カミさまとは、ゲーム『ペーパーマリオ オリガミキング』に登場するキャラクターの総称である。
概要
「ペーパーマリオ オリガミキング」における土地神的な存在で、ゲーム的には各エリアの中ボスの役割を務めている。
古代から人々の間で語り継がれてきたことが示唆されており、古代キノピ王朝やてんくうスパーランドに関係する建物でも、彼らの造形物を見ることができる。各地の寺院や神殿でひっそりと祀られ、一般人の間では伝説上の存在として扱われている。
オリー王が力を奪った結果、マリオが出会うカミさまたちはいずれもオリガミの姿にされてしまっている。理性を失っているのか意思疎通はできず、戦わざるをえない。倒すと自身の折り方を記した書物に変化。オリビアはそれを読むことで折り方を習得し、自身もカミさまと同じ姿に変身できるようになる。変身は世界各地にある専用の魔法陣の上で行われ、時には地形を変えるほどの大きな影響を及ぼす。オリガミ兵との戦いでは、敵が魔法陣を持っていることがあり、奪い返すとカミさまに変身して一気に倒すことが可能。ボス戦でも活躍し、カミさま対カミさまの迫力ある戦いを見ることができる。
なお、オリビアが変身すると顔にオリビアの目が付き、頭に2本の角が生える。最終決戦でオリー王が変身する際も、カラーリングがオリー王と同一のものとなるなど、変身元の姿が多少反映されるようだ。
カミさま一覧
土ガミさま
ピクニックロードにある土ガミ寺院で祀られている、「土」を司るカミさま。亀がモチーフとなっており、非力なノコノコたちから信仰され親しまれている。寺院内部は観光名所のようになっており、賽銭箱にコインを入れることで土ガミさまに関する情報を聞くことができる。
戦闘では、甲羅が出ている手足と頭、尻尾が弱点。特に、尻尾を攻撃すると全ての部位を引っ込めるので、最速で攻略したい人は真っ先に狙いに行くと良い。全て引っ込めたら、カミの手を使ってひっくり返し、一気にトドメを刺せる。
オリビアが変身すると、地面を盛り上げたり盛り下げたりすることができるようになる。戦闘中では、マリオがいる位置のパネルを盛り上げて高い場所に避難させるほか、地面にいる相手を「だいじしん」で吹き飛ばす。
オリー王が変身する際は、尻尾攻撃が通用せず、他のカミさまの力を利用する必要がある。
水ガミさま
モミジ山の水ガミ神殿に祀られている、「水」を司るカミさま。ドラゴンがモチーフになっており、全体的に青い。神殿は重要指定文化財になっており、内部へ入るには入り口にある2つのスイッチを同時に押す必要がある。内部にはスライドパズルなどの謎解きがあり、解くことで神殿の最深部に向かうことができる。
水を司ることもあり、戦闘ではうずまきを発生させてフィールド上のパネルを洗い流してしまう。うずまきは縦一列のパネルしか消さないので、行動時に必要なパネルはうずまきの進むルートに置かないよう配置する必要がある。また、通常は空を飛んでいるためハンマー攻撃が効かず、ジャンプで攻撃しなければならない。
かみつきやビンタなどの攻撃に加え、ターンが終了する度に水を内部へとりこみ、お腹を大きく膨らませていく。最大まで膨らませると、体内の水を一気に吐き出して攻撃してくる。まともに喰らうと非常に大きなダメージを受けてしまうが、カミさまの力を借りて高台に避難することで攻撃を避けられる。吐き出した後は地面にぐったりと倒れるので、反撃のチャンス。
オリビアが変身すると、大量の水を吐き出して干上がった池をもとに戻したり、火を消したりしてくれる。
オリー王が変身する際は、初めからお腹がパンパンなので、すぐに避難しなければならない。また、うずまきが洗い流す列がマリオの行動開始とともに決まるので、タイミングに注意。
余談だが、前述のお腹を膨らませる描写に一部のボテ腹フェチが歓喜することとなった。
火ガミさま
ヤケスナ大さばくの火ガミ洞窟に祀られている、「火」を司るカミさま。フェニックスのような姿が特徴。火ガミ洞窟に入るためには、6体の像が見守る中でキノピサンドリア宮殿の壁画に描かれた呪文と踊りを披露する必要がある。詳しい儀式の内容は自分の目で確かめるべし。洞窟内は灼熱のマグマや火に囲まれ、ハリボテ兵も火を使った攻撃を行ってくる。
戦闘では、空を飛んでいるためハンマーは届かず、燃えているため通常のジャンプ攻撃では逆にこちらがダメージを負ってしまう。また、攻撃を受ける度に自身の羽をパネル上に撒き散らすのだが、移動中に当たるとダメージを受けてしまう上に、複数枚刺さっているとその分ダメージが大きくなる。攻撃すればするほど撒き散らされ、そのうち攻撃パネルにたどり着くのすらもままならなくなってしまう。
カミさまの力を使うと無力化することができ、その時が反撃のチャンスとなる。ただし、カミの手でとどめを刺せなかった場合、散らばった羽を回収して体力を全回復させるので、反撃前にある程度体力を削っておく必要がある。
オリビアが変身すると、口から火を吐き出し、燭台に火を灯したり、氷を解かしたりしてくれる。
オリー王が変身する際は、序盤から大量の羽を撒き散らすので、すぐにカミさまの力を使うと良い。
氷ガミさま
ダイヤ島の氷ガミ山に祀られている、「氷」を司るカミさま。白熊がモチーフとなっている。山の中はツルツル滑る氷の床が多い上、ポケモンの「こおりのぬけみち」に似たパズルを解かなければならない。
戦闘の際、初めは氷の中に閉じこもり、体当たりなどで攻撃してくる。カミさまの力を使うことで氷を溶かせるので、スキを突いてカミの手を叩き込もう。
氷を溶かしてからは、アイスブレスによって特定のパネルを凍らせたり、氷の塊を落としたりしてくる。凍ったパネルを踏んでしまうとマリオが滑ってしまうので、上手く避けるルートを作る必要がある。また、氷の塊はパネルを縦にスライドさせると壊すことができる(ここに来てようやくボス戦でパネルがスライドできると気づくプレイヤーもいるとかいないとか)。
体力が残り僅かになると、氷の迷路を作ってパネルをシャッフルする「アイスメイズ」という技を繰り出す。実はシャッフル前に正解のルートが示されているため、冷静に覚えておけば難なく解くことができる。道を間違えるとマリオが凍りついてしまい、大技の「アイスエイジ」を喰らう羽目になる。
オリビアが変身すると、水を凍らせることで新たに道を作ることができる。
オリー王が変身する際も対処法は同じ。ただし最初からアイスメイズを繰り出してくる。
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