“VERY VELL.
THEN LET IT BE
KRIEG„
平野耕太の漫画『HELLSING』に登場する“少佐”が、その演説の中で口にしたフレーズである。
「諸君 私は戦争が好きだ」で始まるこの演説は、原作では第9話の約半分、13ページにも渡って行われる凄まじいもの。原作版とOVA版では終盤の台詞が異なっているが、内容はほぼ同じ。かつてはこの演説を下敷きとした改変コピペが、2ちゃんねる等で無数に作成されていた。
ちなみに原作では「戦争」の部分に「クリーク」(ドイツ語で「戦争」の意)とルビが振られている。
諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が好きだ
諸君 私は戦争が大好きだ
殲滅戦が好きだ
電撃戦が好きだ
打撃戦が好きだ
防衛戦が好きだ
包囲戦が好きだ
突破戦が好きだ
退却戦が好きだ
掃討戦が好きだ
撤退戦が好きだ
平原で 街道で
塹壕で 草原で
凍土で 砂漠で
海上で 空中で
泥中で 湿原で
この地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きだ
戦列をならべた砲兵の一斉発射が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられた敵兵が効力射でばらばらになった時など心がおどる
戦車兵の操るティーゲルの88mmが敵戦車を撃破するのが好きだ
悲鳴を上げて燃えさかる戦車から飛び出してきた敵兵をMGでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった
銃剣先をそろえた歩兵の横隊が敵の戦列を蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の新兵が既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突している様など感動すら覚える
敗北主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない
泣き叫ぶ捕虜達が私の振り下ろした手の平とともに金切り声を上げるシュマイザーにばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ
哀れな抵抗者達が雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを80cm列車砲の4.8t榴爆弾が都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える
露助の機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった村々が蹂躙され女子供が犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ
英米の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
英米攻撃機に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ
諸君 私は戦争を地獄の様な戦争を望んでいる
諸君 私に付き従う大隊戦友諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる戦争を望むか?
情け容赦のない糞の様な戦争を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか?
『戦争! 戦争! 戦争!』
よろしい ならば戦争だ我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの戦争ではもはや足りない!!我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中に恐怖の味を思い出させてやる
連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
~原作版~
離床!! 全ワイヤー 全索引線 解除
「最後の大隊 大隊指揮官より 全空中艦隊へ」
目標 英国本土 ロンドン首都上空!!~OVA版~
私は諸君らを約束通り連れて帰ったぞ あの懐かしの戦場へ あの懐かしの戦争へ
そしてゼーレーヴェはついに大洋を渡り丘へと登る
さぁ 諸君
地獄を創るぞ
掲示板
325 ななしのよっしん
2024/01/05(金) 05:31:02 ID: IgXiqVbSKq
326 ななしのよっしん
2024/05/10(金) 18:18:07 ID: Ui96YnIJJb
>>260
超亀レスで恐縮ですけど、「ドリフターズ」のノブノブの台詞を借りれば「合戦そのものはそれまで積んだ事の帰結よ」「合戦までに何をするかが戦」ですからねぇ。
「よろしい、ならば戦争だ」って台詞は、リアルでは確実に勝利出来る状況(弁護士や警察への相談実績、友人や親戚への根回し、メールや写真・音声記録等の証拠収集)を作り上げてから使わないとアイタタタなイタイ人になっちゃいますからね。
マジレス失礼しました。
327 ななしのよっしん
2024/09/14(土) 13:33:26 ID: 1FQzs/dXYR
この演説が狂気じみているのにも関わらず
妙に説得感が感じられるのは演説している
少佐本人がww2での戦場での悲惨さを身を
持って知っているからなんだよな
大半の創作じゃ少佐みたいな戦争狂気質の
指揮官は後方の安全地帯に居座って偉そうに指揮していて前線での戦場の悲惨さに
立ち合っていない奴が多いけど、少佐本人は自国の領地で女子供が犯され殺される様を
目撃したり、ソ連軍の機甲師団に蹂躙されるわ米英軍の爆撃機に追い回されたり、最終的にソ連兵のリンチに合って死の直前まで追い
詰められたり勝ち戦と同等以上に負け戦の
屈指や悲惨さを体感しているのが演説の
説得感を持たせる唯一のポイントだと思った
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
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最終更新:2024/12/18(水) 14:00
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