NHKの本気とは、一種の貫禄である。
概要
「まさかNHKが…」「これがNHK!?」と思わせるほどの“NHKらしからぬ番組やキャラクター”、若しくは「さすがNHK!民放にできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」という“期待以上の高品質の番組”に対する褒め言葉。
- NHKは公共放送のイメージに沿う教育番組や娯楽番組・子供向け番組を多数放送する一方で、「カードキャプターさくら」のような明らかに狙った作品や「プラネテス」「電脳コイル」「クラシカロイド」のように教育しすぎる番組、「ピタゴラスイッチ」のような1番組内のコーナーでありながら印象深い番組など、実に多種多様な番組を制作・放送している。固定観念に捕らわれない同社の本気を窺うことができる。
- またドキュメンタリーにおいても高い品質の番組を提供している。人類滅亡シリーズの元ネタとして知られる「地球に直径400kmの隕石が72000km/hの速度で衝突したとき」はもともとNHKのドキュメンタリー番組にて制作・使用された映像である。(→地球大進化)。あまりにも壮大すぎるシミュレーション映像は動画共有サイトを通じて広く知れ渡り、多くのネットユーザーに衝撃を与えた。一方で、クオリティを追求するあまり、港の工事現場にアナウンサーを立たせたり、出来たてのコンクリートをスタジオに持ってこさせ、アナウンサーがその場で破壊実験することもあった。
- 野球やサッカーの実況などでも、民放にはない質の実況を放映することが多い。
- 歌番組では「NHK歌謡コンサート」及び後継の「うたコン」の力の入れ方が有名。NHKホールという自前のコンサートホール、民放では真似できない贅沢な予算をつぎ込んだ生バンド演奏と生放送、客入れはもはや”ミニ紅白”とも言える品質を誇る。更には1993年から2007年まで放送された「ポップジャム」でも、こちらは収録になるが、大規模ライブさながらのパフォーマンスを繰り広げた。同時期に放送が始まったフジテレビ系列の「HEY!HEY!HEY!」はスタジオを使用したライブハウス形態を採用しており、一種の住み分けが確立されている。
- 他局で放送されたアニメをNHKで再放送することが増えている。基本的にはBSプレミアムでの再放送だが、まれに全国で誰でも見られると言う理由でEテレで再放送される。深夜アニメも2例ほど存在しており、このうち再放送済みの「日常(Eテレ向けに再編集)」では再放送に対する評価が高く、再放送の再放送が行われたほどである。2015年からは、ラブライブ!・進撃の巨人・けいおん! 等の話題作をなぜか放送している。
- 2011年に発生した東日本大震災の際には、NHK本来の持ち味である報道の分野で強みを発揮した。情報の速報性・確実性や報道の質の高さ・アナウンサーやスタッフの冷静さなど、様々な観点で民放の報道を凌駕し、多くの被災者や視聴者に絶大な信頼と安心感を与えた。NHKは報道機関で唯一、災害対策基本法の指定公共機関に指定されており、NHKでは毎日、災害発生時の緊急放送の訓練を実施し、将来発生するであろう災害の被害を減らす取り組みを行っている。実際に2012年12月7日に津波警報が発令された時には危機感を鼓舞する様に強い口調で避難を呼びかけており、こうした取り組みは一部ユーザーからは非常に高く評価されているようだ。
- 2014年にはコミックマーケット87に参加。一部の民放局は既に参加しているが、NHK自体は意外なことにこれがコミケ初参加であった。なお、この際にNHKお手製の薄い本(※全年齢対象)が配られたことも併せて話題になった。
NHKの本気の番組(五十音順)
NHK総合・NHK教育・BS-Hi・NHK-FM(ラジオ放送)などの正確な区分は各自で調べられたし。
関連動画
その名の通りに本気を出した動画は権利者削除にあいやすいので、本気を見たいかたはタグ検索からどうぞ。NHKオンデマンドでも過去の番組配信を行っているのでチェックしてみよう。
関連項目
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