神統記（テオゴニア）とは (テオゴニアとは) [単語記事]

神宿りしときその憑身は神紋を顕す

神統記(テオゴニア)とは、谷舞司による小説である。

概要

「前世の記憶」に目覚めた少年が亜人種らとの戦乱の世を駆け抜ける異世界ダークファンタジー。

神話や宗教観をベースとしたシビアな世界観と独特な設定から「小説家になろうの新境地を切り開いた」と称された。

2018年 3月にPASH!ブックスから河野紘一郎のイラストで書籍版が刊行され、青山俊介の作画によるコミカライズも同時になされた。

コミックスの巻末には原作者による書き下ろし小説が付いている。

人類・亜人、そして神々が交わる世界。

辺境に住まう平凡な少年・カイは、土地に攻め入ってきた灰人猿から村を守るため前線に立ち、敵の攻撃でぶっ飛ばされた際、様々な知恵をもたらす「前世の記憶」を思い出し、さらに迷い込んだ谷で強力な神の“加護”を得る。

故郷と谷で二重生活を送るようになったカイは心身ともに急速にレベルアップしていくが、それと同時に逃れられぬ過酷な宿命へと巻き込まれてゆく。

カイ　CV：田村睦心: ラグ村の少年兵。13歳。それまでは平凡な雑兵に過ぎなかったものの前世の記憶と土地神の加護を得てからは強大な力に目覚め、戦乱の世を駆け巡る。
ジョゼ　CV：花澤香菜: アルビノが特徴的なヴェジンの娘。加護持ち。秘かに強くなろうとしている最中に不思議な力を使うカイと出会う。
オルハ　CV：松岡禎丞: ヴェジンの息子。加護持ち。父親とは違い、村人のことよりも一族の栄誉を第一に考えている節がある。
マンソ　CV：福西勝也: ラグ村の青年でカイの兄貴分的な存在。
モロク・ヴェジン　CV：宮内敦士: “鉄の牡牛”の異名を持つ巨大なラグ村の領主。加護持ちで、カイを除けば村で一番強い。直々にかわいがりのようなこともするが、民を思う気持ちは本物で民衆からの支持も厚い。
ポレック　CV：中博史: 谷の近くに住む、谷の神に忠誠を誓う小人族の長。加護持ち。視力を失っているが霊力の光を感じ取れる。
エルサ　CV：石見舞菜香: カイに思いを寄せるラグ村の少女。とある夜に思いを打ち明けカイと結ばれるが……
アルゥエ　CV：集貝はな: 生贄に出された小人族の少女。自分を救ったカイを神様と慕い、心から仕える。