2007年（2年目）に一軍初登板を果たす。

2008年には開幕直後にローテーションの谷間で初先発。しかし決め球に欠けることもあって一軍定着とはならなかった。この年、何故かパ・リーグ代表のひとりとして北京五輪壮行試合に登板、見事に空気を読んでメッタ打ちにされており、他球団（特にセ・リーグの）ファンからはそのイメージしかないと言われたことがある。

2010年は開幕一軍を逃すものの、大場翔太と入れ替わりですぐに一軍に昇格。時々燃えたが場面を問わずコツコツと投げ、四死球が減り奪三振が増えたことで信頼を得たのか、4月27日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で1点差の7回に抜擢され抑える。以降、僅差のビハインドや4点以上のリードなどSBMを投入しづらい場面や、攝津正やブライアン・ファルケンボーグを休ませたいときの代役として状況を問わず投げる貴重な便利屋ポジションで重宝されるようになり、攝津並みに酷使されていたものの投球の安定感も増して勝利の方程式の一角に含められるようになった。
甲藤が加わったことで、ホークスの勝利の方程式は「SBM」改め、甲藤の背番号とAKB48にあやかって「SBM48」と呼ばれるようになった。終盤はさすがに疲労から少し調子を落とし、入れ替わりに台頭した森福允彦に中盤の火消し役を奪われビハインドでの登板が多くなったが、最終的に65試合に登板し防御率2.96、2勝0敗15ホールドの好成績を残してリーグ優勝に大きく貢献。地味に新人王の資格も持っていたが受賞は逃した。契約更改には年俸900万から400%アップの4500万円という大幅増を勝ち取り、「びっくりして」保留するという一幕もあった。

2011年は開幕前のキャンプで右肘痛を発症し戦線離脱。6月に実戦復帰したが一軍の投手層が厚く、また痛めた右肘をかばいながらの投球になったせいでなかなか結果が出せず、結局一軍登板なしに終わった。

2012年は右肘も治り、キャンプでは「思い切り投げられるのが嬉しい」と笑顔で語っていたが、いつの間にか二軍に落ちていた。開幕一軍は逃すが4月半ばに一軍昇格し、主にビハインドで6試合に登板したが、5月に二軍落ち。6試合0勝1敗、防御率2.84に終わった。

2013年は一軍登板の無いまま、7月26日に吉野誠との交換トレードでオリックス・バファローズへ移籍。

オリックス時代

オリックス移籍後も二軍で結果を出せず、一軍登板のないまま2014年オフに戦力外通告を受け、現役を引退。

引退後

軟式野球チームの大阪たぎりフレンズでプレー。2017年春にはエースとしてチームをストロングカップ優勝に導いている。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
ソフトバンク	応援歌のピコカキコ一覧#290	9168

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2007年	ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ	1	0	0	0	0	.---	1.0	0	2	0	0	0.00
2008年		9	1	0	1	0	.000	18.2	11	11	10	10	4.82
2009年		6	0	0	0	0	.---	6.2	1	4	3	2	2.70
2010年		65	0	2	0	15	1.000	76.0	23	74	29	25	2.96
2012年		6	0	0	1	0	.000	6.1	5	3	2	2	2.84
NPB：5年		87	1	2	2	15	.500	108.2	40	94	44	39	3.23