「指揮官?姉ちゃんが養ってもらえる指揮官を探そって言ってたけど、指揮官ならできるよね?」
平海(アズールレーン)とは、寧海級巡洋艦2番艦『平海(ぴんはい)』をモチーフとしたアズールレーンの登場キャラクターである。
ボーっとしても概要が終わらないわよって姉ちゃんが言ったけど、カンフーできるようになったら終わるの?
KAN-SEN名 | |
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平海 ROC Ping Hai |
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基本情報 | |
所属 | 東煌 |
艦種 | 軽巡洋艦 |
レアリティ | SR→SSR |
CV | 久野美咲 |
イラスト | 近所黒モモ |
艦歴 | |
国籍 | 中華民国 |
出身地 | 日本, 兵庫県相生市 |
造船所 | 株式会社播磨造船所 |
艦級 | 寧海級軽巡洋艦2番艦 |
進水日 | 1935年10月8日 |
就役 | 1936年-1937年(中華民国軍) 1938年-1944年(大日本帝国軍) |
最期 | 1944年11月25日(沈没) |
備考 | |
四大陣営のいずれにも所属しない東方の国家【東煌】(とうこう/どんふぁん)の女の子。寧海(ニンハイ)という容姿がそっくりな姉と慎ましい生活を送っている。
食いしん坊ではあるが、大好きな姉のためなら、節制も厳しい修行もなんのその。
今回は合同大演習の誘いを受け、東煌の代表としてエントリーした。
ーーーーアズールレーン クロスウェーブ公式サイトより
東煌に所属する軽巡洋艦。姉の節約生活に巻き込まれ、よくお腹を空かしている中国艦姉妹の妹。純真無垢で人懐っこく、姉ちゃんに教えてもらったこと(カンフーを習う、結婚するなら養ってくれる人が良いなど)を律儀に守ろうとする良い子。一緒にいるパンダは平平(ピンピン)というらしい。改造後の絵では赤いマフラーをはためかせているが、寧海のパンダを見るに某天元突破するドリルアニメの兄貴が元ネタと思われる。
姉ちゃん以外では同じ東煌艦の逸仙や、中秋イベントでは多くの重桜艦との交流が描かれた。特に綾波とは仲が良いらしい。春節イベントでは、新たに登場した東煌の駆逐艦たちと楽しくお絵かきをしている。そして、姉とキマシタワー状態の絡みをイベント中のゲーム立ち上げ時の画面で見せてくれる。
なおバグで声が中国語版になったことがある。即日修正されたが、指揮官の間では中国語版ボイスも可愛いと評判。
容姿は姉と同じく茶色い髪を二つに括っており、瞳は赤色。金の龍が刺繍され、胸元が開いている赤いチャイナ服の上からファー付きの白いコートを身に付けている。靴下はニーハイソックスを片方だけ履いているが、姉ちゃんと二人で一足らしい。艤装は手首に装着するタイプ。少し重そう。胸の大きさは姉と比べて控えめ。性格は姉とは対照的におとなしめ。しかし感情はストレートに出すタイプであり、食いしん坊なのは姉と同様。
恒常水着衣装『遊興の夏?』と期間限定中秋節衣装『モクセイラビット』が実装されているにゃ。『モクセイラビット』は春節イベントで再販中なので、買い逃した指揮官は急ぐことにゃ。現在は、定常販売になっているのでいつでもお店は大歓迎にゃ。
水着衣装『遊興の夏?』は赤いチューブトップビキニ。布面積が小さく、かなり際どい。あとペドい。羽織っているファー付きコートは黄色。黄色いサンバイザーとカエルの浮き輪、厚底ビーチサンダルがワンポイント。
中秋節衣装『モクセイラビット』は赤いチャイナ風バニーガールと白いファー付きコート。髪は下ろしており、背景には金木犀が散りばめられている。ポーズのフェチ度がスゴい(足裏、太もも、お尻、鼠径部、胸元、脇など)。
2019年10月31日には、アイドルイベント「激奏のポラリス」に伴い、アイドル風着せ替え「東煌シスターズ!・P」が実装されている。姉の寧海も「東煌シスターズ!・N」が実装されている。なんだかレトロフューチャーなデザインで、最大の特徴は下乳からお腹にかけてのシースルーデザイン。Live2Dによるアニメーション、そして追加ボイスもセットで大変お得にゃ。この可愛らしさにやられてしまった指揮官は是非姉妹揃って買い揃えようにゃ。
2020年1月21日には、春節着せ替え「グルメ大遠征in重桜」が実装されている。やはり寧海も、「新年旅行in重桜」が実装されている。まさに二人共重桜の観光を満喫している様子である。この楽しい姿に加わりたい指揮官は、またも姉妹揃って買い揃えようにゃ。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/azurlane_staff/status/1217318173042569219
2020年5月28日には、大陸版3周年記念着せ替え「デリシャス・クリムゾン」が実装されている。姉の寧海も「ゴージャス・ヴァイオレット」が実装されている。可愛らしくもゴージャスなドレス姿は、Live2Dによるアニメーションで動きまくるにゃ。今回は寧海の方はLive2Dじゃないけど、やっぱり姉妹で買い揃えようにゃ。
勝ったら美味しいものくれるの?
性能としては一部のスキルの発動条件を除き、姉の寧海とほぼ同じ。詳細は該当記事を参照。
艦歴?姉ちゃんが儲かるからって平海にも学ばせたの
元ネタは中華民国海軍の寧海級巡洋艦2番艦「平海」。1931年7月9日、日本で生まれた寧海を元に上海の江南造船廠で起工。造船ノウハウが不足する中で独力の建造を行おうとするも、軍閥の内部抗争の激化や日本の関東軍との武力衝突により建造を行えなくなってしまう。仕方なく1935年に日本へと回航し、1936年6月18日に日本の播磨造船所にて竣工した。
政情不安定の中での建造であったためか、部品供給の中断が起こってしまったことにより、性能は寧海と比べてタービンの出力が弱く、水上機の設備も不足してしまった。対空武装についても姉のものとは異なるものとなっている。
平海は1937年4月から中華民国海軍の中で最も強力な水上艦の一隻として、同海軍の旗艦を務めることになる。しかし同年7月7日に日中戦争が勃発。その戦争の最中、7月15日に上海を出港し、揚子江上流へ向かった。道中で日本軍空母「龍驤」の艦載機を対空砲で撃墜ししつつ、揚子江中流の江陰要塞に到着。他の中華民国艦隊(平海、寧海、應瑞、建康)と共に停泊した。
しかし同年9月20日、日本軍は揚子江方面の中華民国艦艇への攻撃を下令。9月22日~9月23日にかけて行われた空母加賀の航空部隊による空襲により、江陰要塞は戦闘能力を喪失してしまう。平海は南京への脱出を図ろうとしたが、爆弾3発の直撃を受け炎上、その場で座礁した。
同年12月4日、第24駆逐隊と共に南京を目指して揚子江を遡上していた砲艦「保津」によって艦体の調査が行われる。淡水域での座礁ということで損傷が少なかったことから、日本軍は平海の再利用を決定。南京攻略後の1938年5月4日、寧海と共に浮揚作業が行われ、日本の播磨造船所に曳航された。
曳航後は艦名を仮称の「見島」とした上で佐世保に係留され、佐世保海兵団の居住用船舶として利用される。しかし大東亜戦争の最中で艦船が不足していた日本軍は、1944年1月中旬に佐世保工廠で整備を行っていた香取型練習巡洋艦3番艦「香椎」に対し、「平海」を呉工廠まで曳航するように下令。2隻は同年2月3日に佐世保を出発し、翌日に呉工廠に到着。「平海」はそこで6月10日まで整備を受けることになる。
同年6月1日に「平海」は海防艦「八十島(やそしま)」と改名。姉・寧海こと「五百島」と共に大日本帝国海軍に編入され、輸送任務、船団護衛任務に従事。9月19日に姉がアメリカ軍潜水艦により沈没するという悲劇に見舞われるも、9月25日に艦種が海防艦から巡洋艦に変更され「軍艦・八十島」となる。
「八十島」は第一輸送戦隊の旗艦に指定され、10月15日から11月15日まで佐世保工廠で改造工事後、輸送艦3隻と共にフィリピン方面へと進出。しかし陸軍戦車部隊の輸送の途上でサマール沖海戦に遭遇し損傷、更に日本帰投中に米潜水艦ギターロらの雷撃を受け大破。ルソン島サンタクルス湾に停泊中の最上型重巡洋艦「熊野」に合同することになる。「八十島」は熊野の負傷者を収容し、11月25日早朝にサンタクルス湾を出発してマニラに向かおうとした。
ところが「八十島」は出航直後、アメリカ軍空母タイコンデロガおよび軽空母ラングレー(CVL-27, インディペンデンス級)の搭載機のTBFアヴェンジャーによる襲撃を受ける。米軍攻撃隊は熊野の上空を通過し、「八十島」の船団を襲撃。「八十島」は魚雷1本を艦尾に受けて沈没した。また随伴中だった輸送艦3隻も共に沈没。その様子は熊野の艦上からも目撃されたという。1945年1月10日除籍。
八十島の生存者101名は、同日に撃沈された熊野の生存者490名と共に現地の海軍陸戦隊に編入され、その後のフィリピン地上戦で多数が戦死した。
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