SCP-1241-JP 単語


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ウドンショクニンガショクスカゲキナナガシソウメン

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えぇ。最初はそりゃもうおったまげましたよ。なにせ食べようとしたらうどんが動いて、しかも自分から逃げていくってんですから。……まぁ最初こそビックリしましたけども、だんだん欲求不満になりましてね。だって食べたいと思ったものが食べようと思っても食べられないんですから。


SCP-1241-JP - SCP財団exitより,2023/04/07閲覧

SCP-1241-JPとは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

名は『うどん職人が食す!過激な流しそうめん』。

概要

SCP-1241-JP
基本情報
OC Euclid
収容場所 サイト-81██
著者 hinoken
作成日 2018年4月9日
タグ 人間
外部エントロピー
捕食
生命
知性
移動
食物
リンク SCP-1241-JPexit
SCPテンプレート

SCP-1241-JPは、特定男性と、うどんを含む33種類の麺料理 (以下、うどん群) に発生する異常現象である。当該男性うどん群を接触しようとした場合、うどん群は当該男性から逃げようとしているように自的な運動を行い、結果として当該男性うどん群の摂食に失敗してしまう。うどん群の抵抗はそれはそれはもうすさまじいもので、ときに当該男性が負傷を負うことさえある。

このうどん群の抵抗は、現実改変などには由来しないことが判明している。これがどのようなプロセスで、そしてどこからエネルギーを得て動いているのかは不明。

当該男性1975年生まれの日本人男性であり、標準的な40代男性の見たであり、SCP-1241-JPに関わることを除いて一切の異常性を持たない。そして、これまた奇妙なことに、うどん逃げられるにも関わらず当該男性うどん職人として働いていた。このうどん職人うどんと戦っていたことが小規模な匿名ネットコミュニティの中で話題になり、結果として財団エージェントのに留まり、収容にいたった。当該元うどん職人異常性の危険性の低さ (うどんさえなければ騒動は起きない) ことから、サイト内でレベル0職員と同等の権限を与えられ、食堂で雇用されている。ただしこの食堂には当たり前だがうどん群は提供されていない。きっとこのサイトには香川県民は勤めることは困難であろう。当然給料も出ており、自身の嗜好品や収容室の快適化の的で使用することが可。それとは別に1日3食、うどん群でない食事提供されている。なお、実験においてうどん群を作成することそのものは本人の精神状態へのポジティブから認められている。

そう、うどんに嫌われた当該元うどん職人であるが、当の本人は――

うどんが食べたいです

そんなを抱き続けているのだ。

実験

財団としても、本人のえるため当該元うどん職人異常性を調べるため、さまざまなうどん群の摂食試験を実施した。職員が調理したうどん抵抗し、自身が丹精込めて作り上げた一杯にも逃げられる。当該うどん職人の眼前でDクラス職員うどんを食べることには問題はなく、あくまで本人は食べられないお預けが続く。

更に、ナポリタン摂食もできず、五感を一時的に遮断して睡眠時にうどんを経口投与することさえ失敗。ようやくうどんを食べられたと思えば、うどんがなんと豆腐に自己置換。そうして流しそうめん摂食にも失敗したが……。

当該元うどん職人はその失敗の後、そうめんが他のうどん群にべてあまり抵抗が強くなかったことを受け、なんと流しそうめんの排部にスタンバイし、流しそうめんが来るのを待ち構え、極少量ではあったが、なんとか流しそうめん摂食することに成功したのであった。

次に抵抗しにくいのは冷麺であろう、と当該元うどん職人は分析し、実験を望んだ。

次こそは、うどんを

こうして、うどん群をなんとか食べられた当該元うどん職人であったが、本命はやはりうどんうどんはやはり別格であるという。当該元うどん職人うどんにかける思いを語った。

もともと当該元うどん職人うどん屋であった。が作るうどんをずっと食べていたが、思春期に入る頃にはうどんに飽き、社会人になる頃までうどんを食べていなかった。ふと思い出し、性に食べたくなった彼は、うどんを食べようとしたところ、うどんが暴れだした。最初は彼も驚いたが、だんだん欲求不満に陥る。うどんが食べたいのに、食べられない。彼はに相談すると、からは「お前うどんに嫌われているんじゃないか」と神妙な面持ちで言われてしまう。ならうどんを作る側になろう。彼はつゆは飲めるから飲んで改良をし、麺の打ち方や感触を叩き込み、完成したらに試食してもらい、うどん職人としてのキャリアスタートさせたのだ。

そんな彼は、自分はうどんに嫌われているのではないだろうと語る。本当に嫌われているならば、材料の段階で逃げれば良い。完成して食べる段でようやく逃げるのだから、かまってほしいだけなのではないか、そう思うとうどんがかわいく思えてくるのだ、と。そして自身が抱く恐怖を語る。もしもう一度うどんを食べられたとき、人生をかけた標が「あ、こんなものなのか……」で終わることを危惧している。だから、うどん達は「お前満足できるうどんはこんなものではない」「まだまだ美味しく作れるはずだ」と抵抗しているのではないか、と推測する。

その期待に応えるために、彼は最高のうどんを追いかけ続けるのだ。

余談

この報告書に出てくる職員たちは、蕎麦に関係する苗字を名乗っている。

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