イャンガルルガとは、「モンスターハンター」に登場する黒い怪鳥である。
名前の由来は『イャンクック+ガルダ(インドの神鳥)』とする説が多く見受けられる。
漢字表記は「黒狼鳥」。ガルルガ素材がメインの武器の名前には漢字が多く使われる。
概要
鳥竜種 | |
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イャンガルルガ |
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素材 | |
素材名 | 黒狼鳥 |
登場作品 | |
モンスターハンターのモンスターテンプレート |
ゲーム内の解説では初期の作品では「イャンクックの亜種」と説明されていた(イャンクック亜種もいるがそれとは別)が、現在は近縁種とされているもののあくまで別種の生物とされている。
性格は狡猾で好戦的。警戒を解いている状態で攻撃を受けるとすぐさま今いる場所から移動する。
硬い甲殻を持ち、斬れ味の悪い武器だと簡単にはじかれてしまう(特に背中はアホみたいに硬い)。
尾には毒があり、叩きつけると同時に対象を毒に冒す。
怒ると口から火が噴出し、罠(落とし穴)を回避するようになる。
イャンクックと違い、音爆弾や狩猟笛の高周波で気絶状態になったりしない。
特徴として首元に生える毛があり、また火炎弾による攻撃、毒をもつ尻尾を使ったサマーソルトを行う。
そして耳を劈く音を出す咆哮も行うため、耳栓スキルがないと耳を塞いで座り込んでしまう。
姿形はトゲトゲしいこと以外イャンクックと酷似しているが、リオレイアと行動や外観が下記のように類似しているため、
「若いイャンクックとリオレイアが不倫した結果生まれた子供」みたいな事がアンサイクロペディアに書かれている。
ただし、イャンクックの巣に托卵するという生態を持っているため、クックの子供という点だけは部分的に事実である。
- 類似点
- 尻尾の先端の形状(太さは違えど形状が酷似)
火炎弾(リオレイアと同じ動きで打ち出し、単発と3wayがある点も一致) - サマーソルト(当たると毒効果ところまで一致)
- 咆哮(イャンクックにはなく、リオレイアにはある)
MHP2Gにて最初から顔に傷がない通常個体のイャンガルルガが登場した。こちらのイャンガルルガは、傷ありイャンガルルガより怒りにくくなっている。
MHP2までの作品で登場していた片耳と片目しかないイャンガルルガは特殊個体扱いになり「傷ついたイャンガルルガ」という名称になった。この名称はMHW:Iの作中で使用されている名称だが、MHP2G時代も攻略本やモンスターフィギュアで使われていた。
亜種ではないが勲章「生態研究報告書」を手に入れるには傷無しイャンガルルガ、傷ついたイャンガルルガどちらも捕獲しなければならない。
MHF
MH2続投組。
原種は一部の柔らかい部位以外はとても硬く、水属性が良く通る。
F.2で原種の体力や変種の肉質が調整された。
MHF-G2(2013/7/10)でG級対応。難易度は★7。
ブレスが大ダメージ+毒になっている。
特異個体
シーズン10(2011/1/26)で登場。
両耳隻眼の個体(傷を負わないほどの強さを持っているということ)であり、尻尾の毒腺が異常に発達し、サマーソルトでこの毒を前方に発射することも出来る。食らうと毒+膝崩れやられの効果。
連続で咆哮をしながら走ってきたり、飛び上ると同時に咆哮しリオレウスのように空中にから火ブレスで攻撃してきたりするので咆哮対策は必須。通常特異個体かでは咆哮が一段階上昇するのだが、ガルルガの場合特例として二段階上昇しているのでスキル「超高級耳栓」をつけることが推奨される。
他には前身に判定たっぷりのデンプシーロール(尻尾に当たると毒)や回転ブレスなどの攻撃がある。
どのようなモーションかは関連動画を見てほしい。よりアグレッシブなガルルガ教官の姿を見れるだろう。
また突進前に軸あわせの動作が導入され、ノーモーション突進はすることがほとんどなくなった。
ちなみにMHFでは元の耐久が高いモンスターの常だがHCだと耐久が下がる。
モンスターハンター4
今作は傷ついた個体のみ登場する。
一応突進はノーモーションではなくなったものの、普通の突進に慣れたら厄介なことには変化がなく、更に咆哮しながら飛び下がるという動作が追加され、行動パターンにはそこからサマーソルトへ繋がる動作も追加された。イャンクックの追加モーションも加えて追加され、尻尾振り回しが尻尾を斬り落としても毒が付加されるようになり、判定が縮まって弱体化するどころかむしろ強化されている・・・・
しかし・・・・・・・・
高レベルでのギルドクエストにて
なおかつ、狂竜化した場合、スピードが格段に上昇し疲労しても確定でついばみをして疲労回復を図り、わずか数秒か10秒前後で怒り状態に確定で移行し、もはやずっと怒り状態に等しい状態になる。
このイャンガルルガはMH4史上最強モンスターとして君臨するほどになった。
もはや「悪意の塊」にしか見えない。やりがいのある手強さと従来の問題であった耐久の改善という調整であるMHFの特異個体と違って、もう難易度ではなく嫌がらせと言われることも・・・
モンスターハンターワールド:アイスボーン
今作では初のイャンクックがいない状態での登場となる。
ただ、クリア後の「導きの地」が初登場になるため、あまり気にしてはいけない。デフォルトでは傷無しの通常個体が登場し、調査クエストでは「古代樹の森」で戦うことになる。
以前まで言われていたノーモーションや理不尽な行動ルーチンは緩和されており、理不尽さが減った。代わりにほとんどの技の後隙をキャンセルするようになった。それでもとても疲労しやすい特徴は健在。また、チャージブレスや飛竜種のモンスターに見られたモーションが新しく追加されている。
見た目が面白い新技として、「空中に高く飛び上がった後、ターゲットのハンターにめがけて頭から突っ込んで地面に突き刺さる」技を用いるようになった。その姿はとてもシュールでハンターの笑いも誘うとか誘わないとか。ただし、振動を起こすため注意しよう。後隙もある程度あるため、恐れるものではない(はず)。
特殊個体について
MHW:Iの傷ついたイャンガルルガは特殊な扱いになっており、「イャンガルルガの歴戦個体」の枠組みで登場する。
そのため、「傷無しの歴戦個体」、「傷有りの通常個体」と言ったものは存在しない。これは傷ついたイャンガルルガ自体が「転戦し続けた結果古傷のついた歴戦のイャンガルルガ」であり、「歴戦個体」という名にマッチングしているからだと思われる。
ただし、内部的には別物になっており、図鑑は通常個体は「イャンガルルガ」、特殊個体は「傷ついたイャンガルルガ」としっかり別々で登録される。傷個体専用素材も存在する。
傷個体専用技として、空中から機関銃のようにブレスを乱射する技が2種類追加された。それぞれ範囲も決まっており、「前方中距離に広範囲に吐いてくるもの」や「後ろに振り向きながら周辺に吐くもの」が存在する。両方とも真下や反対側は安置。ただし、傷個体のスピードの関係や歴戦個体であるため、威力の問題でバカにならないので十分注意しよう。(特にレンジや防御力的な問題でガンナーは気を付けよう)
二つ名個体
MHXでは“隻眼(せきがん)”なる二つ名を持つ特殊個体が登場。
姿は4の頭部が傷ついたイャンガルルガと同じだが、目が爛々と赤く輝き、翼と尻尾が毒々しい黄緑色になっている。
設定によるとイャンガルルガがさらに幾度もの他のモンスターとの交戦を経てこうなったと言われている。
通常種に比べて行動パターンが大幅に増加、ステップしながらの連続キックや最大3連発ホーミング嘴ハンマーだけでなく体を屈めての超ハイスピードダッシュ突進などを駆使するようになり、さらに尻尾から分泌する毒は猛毒に変化、そしてサマーソルト攻撃に至っては紫毒姫リオレイアと同じく劇毒を打ち込んでくる。
ただし、戦闘パターンこそ増えてはいるが、相対的に悪名高いノーモーションダッシュの使用率が減り、大技以外の攻撃力もそんなに高くない事から「前作の狂竜化ガルルガよりはマシ」と捉える人もおり、加えてアイルーニャンターとの相性が意外に良いという事でそのアイルーらのレベル上げに利用されているとかいないとか。
お絵カキコ
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関連項目
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