『ここから夏のイノセンス!』とは、2015年11月27日にクロシェットから発売されるPCアドベンチャーゲームである。略称は「ここ夏」。
概要
クロシェットの7作目のタイトル。原画及びキャラクターデザインはせせなやう、シナリオは保住圭、姫ノ木あく、和泉万夜、深山ユーキが担当する。
現代よりも少し昔の田舎町で、未来からタイムスリップしてきた女っ気のない主人公がヒロインたちと交流する「田舎で初々しい恋愛を全力で展開してゴロゴロ転がるADV」と銘打っている。
Windows Vista, 7, 8, 8.1に対応している。
あらすじ
現代より少し昔、都市部に比べて山間部では開発が進んでおらず、昔ながらの雰囲気を色濃く残した農村がまだ多く残っていた。
そんな地域の一つである「晶生(あきお)村」に、主人公・千種由嗣が未来からやって来た。情報化が進み極度の競争社会と成り果てた未来で「落ちこぼれ」とされていた彼は本来時間旅行など許される身分ではなかったが、どういうわけか過去へタイムスリップしてしまったのだ。
わけもわからず晶生村をさまよっていた彼は村の少女初姫いろはと出会い、晶生村に当分滞在することとなる。
そこで待っていたのは、未来とは違うのんびりした時間の中での暮らし。
登場人物
メインキャラクター
- 千種由嗣(ちぐさ よしつぐ)
- 本作の主人公。未来から晶生村へやって来たが、その理由がいまいちわからない。
- 未来の世界では「落ちこぼれ」のレッテルを貼られ、優秀な者にしか許されない時間旅行ができるような立場ではなかったはずなのだが……。
- 蛍塚アリカ(ほたるづか ありか) - CV:あじ秋刀魚
- 調査のために未来から晶生村にやって来た少女。ただし由嗣とは違って正規に過去へと渡航している。芯の通ったまっすぐな性格。非常に成績優秀で、生徒会長も務めたエリート。
- 未来でも一応由嗣のクラスメイトだったが、彼にとっては「高嶺の花」であった。しかし晶生村では未来との空気感の違いに戸惑うことも多く、早くに順応した由嗣を徐々に見直していく。性知識には乏しい。
- 蛍塚ユノ(ほたるづか ゆの) - CV:くすはらゆい
- 蛍塚アリカの異母妹。アリカと共に晶生村を訪れる。姉と同じように成績優秀だが、性格はとてもマイペース。
- 実利的な知識に偏重しているありがちなエリートとは違い、古典などにも興味を持つ。性への興味も強く、清廉潔白な姉よりも豊富な性知識を持つ。優等生らしい取っ付きにくさとは無縁で、由嗣ともすぐに意気投合することになる。
- 初姫いろは(はつひめ いろは) - CV:桃井いちご
- 元から晶生村に住む少女。星ヶ淵というところで由嗣と出会い、その後彼を家に居候させている。
- 性格は明るく純真で、村の誰からも愛されている。また、彼女がいる初姫家は村の夏祭りの舞い手を代々務める由緒ある家である。
- 久万里寿(くまり ことぶき) - CV:遥そら
- 村長の娘。物腰柔らかで丁寧な言葉遣いをする、大和撫子という言葉がふさわしい少女である。ただし無愛想で冷めた態度をとることも多く、一歩引いて人付き合いをしているという印象を受ける。
- 初姫いろはとは付き合いが長く、親友同士。
サブキャラクター
- 鴫原紅緒(しぎはら べにお) - CV:桜川未央
- 晶生村の少女。底抜けに明るい素朴な田舎娘で、何事にも一生懸命だがよく空回りしてしまう。しかしその様子も可愛いもので、ムードメーカーとなっている。5人きょうだいの一番上。
- 由嗣には、村の男の子とは何か違うものを感じている模様。
- クラレッタ・リットリオ - CV:鶴屋春人
- イタリア系の日本人。由嗣やアリカより先に晶生村に来て調査を行っていた未来人。アリカとユノを家に滞在させている。のんびり屋であり、晶生村の空気にすっかりなじんでいる。
- 久万里篁(くまり たかむら) - CV:神代一
- 久万里寿の兄で、村長の跡取り。しかし本人は田舎よりも都会に目が向きっぱなしで、「アーバングッズ」を集めた彼の部屋は村から浮いている。由嗣とは気が合うようで、すぐに打ち解け親友となる。
主題歌
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
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