ゴールドマンとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するモンスターである。
ここでは便宜上、DQ3に登場する同名のモンスターも解説する。
概要
まさに「金塊の集合体」という風貌のゴーレム系統モンスター。
DQ3では一度グラフィックがようがんまじんの色違いに変更されたが、それ以外の作品ではゴーレムと同じ見た目になっていることから、DQ1の姿の方が一般的に知られている。
基本的に経験値は異様に低いものの、金を意味する名前から分かる通り、倒した際にゴールドを大量に落とす。典型的な「金策用モンスター」。
DQ1が発売された時点では丁度RPGの概念がライトユーザーにも知れ渡りつつあった時期でもあり、彼の存在はお金持ちなモンスターのイメージ作りに一役買ったと言えなくもない。
一時期は「ミステリドール」や「おどるほうせき」に金策モンスターの座を奪われる事があったが、現在は多くの作品に登場している事から分かるように、シリーズにおける「金策モンスターといったら彼」というイメージが強まっている様だ
DQ1
初登場作品。同作ではリムルダール南及びせいなるほこら周辺とドムドーラ周辺で出没。
この頃から大体の特徴が確立されていて、撃破時の経験値が6しかない代わりに、ゴールドの方は199と同時期に出現するモンスターよりも高い額を獲得する事が出来た。
ただし、FC版の時点では塔や洞窟の宝箱がダンジョンから脱出した際に復活するという仕様が存在していたり、同じ地域に出現するキメラを狩りまくった方が効率的にお金を稼げるという事から、実際のお金稼ぎ関してはあまり実用的ではなかった。
ちなみにFC版でのカラーは金というよりベージュに近かったのだが、リメイク版の際に現在のカラーに変更されて現在に至る。
DQ3
同作のゴールドマンは特徴こそ初代を踏襲していて、パワー型という事やリムルダール周辺に出没するという事や低経験値かつ1023という高ゴールドをドロップするモンスターになっているのだが、あくまで過去の姿という事なのか、グラフィックがようがんまじん及びひょうがまじんの色違いに変更されている。
もっとも、以降の作品ではDQ1の姿に戻されている事や、最上位種の「あんこくまじん」が登場している関係で、残念ながらDQ3のみに出現するモンスターになってしまっているのだが…
それはともかく、今作のゴールドマンは本来はピラミッドの地下の棺から入手が出来る「おうごんのつめ」を稀にドロップする事がある。
「おうごんのつめ」はFC版では所持しているだけでエンカウント率が跳ね上がってしまう罠アイテムだったのだが、リメイク版の際に効果がピラミッド限定に変更。従って、彼から入手できる時点では割と安心して使える性能の武器に変貌していたりする。
DQ7
DQ7で数年ぶりに登場。山脈の洞窟に出没する。この作品では物語終盤からゴールデンスライムというさらに高いゴールドを得られるモンスターが登場している。金のブレスレットを落とす。
また、以降に発売された殆どの作品で彼が登場する事になる。
中でもナンバリング作品は今作以降の全ての作品に登場し、彼自身も「お金持ちモンスター」というイメージを強めていく形になる。
DQ8
DQ8では聖地ゴルド周辺に出没。聖地ゴルドは船を得た後からでもいけるうえに、金欠に悩まされたプレイヤーの標的にされている。獲得ゴールドは210に減ったが、リメイク版では315ゴールドとなった。聖地ゴルド周辺にはミスター・ゴルドンの異名をとるスカウトモンスターもいる。
DQ9
DQ9ではグビアナ砂漠南の谷に出没。獲得ゴールドは505ゴールド。落とすアイテムは金の指輪かグビアナ金貨。
DQ11
DQ11では黄金城に登場。ちからため、痛恨の一撃、におうだちを使用する。獲得ゴールドは650ゴールドと高い。旅人に狙われやすいため、自由に動き回れるストーンマンを羨ましがっているとか。落とすアイテムはきんのこうせき、たまにきんかいを落とす。過ぎ去りし時を求めた後ではネルセンの迷宮で強化版が登場する。ちからためが超ちからために変わっている。獲得ゴールドは2500ゴールド。
外伝作品での登場
モンスターズ
ドラゴンクエストモンスターズシリーズではジョーカーから物質系のモンスターとして登場。基本Dランクだが、テリーのワンダーランド3DではEランクに下がった。強いモンスターを作るための素材になりやすい。
ビルダーズ
ドラゴンクエストビルダーズ アルフガレドを復活せよ
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよでは旅のとびら・緑の世界樹付近にたまに出没。倒すと金を落とす。
ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島
ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島ではオッカムルの守り神として登場。名前はゴルドン。
かつてメドーサボールに恋されていたが交際を断り、メドーサボールは妬んで美しく輝く物を次々と石に変えていく。ゴルドンもメドーサボールの手にかかり、ストーンマンになっていた。そんな中、ペロという女性と出会い、彼女に恋をする。主人公、少年シドー、荒くれたちはゴルドンを元に戻すために鉱石を集めていく。
2回ゴルドンに乗る機会があり、1回目は銀の鉱脈を探すべく通路を開けるため、2回目はオッカムル島のボスのメドーサボールと戦うため。1回のパンチでかなりの数のブロックを破壊できる。メドーサボールによって石化したペロを救うために主人公にみかがみのこてを作ってもらい、メドーサボール戦で活躍する。メドーサボールが倒された後はゴルドン酒場と一体化する。
敵としてはザブザブ島のボスとして登場。
アッパーを仕掛けてくる強敵で水中に落とされると厳しくなる。倒すとみかがみのコテのレシピを思いつく。ゴーレム系統と同様、砂のかわらを置くと地面を砂漠に変えてくれる。
アップデート後は乗り込んでゴルドンのようにブロックを破壊することが可能になった。地形を変えるために大いに役に立つ。
ドラゴンクエストライバルズエース
ドラゴンクエストライバルズ エースでは第3弾から登場。上下のマスを宝箱に変えるという効果を持つ。
第10弾から登場するゴルドン名義のカードはビルダーズ2のゴルドンと同様、みかがみのこてを装備している。におうだちをしながらコスト2以下の建物カードを1枚引くという効果を持つ。
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