「おめえが産むわけじゃねえんだから別にいいじゃん」とは、テレビアニメ『ドラゴンボール超』の登場人物、孫悟空の台詞である。
概要
第77話「やろうぜ全王様!宇宙一武道会!!」でのワンシーン。
強盗との戦闘で身体の鈍りを感じた悟空は、ウイスの元で修行を決意。ベジータを共に連れて行こうとカプセルコーポレーションを訪れる。
しかしベジータは、妻のブルマが赤ちゃん(後のブラ)を身ごもっているため、大事に備えその場を離れられないと悟空の誘いを断る。 これに対し悟空は
おめえが産むわけじゃねえんだから別にいいじゃん
と、それはそうだが妻帯者としてあんまりな発言をする。
これにベジータは「バカか こんなとき[1]に修行なんてしてたらずっと恨まれるぞ」と返すが、悟空は
そっか?オラ悟天が生まれたときは死んでたかんな〜
と、息子である悟天の出産に立ち会えなかったことをヘラヘラ笑いながら語る。
この台詞を含め、ドラゴンボール超における悟空は、命からがら現代へやって来たトランクスのタイムマシンを見て笑顔で「きったねえな」と言い放ったり、ブルマに対し「おっぺえ垂れたんだってな」と悪気なく問いかけたりと、原作における「戦闘以外は無頓着」な性格がよりギャグテイストに強調されており、ノンデリなキャラクターは原作ファンからしばしば賛否両論となっている。
ちなみに、後にこの話を聞いたウイスも「構わないじゃないですか 出産するのはブルマさんですよ」「ふむ…そうですか まあご自由ですけど」「地球の常識とやらですかね 私にはよく分かりませんが(漫画版)」と首を傾げており、正論を言っていたはずのベジータがアウェーな状況となっていた。
また、当のブルマ本人は悟空に対しベジータを誘いに行くよう笑顔で促しており、仮にベジータが修行について行っても気にしなさそうな様子ではあった。
漫画版
と発言。アニメ放送時はネット上で「悟天はともかく兄の悟飯が生まれた時は死んでないだろ」とツッコまれていたが、なんと悟飯の出産にすら立ち会っていなかった事実が判明する。
これにはベジータも
と呆れる。
このシーンを見た後に、サイヤ人編やセル編でたとえ地球が危機に瀕しても悟飯を悟空の好きにさせまいとした妻のチチを見ると、ちょっと印象が変わるかもしれない。
余談
後日、ブルマの出産シーンが描かれるのだが、行く行かないの押し問答を続ける悟空とベジータを尻目に、ウイスは「ブルマさん 調度いい毛布がありました」とブルマに声をかける。何のことかとブルマ達がキョトンとしていると、ウイスはブルマの臨月のお腹目掛けて呪文を放ち、次の瞬間には赤子が空中に現れ、ウイスの構えた毛布の上にフワッと抱かれた。これならベジータも後顧の憂いはあるまいとばかりに、一瞬で強制的に出産を終わらせてしまったのである。
しかも胎盤とか羊水とかそのへんまで適切に処置されたのかブルマは痛みすら感じず一瞬で腹部が元通りになり、生まれた赤子はおむつまでしているという至れり尽くせりである。これまたツッコミ所満載の描写だが、天使の能力ならこの程度はわけないのかもしれない。
関連動画
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 5
- 0pt

