鍋焼きうどんとは、うどん料理の一種である。冬に食べる定番料理として有名である。
鍋焼きうどんと書いているが、焼いてはおらず実質煮ている料理である。このため鍋料理の一種に入る。作り方は鍋にだし汁とうどん、そしてその上に玉子・ちくわなどの練り物・天ぷら・ネギなどを入れて煮るといった感じである。ぐつぐつに沸騰した状態になったら食べごろで、そのまま食べたり受け皿に一度載せてから食べると体の芯から温まることができる。ちなみに残った汁にご飯を入れると雑炊っぽいものを作ることができる。
冷やし中華と同様に季節限定的な料理なためか、夏になるとほとんどの料理店で見かけなくなる。また、チルド麺業界にとってインスタント麺業界が入ってこれない最後の牙城であるため、アルミ箔で作られた鍋に材料が入った商品がよく売られている(これをアルミホイールうどんといって、未来のうどんと呼ばれている)。無論、アルミ鍋だとIH調理器は使えなかったが、それ対応の商品が出てきたりもしている。有名なメーカーとしてキンレイ、寿がきや、五木食品、シマダヤなどがある。
愛媛県松山市にはアサヒやことりといった鍋焼きうどん店が存在する。これらの店では年中鍋焼きうどんを食べることができる。また、関西の定食屋でも年中提供している店が時々あるなど、西日本のほうに人気が高い傾向がある。
また、おふくろの味としても親しまれており、ヒガシマル、ヤマキ、ヤマサ、ミツカン、味の素など非常に数多くのメーカーがレシピを紹介しているが、薄口醤油や昆布だしをメインにした西日本風の味付けを紹介しているところが多い。東日本風の味付けを紹介しているメーカーではにんべん、キッコーマンなどがあり、いずれも鰹節が強めであるので比較してみても面白いだろう。
名古屋名物の味噌煮込みうどんはこの鍋焼きうどんの一種。味付けが濃厚な赤味噌であり、名古屋人が一番好きな郷土料理の一つであるらしい。
なお、鍋焼き蕎麦は存在しない。やってみたらわかるが、そばは長時間煮込むのには適しておらず、作ると蕎麦がグダグダにとろけて謎の料理と化すだけである。
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最終更新:2025/01/03(金) 05:00
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