アンジュとはアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の主人公である。 CV:水樹奈々
本当の名前はアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ。16歳。ミスルギ皇国の第一皇女だった。髪は金色でアホ毛が生えている。また当初は長髪で、顔の右側の髪は縦ロールだったが、物語の途中から短髪になって縦ロールは消失した。ただしアホ毛は健在である。
皇女時代の民衆に対しては高貴な人物ではあったが、唯一マナに満ちた世界で異端とされるノーマを化物扱いして人間と認めない考えの持ち主。しかし、本人は無自覚だったが実はアンジュはノーマで、洗礼の儀の際にノーマだという事実を兄・ジュリオ・飛鳥・ミスルギの奸計によって白日の下に晒される。その後、アンジュはアルゼナルに追放されて地位と名前を奪われた。つまり、自分が今までノーマに向けていた差別意識が盛大なブーメランになったわけである。ちなみにアンジュは洗礼の儀の前日に、ノーマ撲滅のためにノーマの謎を解明しようと決意していた。
アルゼナルに追放されたアンジュは総司令官ジルに腹を蹴飛ばされた後、ものすごくいやらしい身体検査をされたりして恥辱を受けている。まあ、結局何が言いたいのかというと、理不尽とリムジンは一文字違いで大違いという事である。
女性でしか誕生しないノーマ達で構成された孤島前線基地アルゼナルで、ドラゴンと戦う兵士としての生活を強いられることになったが、なお皇女であると自負し皇国に帰る手段を模索する、よく言えば信念を曲げない、悪く言えば意固地な面を持つ。皇女時代では身の回りの世話は侍女任せであったため服の着替え方などを全く知らない生活レベルではあったものの、学校生活での教養や飛行機械を用いたスポーツ「エアリア」での優秀な選手であったこともあり、戦術論の学習や飛行型変形ロボット兵器「パラメイル」の適性に優れている。
初任務でパラメイルごと無謀にも国に帰ろうとする中、不注意で一名(新人)、帰国の中での論争で一名(新人)、ドラゴンからの逃走での妨害行為で一名(隊長)、それぞれパラメイルごと味方を喪失。その上ドラゴンを撃ち漏らし自身も負傷で回収されるという大迷惑をもたらす。自分はノーマではないとなおも足掻くアンジュに死者の墓立を命じられ、自身のしたことと現実の立場を強く言い放たれる。
それにより死を望む彼女に、訳ありとされるパラメイル「ヴィルキス」に乗り戦場で散ってみろと向かわせられる。自らドラゴンに進み一度本能的に回避し、捕獲されようやく死を目の前にした瞬間、無残に散った者の光景と、愛する母の生き残りの意志を思い出す。恐怖のあまり 失禁しながらも死を拒んだ彼女の指輪に反応したかのように、ヴィルキスが本来の姿を現す。そして激情のままドラゴンを一人で抹殺に至る。
自らが否定したノーマのような、どんなことであろうとも生き残る資質をまざまざと実感した彼女は、昔の自分を全て捨て、髪を斬りノーマの自分の道を歩み出す。
その後は戦闘においても味方を押しのけるラフプレイを発揮したり、得た大金で豪遊などもしたりもせず、群れない一匹狼っぷりから反感を買おうとも逆にやり返したり、監察官にとがめられようとも「虫」扱いで気にせず返したりと、唯我独尊さを見せている。
が、ヒルダのちょっとした仕掛けで戦闘中ヴィルキスに異常をきたし揉み合ったドラゴンとともに落下。気が付いたら半裸の男と一緒に寝ててパニックになりかける。たびたびアンジュにラッキースケベを起こすなんだか訳ありの男「タスク」とともに、毒蛇にかまれて死にそうなのを助けてもらったり、寝床の共有スペースを考えたり、魚釣ったり、料理したり、タスクの裸見ちゃったり、タスクにドキドキしたり、友助けに失敗したらしきドラゴンとキャッキャウフフと生身バトルしたりと、楽しい?孤島生活を経た結果、若干性格が丸くなった模様。救助に来た仲間にも少し歩み寄り始める。
バリバリ褒賞を稼ぎヴィヴィアンとエルシャで戦闘の感想を聞けるほどに近くなったなか、かつての筆頭侍女だったモモカが輸送船に密航しアンジュに会いに来た。自分ひとりで日常生活を送る姿(負傷者がいようと飯が食えるぐらい)や自分のせいで消えた亡国を憂いながら自分がノーマだった事を知ってたのだろうといい放ち、ひたすらかつての皇女としての振る舞いを取り戻させようと奮闘するモモカにいら立ちを覚えていく。と同時に、 空腹でも駆けつけてきた彼女に軽食や資金を分けたり、 アルゼナルの内情を知った部外者がタダで帰れると思ってはいないモモカの最後まで侍女として従う経緯や、逃げろと催促されても曲げない想いの強さと覚悟を知る。そんな彼女が送り返される前に、何でも買えるアルゼナルに従い大量の報奨金を支払い彼女をそこに留まらせる気遣いを見せる少しの優しさは持ち合わせていた。
あいも変わらず命令無視のワンマンアーミーっぷりで報奨金をがっぽり稼ぐ中、さすがに独り占めしすぎと文句を言われた際迷惑料を払おうとするぐらいには余裕はできていた。しかし命令違反の連続という点で隊長のサリアを悩ませる。
変え服の問題で下着で寝ているモモカのためにショッピングに出かけたとき、うっかり偶然にもサリアンに変身中のストレス解消中のサリアを見かけ、そっとじ。 その後の風呂の最中に証拠隠滅を図ろうとするサリアと揉み合い(サリアは揉めなかったよ・・・)、ヒルダ派から狙われる不満をぶちまけキャットファイト+棒術戦へ。結果、巻き添えの形でめっちゃ怒られる。ついでに湯冷めで風邪もひく。しばらくアンジュ休養中の中、間接的にアンジュが一人で戦うことでヘイトを稼ぎ味方を守っている、という評価がサリアの元に知られる(実際、自発的に戦って以降この時点で死者はゼロ)。
休養中でもドラゴンが出たとあって出撃しようとしてモモカに止められる・・・が、どてら重装備ならOKということで不格好な姿のまま出撃。偶然にも仲間がピンチの際、頭がぼーっとしていたのとさっさと戦闘をかたずけたいということでサリアの指示に従い窮地を救う。部位破壊アシストだったので報酬がごっそり減った迷惑料として、某件でサリアに脅しをかけるのであった。ともあれ、ヒルダ以外からは少し信頼されるようになり、アンジュも足を引っ張らない程度のサリアの指示は聞く関係性になった。なお、その後風邪治りかけで風呂での祝杯を挙げられる。
その後、妹のシルヴィアから入ってきた救難要請に応えるため、アルゼナルからの脱走を計画。偶然にも時を同じくして、故郷に帰り母に会うために脱走を図っていたヒルダと協力して脱出、皇宮にたどり着いたアンジュだったが、全ては兄・ジュリオにより、アンジュを抹殺するための罠だった。信じていたシルヴィアに罵倒され痛めつけられたアンジュは、衆人観衆のもと処刑台に引き出されるが、すんでのところでタスクに救助される。そして、兄や妹、そして衆人に向け、自ら皇国との決別を宣言する。
アルゼナルに帰還したアンジュは反省房へ入れられ、同じく母に拒絶され戻ってきた同房のヒルダと顛末を語り合って意気投合し、和解。そしてこの腐った世界を壊すことを誓うのだった。
予告では本編での過酷な場面に愚痴を流すことも多く、ある意味うっぷんを晴らすべくはじけている。
と言うよりスタッフに台詞とかに愚痴を言ったりするメタな部分もある。もっとも、これはアンジュに限らず、コスプレシーンを見られたサリアや、初登場回でのサラ(サラマンディーネ)も同様に予告で盛大に愚痴っている。
余談だが、月刊ニュータイプ2014年10月号によると、アンジュの声を担当する水樹奈々は1話の収録の時に監督をはじめ制作の人達に「アンジュが嫌われたら、こっちのもんだ」と言われたらしい。更にプロデューサー座談会では、クリエイティブプロデューサーである福田己津央は↓のような発言をしている。
今回、個人的にポイントだなと思っているのは、アンジュをどれだけムカつく女に描けるかだと、個人的には思ってるんですけど(笑)。
掲示板
240 ななしのよっしん
2024/01/27(土) 04:59:08 ID: PPOoau3M5P
似てるっていうけど、ルルーシュに例えるには頭脳が残念すぎるんだよなこの子
ルルと会わせたら多少共感するところはあっても、まがまま過ぎて使いにくいからボロ雑巾みたいに使い捨てられそう
241 ななしのよっしん
2025/07/03(木) 04:24:49 ID: xQdDfOO63m
マチュと比較すると主体性に大いに差がある
アンジュは庇護者を跳ね除けたけれども、マチュがどれだけイキっても、
所詮はシャリアの庇護下で自分の行いをなぁなぁにしてもらっているだけ
242 ななしのよっしん
2025/07/03(木) 04:29:39 ID: ldgfb6ehn6
シャリアどころかジークアクスの庇護下にもあったっぽいからな
単なる機械ではないことが示されてしまったし
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最終更新:2025/12/24(水) 22:00
最終更新:2025/12/24(水) 21:00
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