コラショは、ベネッセの通信教育講座「進研ゼミ小学講座」および「こどもちゃれんじ」に登場するキャラクターである。
概要
なかまたち (中央がコラショ) |
---|
キッズ、ラッキー、うさぎのめめ、いけのカンがえる等と共にレギュラーキャラクターとして進研ゼミ小学講座の1〜3年生向けの教材に登場するキャラクターであり、主人公。DMのDVDなどの販売促進メディアや、こどもちゃれんじ じゃんぷ(5・6歳向け)の一部教材にも登場する。
1997年まではカニ丸やポコなどのいわゆる「ブコマッチ」が進研ゼミ小学講座のキャラクターを務めており、その後継として入れ替わる形で1998年にデビューした。キャラクターデザインは井上ヒサト。声優は大谷育江。
プロフィール
もうすぐ小学生になる少年・井上きずな(いのうえきずな、キッズ)のおじいさん(世界を旅するカメラマン)が、ジャングルで撮影中に動物(アニメではイノシシ)に追いかけられて峡谷に落下したところ、不思議な「穴」に吸い込まれ、気がつくと物が喋る不思議なデパート「とびきりデパート」に居た。そこでキッズへの入学祝いを求めたところ、名乗り出て彼の元への贈り物として贈られた「赤いランドセルの妖精」がコラショである。キッズとは紆余曲折を経て、兄弟のように仲のいい親友となる。
ランドセルのカラーリングと同様、赤と白が基調のずんぐりむっくりした外見をしている。長い耳のようなものがあるためうさぎと間違えられがちだが、これはランドセルの肩紐が変形したものでうさぎなどではない(ちなみに同講座には「うさぎのめめ」といううさぎのキャラクターもいる)。
第一に、ランドセルとしての姿と妖精としての姿に変身できること。キッズの登校時にはランドセルの姿で、その他の時には妖精の姿でキッズのことを応援する。変身時には「よいしょ、こらしょ、よっこらしょ!」と言う(言わない時もある)。妖精態時にもランドセルの特徴をいくつかとどめているのが特徴的。例えば背中にはランドセルのフタがあり、妖精態でも物を出し入れすることができる。また、前述したように頭部にある耳のようなものはランドセルの「肩紐」である。
第二に、コラショの最大の特徴でもある「コラショパワー」。これは街中の物を喋ったり動いたり出来る状態に出来るパワー。コラショは時にこの能力を使ったりしながらキッズたちをサポートしている(「うさぎのめめ」や「いけのカンがえる」、「くりけいかん」「じかんわりさん」など多くのキャラクターがコラショパワーによって喋れるようになっている)。ちなみにパワーを使うと、代償としてお腹が空く。
とにかく応援に全力を注ぐ性格で、キッズや頑張る小学生の為なら全身全霊で身を張る。街中で応援したい子がいればキッズの元を離れて応援に行くことさえある[1]。雨が降っていても風が吹いていても、奈落へ落ちそうになっても[2]、異世界に取り残されそうになっても[3]応援をし続ける。応援の為なら海も泳ぐし、縄跳びも飛ぶし、太鼓も叩く[4]。どれだけ力に差があっても、ドラゴン[5]や巨大ロボット[6]にさえ果敢に立ち向かう。溺れかけても生き返るし、しまいには自らを閉じ込めた檻を自分の腕でこじ開ける[7]。コラショの口癖は「だいじょうぶ!」なのだが、このような様子を見ていると本当に何やっても大丈夫なんじゃないかという気がしてくるのではないだろうか。この熱意はどこぞの元プロテニスプレイヤーにも劣らないだろう。そんなコラショの頑張る姿が、子どもたちに元気を与えるのである。どうして何度もそんな状況になるかのは不明だが。
ちなみに応援キャラというのは、姿や名前の決まる前、企画当初の1996年頃から既に固まっていたらしい[8]。
その他エピソード
目覚ましコラショ |
---|
- 誕生日はキッズの家にやってきた1月1日。
- 食いしん坊で、好物はシュークリーム。キッズの家が「トルテ」というケーキ屋で、この店のシュークリームに一目惚れしたのがきっかけ。
- 自覚はないが、音痴。
- 名前の由来はランドセルを背負うこどもの「よっこらしょ」という掛け声から。
- チャレンジ1年生の4月号教材(もしくは入会特典の先行お届け)としてもらえる目覚まし時計「めざましコラショ」シリーズは有名であるが、これは大体2年おきに再設計される。その2年それぞれでも微妙にデザインが異なるので「めざましコラショ」だけで世代を特定することもできた。
そうした設計の変遷はあれど長らくアナログ式が採用されていたが、2014年版を境にデジタル式が採用されるようになっている。 - 男の子のキッズに対して赤色なのは、ジェンダーフリーなどと評価されることもあるが、公式設定としては「元気の赤、やる気の赤、ヒーローの赤」というメッセージが込められているとのこと。これについて井上ヒサト氏は「戦隊ヒーローに着想を得た」と明かしている。なお決してデパートに赤色のランドセルしかなかったというわけではないようで、最近のアニメでのデパートの描写には「黄色いランドセル」の姿も確認できる[9]。性別は定かではないが、内面には男の子のような特徴がみられる。
- 外見については、時代とともに徐々に変遷の途をたどっている。具体的には、ポケットモンスターシリーズのピカチュウと同様に、当初は顔が大きくずんぐりむっくりとしていたのが、次第に小顔となり、足も少しずつ細く長くなってきている。余談であるが、ピカチュウとは中の人が同じである。
- カンがえるとともに公式の絵描き歌が存在する[10]。興味のある人は描いてみてはいかがだろうか。
- 2019年には「コラショの海底わくわく大冒険!」で初めて映画化。コラショパワーの秘密やキッズとの友情に迫る内容となっている。なお、2021年7月30日からdアニメストアニコニコ支店でも配信が始まっている。
主なキャラクターソング
- チャレンジ1ねんせい/2ねんせい OP
- 作詞・作曲:不明
- 歌:コラショ
- レッツゴー!チャレンジ
- 作詞:逸見龍一郎
- 作曲・編曲:古川龍也
- 歌:コラショ・キッズ・ラッキー
- 九九のうた
- 作詞・作曲:不明
- 歌:コラショ・キッズ
関連動画
関連商品
関連チャンネル |
関連リンク関連項目 |
脚注
- *販促DVD多数より
- *「かっこいいいちねんせいにへんしん!」より
- *「わくわく博物館アドベンチャー」より
- *「めざせ!きらきら2年生 すくいのゆうしゃと小さなせんしのでんせつ」より
- *「ドラゴン・ハート たいせつなともだち」より
- *「かっこいいいちねんせいにへんしん!」より
- *「あつまれ!かっこいい1ねんせいパワー!コラショきゅうしゅつだいさくせん」より
- *コラショ誕生ストーリー | だいすき!コラショ(2018年12月)
- *「コラショのたびだち」より
- *コラショのどうが! - だいすき!コラショ|進研ゼミ小学講座
- 1
- 0pt