アナモー(Anamoe)とは、2018年生まれのオーストラリアの競走馬である。
父Street Boss、母Anamato、母の父Redoute's Choiceという血統。父はアメリカのG1・2勝馬で、種牡馬としてG1馬を散発的に輩出している。母はオーストララシアンオークスの勝ち馬。母の父はオーストラリアの短距離G1を4勝しており、諸牡馬として多数の活躍馬を輩出している。
2020年10月10月にデビュータントステークス(L)でデビューして5着。続いてマーソンクーパーステークス(L)に出走して初勝利を挙げた。
年明け初戦は2月6日の部類ダイヤモンドプレリュード(G3)に出走して2着と好走。続いて本番のブルーダイヤモンドステークス(G1)でも3着に好走した。
その後、コールデンスリッパーステークスの前哨戦であるトッドマンステークス(G2)に出走。G2ながらも早熟性が好まれるオーストラリアでは3歳G1よりも繁殖価値の高い競走であり、4番人気ながらもアタマ差で制した。
オーストラリア2歳三冠の一冠目かつオーストラリアで最も繁殖価値の高い競走であるゴールデンスリッパーステークス(G1)に出走。追い込むも前にいたStay Insideを捉えらえず2着に敗れた。
続いて二冠目のサイアーズプロデュースステークス(G1)に出走。ここでは直線で末脚を爆発させて2着2.8馬身差突き抜ける圧勝でG1初制覇を果たした。
3歳の始動戦は9月11日のザラントゥザローズ(G2)でここをクビ差で制した。中1週で出走したゴールデンローズ(G1)は2着と惜敗を喫する形となった。
コーフィールドギニー(G1)では中断後ろ寄りから直線で末脚を炸裂させ、ゴール前で差し切って2度目のG1制覇を果たした。
その後に出走したコックスプレート(G1)は昨シーズンの豪州年度代表馬Verry Elleegantと並んでの1番人気に支持されるも、State Of Restに0.1馬身差及ばすの2着に敗れた。
年明け初戦はエクスプレスウェイステークス(G2)で、1200mという短い距離や古馬との混合戦だったこともあり3着に敗れる。しかし、叩き2戦目のホバートヴィルステークス(G2)では0.2馬身差で制した。その後、シドニー三冠一冠目のランドウィックギニー(G1)に出走するが、前のConvergeを捉え切れず2着にぶれた。
続いて二冠目のローズヒルギニー(G1)に1番人気で出走。序盤で先頭になるもディープインパクト産駒Profondoがハナを奪って2番手となった。最終コーナーでProfondoに並びかけて直線に入ると残り300mを切ったあたりで抜け出し独走。2着Convergeに6馬身半差つける圧勝でG1・3勝目を飾った。
その後、オーストラリア秋の大一番の中距離戦クイーンエリザベスステークス(G1)に出走するも最下位に敗れた。
古馬初戦は8月20日のウィンクスステークス(G1)で始動、ここは1番人気に支持された。最内枠から4番手の内につけて直線抜け出して2着に1.66馬身つけてシーズン初戦を快勝した。この勝利により現地ブックメーカーのコックスプレートの前売りでZaarkに次ぐ2番人気に支持された。
続いてジョージメインステークス(G1)に出走。単勝1.65倍の圧倒的な1番人気に支持され、2番手追走から残り300mで先頭を伺うと、後続を余力十分に振り切って圧倒的な人気に応えた。
その後はマイトアンドパワー(G1)に1番人気で出走。逃げるAlligator Bloodとその後ろに控えたZaakiの後ろで待機。直線で外を回ったため内のI’m Thunderstruckに後れを取るも、力強く巻き返して粘るZaaki諸共まとめて差し切ってG1・3連勝を果たした。
そして春の大一番コックスプレート(G1)に出走、ここまで3連勝で来た実績で当然ここでも1番人気に支持された。逃げるZaarkを見ながら外4番手を確保。コーナーで内のAlligator Bloodと交わして直線に入ると、粘るZaark捉えて追いすがるI’m Thunderstruckを振り切って0.4馬身差で押し切り勝ち。G1・4連勝、通算では7度目のG1制覇となり、ゴドルフィン所有馬として単独最多のG1勝利となった。
その後はチャンピオンンズステークス(G1)に出走するも連戦だったせいか逃げるZaarkらを捕らえられずに4着に敗れた。
年が明けてアポロステークス(G2)から始動し、4番手から先頭に立つと鞭を一発入れて貫禄勝ちを収めた。
続いてチッピングノートンステークス(G1)に出走。馬群の中央付近で競馬を進め、直線で外に持ち出して進出を開始。圧巻の末脚を発揮して残り200mで先頭に立ちそのまま押し切りる完勝で、8度目のG1制覇を果たした。
そしてジョージライダーステークス(G1)に圧倒的1番人気に支持されて出走。中団から外を回して直線に入ると残り100mで先頭に立つ後続を振り切って9度目のG1制覇を挙げた。
その後はクイーンエリザベスステークス(G1)に出走して昨年の屈辱を晴らそうとするも道悪巧者Dubai Honourの3着に敗れた。
この後にロイヤルアスコット開催に参戦する案もあったが、クイーンエリザベスステークスを最後に引退。通算成績25戦14勝、内G1・9勝。
| Street Boss 2004 栗毛 |
Street Cry 1998 黒鹿毛 |
Machiavellian | Mr. Prospector |
| Coup de Folie | |||
| Helen Street | Troy | ||
| Waterway | |||
| Blushing Ogygian 1994 栗毛 |
Ogygian | Damascus
|
|
| Gonfalon | |||
| Fruhlingshochzeit | Blushing Groom | ||
| Fruhlingstag | |||
| Anamato 2003 黒鹿毛 FNo.F-18 |
Redoute's Choice 1996 鹿毛 |
*デインヒル | Danzig |
| Razyana | |||
| Shantha's Choice | Canny Lad | ||
| Dancing Show | |||
| Voltage 1984 鹿毛 |
Whiskey Road | Nijinsky | |
| Bowl of Flowers | |||
| Electric Belle | Sovereign Edition | ||
| Dame Belle |
クロス:Nijinsky 4×5、Northern Dancer 5×5
掲示板
7 ななしのよっしん
2023/04/08(土) 15:25:35 ID: uXCAml/dwX
>>6
ロッキンジステークスを叩くか直行でクイーンアンステークスかね
道悪巧者とはいえドバイオナーに完敗するようではプリンスオブウェールズステークスは厳しいだろうし、同じゴドルフィンのアダイヤーも目標にしているから使い分けになりそう
8 ななしのよっしん
2023/04/08(土) 21:21:51 ID: fbKR5iga7K
オッズ2.90倍、結局1番人気の立場にすらなれなかったか……
いくらクイーンエリザベスステークスの設定が最適条件ではなかった(実際最後はモウンガにも交わされた)とはいえ、コックスプレートを含むG1競走9勝を挙げた地元馬がこうもたやすく英国重賞未勝利馬に一蹴されるのであれば、やはり英国競馬の方がレベルが高い、と言われても仕方があるまい
いずれにせよ、これから期待したいのは英国遠征での雪辱だが、果たしてフレミントン2000mの直線で伸びを欠くマイラータイプが、ニューベリー競馬場やアスコット競馬場ニューマイルの直線コースをこなせるか、という点はどうしても疑問になる
今回の出走が引退戦になるという線もあるか……
9 ななしのよっしん
2023/04/21(金) 16:52:04 ID: QahEajoGe0
まさかの引退発表
前走を考えるとイギリス遠征はハイリスクと考えたのか
国内ならまだまだ行けるだろうけどセン馬じゃないからメリットが薄かったかな
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最終更新:2025/12/26(金) 13:00
最終更新:2025/12/26(金) 12:00
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