概要
日本で幼少期に読まれる話の一つで、「他人の手柄を横取りしたら痛い目にあう」と言うことを教える。
あるところに、柿の種(※お菓子ではない)を持った猿と、おにぎり(※せんべいではない)を持った蟹がいました。
猿は、蟹に向かって言いました。「お前さんのおにぎりと、ワシの柿の種を交換してくれんか?(cv:常田富士男)」
蟹は、猿に向かって言いました。「いやじゃ!お前さんおにぎりが食いたいだけじゃろ!その話には乗らん(cv:市原悦子)」
猿は、知恵を働かせ言いました。「おにぎりは、一回食ったら終わりじゃが、柿の種は植えて育てばいっぱい食える。」
蟹は、渋々了解し、おにぎりと柿の種を交換しました。
蟹は、柿の種を埋め水をやりました。
蟹は、「おい、柿の種。芽が出ないと種を、このはさみでちょん切るぞ」と言いました。すると土から芽が出ました。
さらに数日、蟹は、「おい、柿の芽。育たないと葉っぱを、このはさみでちょん切るぞ」と言いました。すると芽は大きく育ちました。
数日たち、柿の種は大きい柿の木となり柿の実をたくさんつけました。
蟹は、気がつきます。「困ったぞ、たくさん柿がなっとるのに、取りににいけん。」
猿が、やってきます。「やぁやぁ、蟹さん。たくさん柿がなりましたな。」と、言ってすいすい上っていくではありませんか。
蟹は、言いました。「おのれ、だましおったなこの猿め!。」
猿は、言いました。「騙される方が悪いんじゃ、ほれひとつくれてやろう。」と、青い柿の実(※1)を強く投げ蟹にあたってしまいました。
蟹は、青い柿に当たって死んでしまいました。(※2)
猿は、「ふぅ!食った食った。うるさいもんも、おらんようになったしこれであんたいじゃぁ。」と言ってどっかへ行ってしまいました。
その蟹の後ろから、小さな蟹が「おかーさん、おかーさん(cv:悠木碧)」と泣いています。
そして子蟹は「この怨みはらさでおくべきか!地べたを這い泥水をすすってでも、復讐を果たしてやる。」と決意するのであった。
上記が、大体の前半である。
子蟹が殺意を高めていると、そこに蜂がやってきました。
蜂は、子蟹に向かって言いました。「お嬢さんどうしたんだい?(cv:緒方直美)」
子蟹は、蜂に向かって言いました。「おかーさんを猿に頃されちゃったの。」
蜂は、哀れに思い子蟹を釣れて、知り合いの元へ向かいました。
そこには、「栗、臼、牛糞(※3)」がいて、子蟹の話を効くことにしました。
栗、「なんて、悲しい子なんだ(cv:石丸博也)」。
臼、「あの猿は一度懲らしめないと、いけないと思ってたんだ (cv:玄田哲章)」。
牛糞、「任せろ。俺たちがきっとなんとかする (cv:杉田智和)」と、作戦を練ります。
場所は変わって、ここは猿の一軒家。
そこに猿が帰ってきます。「ふー、あのうるさい蟹もいなくなって清々するぜー(cv:中村悠一)」
「秋も深くなってきたし、寒いしな。囲炉裏に火をたくか。(cv:中村悠一)」
そうして、猿が囲炉裏に当たっていたところ…
「ホヮチャー!(cv:石丸博也)」と栗に火がつきはじけ猿に当たります。
「熱っち!熱っち!火傷きっついって、水!水!」
猿が一心不乱に水瓶へ近づきます。 「ニードルシューティン!(cv:緒方直美)」、蜂の鋭い箸が猿の尻に刺さります。
「痛ッてぇ!痛ッてぇ!なんだよこれ!どこに敵がいるんだよ!」猿は慌てふためき家の外へと走ります。
「ちょっと通りますよ!…ふもっふ!」、「畜生~!なんでこんな所に牛糞があるんだよ…。」と、猿は外にあった牛糞で滑って尻餅をつきます。
「はぁぁ!ヌン!!」と尻餅をついた猿めがけ臼が落ちてきます。
「ぐっはぁ!こんなことでー!」と猿は断末魔をあげ死にました。(※4)
「ウェヒヒヒヒ!おかーさんを殺した報いだよ。」と子蟹は復習を果たし、蜂、栗、臼、牛糞は帰って行くのでした。
めでたし、めでたし
という話である。
上記の通り、被害者・加害者ともに死亡するため喧嘩両成敗・復讐完了で終わる。
しかしながら、、一部では「歯切れが悪い」「残酷すぎる」との意見から変更が行われており。
- (※1) 青い柿の実 ではなく、ちゃんと食える柿の実(橙)を投げる。
- (※2) かには死亡したのではなく、はさみを落とす大怪我に変更される。もしくは熟した柿で全く影響がない。(悪戯の扱い)
- (※3) 牛糞は不衛生なので登場しない。もしくは、西洋からバナナの皮が参戦する。
- (※4) 猿も死なずに大けがで懲らしめる程度。もしくは反省させるので死なせない。
等の変更が行われている他、昔は子蟹がたくさんいたのに対して今では数匹または1匹になっていると言う変更もある。
話からは、「親の敵は子が討つ」といった話や、「他人の利益を横取りしたら倍返しを食らう」などの事を教える等の解説がつくこともあるほか、 現代になぞらえて、「下請けいじめになった中小企業が大企業に復讐をする話」や「蟹も柿の種に脅迫(パワハラ)してんじゃん!」という今時なツッコミ、「血で血を洗う話の始まり。」といった解釈もある。
ちなみに、やま磯で販売されている「さるかに合戦」は、
商品名の候補として“誰でも知っていて、親しみやすい”ものから、当時テレビ放送されており、お子様から大人までなじみのある“日本昔話し”が上がり、その中で使用できるものから命名しました。(※中身と商品名との関係はありません。)![]()
との事なので、甲殻類などは入っていないほか、子供のいる食卓では絵が入っていることで心をがっちりつかみふりかけでご飯を食べるという食のきっかけになる子供もいる。
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