香田勲男とは (コウダイサオとは) [単語記事]

香田勲男（こうだいさお）とは、元プロ野球選手である。

概要

OB
香田勲男
基本情報
国籍	日本
出身地	長崎県東彼杵郡
生年月日	1965年 5月29日
身長体重	180 cm 80kg
選手情報
投球･打撃	右投左打
守備位置	投手
プロ入り	1983年ドラフト 2位
引退	2001年
経歴
選手歴長崎県立佐世保工業高等学校読売ジャイアンツ(1984年-1994年) 近鉄バファローズ大阪近鉄バファローズ(1995年-2001年) 監督・コーチ歴大阪近鉄バファローズ(2002年-2003年) 読売ジャイアンツ(2004年-2011年) 斗山ベアーズ(2013年-2014年) 阪神タイガース(2015年-2020年) 九州文化学園高等学校
プロ野球選手テンプレート

1965年 5月29日生まれ。長崎県東彼杵郡出身。

佐世保工業高等学校に進学。2年時にエースとして夏の甲子園大会に出場し、3年春・夏も連続で甲子園大会に出場。最高成績は3年春の甲子園大会ベスト8で、3年夏の県予選決勝ではノーヒットノーランを記録するなどプロからも注目を集める投手であった。

1984年、一軍登板こそ無かったものの、イースタン・リーグの西武ライオンズ戦でノーヒットノーランを記録するなど素材の良さを感じさせる投球を見せた。

1986年、プロ入り初勝利を挙げたものの右肩を故障し、オフに手術を受けた。年明けには支配下登録を外れ練習生扱いとなる。ちなみに執刀医はトミー・ジョン手術を考案し、桑田真澄や村田兆治の手術を担当したフランク・ジョーブ氏であった。

丸1年リハビリに当て、1988年に復帰。先発中心に起用され、プロ初完封勝利を含む4勝を挙げた。

1989年、斎藤・槙原・桑田の先発三本柱の後ろを投げる谷間の先発投手として起用される。シーズン途中に二軍降格を経験したが、その間に高橋一三コーチからスローカーブを伝授され、以降この球種が決め球となる。一軍復帰後は5勝を挙げ、7勝3敗、防御率2.35の好成績を残しチームのセ・リーグ制覇に貢献。

日本シリーズでは近鉄バファローズ相手に3連敗を喫し、崖っぷち状態の第4戦に先発登板。先発ローテーションの中でも実績の薄い香田を不安視する声も大きかったが、強打の近鉄打線をスローカーブを中心に完璧に抑え込み完封勝利。この勝利で流れが一気に巨人に傾き、最終戦となる第7戦にも登板した香田は6回3失点の好投でこの試合でも勝利を挙げた。日本シリーズ制覇の立役者となった香田は、日本シリーズ優秀選手賞を受賞した。