石井妥師とは (バカデラジュウショクとは) [単語記事]

石井妥師（いしい　やすし）とは日本の作曲家、ベーシストである。

「十界に云う『人間』を卒業して現在、地道に菩薩活動を営んでいる非僧非俗系コンポーザー」

概要

非常に独特なネーミングセンスを持つ作曲家として知られる。

例：「莫迦越えのニルバーナ〜恨み厳禁〜」、「吠虚に仄めく真理のVOICE」、「猛犬ケルベロス」、「Fire ~あれ一本火事の元~」、「くもくもがけにこんまたけやふ」等

タイトルには仏法関連の単語が多く、またそれをモチーフとした歌詞やメロディになった曲も多い。
本人曰く、「仏教の世界に触れた切っ掛けは、20代前半くらいから精神世界に興味を持ち始め、その中でも仏教のその思想に共鳴した」とのこと。

自身のサイトでも仏教関連の解説やうんちくを語るコーナーがある。
ただそれによってライトユーザーがサイトやブログを見てドン引きすることが度々あり本人は頭を抱えているようだ

ニコニコでは手がけたアニメ BGMが有名。

サイト内で曲を配信しており、FlashPlayerを導入した環境ならいつでも視聴可能。
2015年現在、毎月2曲ほどのペースで投稿している。
曲ページの画像はオリジナルの絵画もあるが、既存の名画や肖像画のコラージュが乗せられることも多い。

トップの画像は「蛤（はまぐり）観音図」

「蛤観音図」を描いた「白隠慧鶴」という禅僧のお話。
コオロギの鳴き声を聞いて号泣したらしい。ロマンチスト

一般の人にとって「耳にしたことはあるがよくわからない単語」の一つに挙げられる「般若心経」についてのお話。
ぎゃてい　ぎゃていはらぎゃていはらそうぎゃてい　ぼじそわか♪

仏教は学問ではないので知識や感覚を超越した分野を日常などで扱えねばただの雑学レベルとなりますよ、というお話。

人間の精神の成長段階を「空海」が分類したものを簡単に訳している。
多くの人間は未だ「異生羝羊心（いしょうていようしん）」に留まっていると思われる。特にニコ厨

仏教の根源とされる「四諦」についての解説。特に「道諦」で説かれる「八正道」は意識的に心に留めておくといい。

悟りを開く十のプロセスを「牛（真実の自己）」を求め迷う「童子（修行者）」に喩えた図説の訳。

「悟りとは、頭で理解するだけではなく、体で得るものなのか…」

サイト内で氏に連絡の取れるメールアドレスが記載されている。
仏教や音楽関連に思ったことがあれば応援や質問してみよう。

「バカデラ住職」という名で運営しているブログ。
お正月などでその容姿が親しまれている禅の開祖、「達磨」の書いた（とされている）「血脈論（けちみゃくろん）」の一説「以心伝心、不立文字」に反目し創設されたブログ。

やはり仏教のお話が多い。……が、まれに政治関連の批判も見られる。いいぞもっとやれ

等のアニメ BGMを担当している。
（特にTVHELLSI NGに関しては「曲だけはいい」「OPだけのアニメ」と評されるように数少ない評価点として挙げられるほどそのクォリティの高さが窺える）

そういったネット等での評価がスタッフにまで伝播したのかOVA版HELLSING8話でも「戦争するなら弓、槍、剣で戦え！」、「P.S.南無阿弥陀仏」がED曲として採用されている他、ヒラコー氏続編の「ドリフターズ」特典PVでの作曲担当としてキャスティングされている。ドリフターズ OVA化の際にはぜひ担当してもらいたいものである。

とうとう2016年秋から「ドリフターズ」放送、松尾早人と共同で音楽を担当した。
キレのある曲調やロックテイスト溢れる音使い、奇抜なネーミングセンスなど、氏の才能の片鱗をここでも垣間見ることができる。

HELLSING（TV版）での一部の曲は「大莫迦蓮寺」でセルフカバーされている。
理由としては「当時は雇われ作家だったため、Pの裁量で曲の仕上がりも決められて全体的に不完全燃焼感があったから」（本人談）。

等。

同じ理由で曲タイトルもこっそり変更しており、サイト内の「音楽活動一覧」にて本人による正式タイトルが記載されている。

等。