この項目は、ネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
シギントとは
- SIGINT(signal intelligence)…信号情報、及び信号情報に関する諜報活動。COMINT(communications intelligence:通信情報)やELINT(electronic intelligence:電子情報)がこれに含まれる。
- ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズに登場するキャラクター。名前の由来は1の通り。本稿にて記述する。
メタルギアソリッド3
メタルギアソリッド3に登場するFOX部隊のメンバーであり、ゼロ少佐の命令でスネークイーター作戦に参加する。
自称「武器装備、最新テクノロジーについての特別にスゴイ専門家」である。
自分で言うだけあって無線ではゲーム中に登場するネイキッド・スネークの武器や装備品、迷彩やフェイスペイント、さらには敵側が使用する武器はもちろん兵器(ヘリコプターや戦車)の解説までしてくれる他、ボス戦でも敵の使う武器装備について教えてくれる。
ただし無線に登場するのはスネークイーター作戦からであり、最初のバーチャス・ミッション時には彼は参加していないため、この時の武器装備の説明はザ・ボスが行う。(シギントに比べるとそこまで専門的な話はしない)
また作中でスネークが使用する装備の中には彼が作ったものもありeasyEZGUNや双眼鏡、変装マスクがそれである。
紅茶・UMA・007が大好きなゼロ少佐、B級映画好きで美的感覚が一般人とあまりにもかけ離れているパラメディックに比べると、(プレイヤーの行動次第ではあるが)作戦中に上半身裸になった上に「下は脱げないのか?」と聞いて来たり、段ボール箱について熱く語るスネークに対して「なんでFOXには変人しかいないんだ!」と叫ぶなど常識人と思える反応が多い。
とはいえ、彼も変質者達FOX部隊の一員であり、なんだかんだでズレた行動が多い。
例を挙げると
- EZGUNのデザインをわざわざリベレーター(第二次世界大戦時にアメリカがレジスタンス運動を支援するために作ったものだが、弾丸は1発しか装填できず、命中精度も悪いなど色々と問題のある銃)に似せる。理由は「カッコイイからに決まってんだろう。」
- 同じく自身が作った双眼鏡のデザインに納得がいかず、製作期間に丸1年以上、予算を当初の3倍使ってようやく完成させる。(なおゼロ少佐は始末書を書かされたらしい)
- CIA内にて非公認組織「UMA探究クラブ」の副会長を務め、仕事場で会報を作る。(ちなみに会長はゼロ少佐。なにやってんだCIA)
- ゼロ少佐曰く上記のようなシギントの行動への苦情が少佐のもとに舞い込み、月に3日は無駄になるらしい。
FOX部隊に入るにあたってシギント自身が黒人ということが影響してか、他の研究所からはことごとく門前払いを食らい、そこをゼロ少佐に拾われたという経緯があり、「変わった人」と言いつつゼロ少佐には恩義を感じている様子。
また同時にコンピューターを使って世界をつなぐ仕事がしたいとスネークに語っている。
メタルギアソリッド3終了後からメタルギアソリッドまで
スネークイーター作戦終了後、シギントはFOX部隊を離れARPA(米国防総省の研究・開発部門)に所属し、後にDARPA(1972年にARPAから改称)の局長にまで昇進する。
そしてゼロ少佐によって設立された組織「愛国者達」の創設メンバーとしてゼロ少佐、ネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)、パラメディック、オセロット、EVAらと共に名を連ねることになる。
愛国者達が創設されたのち、ゼロとビッグボスは「恐るべき子供達計画」をきっかけに対立し、結果的にビッグ・ボスは組織から離脱するが、シギントはかつての恩義のためかゼロ側に付き、DARPA局長という立場を利用して主に兵器関連でゼロを支え続けた。
そしてメタルギアソリッド本編にてアームズ・テック社と共同で核を搭載可能な二足歩行戦車「メタルギアREX」の開発に携わり、その最終演習のためにシャドーモセス島を訪れたところをリキッド・スネーク率いるテロリスト集団によって襲撃され、アームズ・テック社社長のケネス・ベイカーと共に人質となってしまう。
この時はシギントではなく本名の「ドナルド・アンダーソン」として登場し、メタルギアソリッドの主人公であり救出に来たソリッド・スネークと接触するが、まもなくソリッドに打たれていた「FOXDIE」により死亡してしまう。
・・・と思いきやソリッドと会話を交わしたドナルド・アンダーソンは「デコイ・オクトパス」というリキッドの部下が変装した偽物であり、本物のシギントことドナルド・アンダーソンは本編開始前に同じくリキッドの部下であるリボルバー・オセロットによる拷問によって死亡しており、のちにソリッドが閉じ込められる独房内にその遺体が血液を抜かれ、蛆虫が湧いた状態で残されている。
リボルバー・オセロットは「あんなに我慢強いとは思わなかった」と事故であったことを強調しているが、実際は同じ愛国者達のメンバーであり、ビッグ・ボスの遺体を奪還するためにために行動していたオセロットに口封じ目的で意図的に殺害されたことがのちに判明している。
かつてシギントはメタルギアソリッド3の無線にて悪夢(ガイ・サベージ)を見たスネークを励ますために自身が見た悪夢の内容を話すのだが、その内容は「二足歩行のクソッタレが史上最悪の兵器を積み込み、そいつが通った後は何もかもクソッタレになっちまう」というものであり、これはメタルギアソリッドにおける「メタルギアREX」のことを予知していると思われる。しかし皮肉にもシギント自身がその「クソッタレ」の開発に関わることになるとは3の時点でのシギントは思いもよらなかっただろう。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 3
- 0pt