この記事ではモビルスーツについて記述されています。 その他については「ブレイブ」を参照して下さい。 |
ブレイヴとは、『劇場版 機動戦士ガンダム00 ‐A wakening of the Trailblazer‐』に登場するMS(モビルスーツ)である。
概要
ユニオンとAEUの技術者が共同で開発した、汎用性を重視したフラッグ系列MSの集大成とも言える機体である。
スサノオをさらに発展させた機体だが、緊急展開部隊での運用を目的としているため一度オミットされていた可変機構が復活している。基本の変形機構はフラッグからの踏襲だが、各部に改良がくわえられている。
(過去に人革連が鹵獲し研究材料となったガンダムキュリオスのデータが新政権の樹立後に開示されることがスタッフインタビューで触れられているため、ブレイヴにデータの一部として反映されている可能性がある)
戦闘中の変形補助用の新型OSとして「LEIF」を搭載。この名称はレイフ・エイフマン教授の名から取られている。
武装はGNビームサーベルやGNミサイル、腕部内蔵のビームマシンガンに加え、「ドレイクハウリング」という新型のGNビームライフルを1基装備している。連射可能な通常の射撃モードの他、大出力モードを備える。
先端の砲身部を取り外すことで連射性を向上させるショートバレルモードも存在する。
「ドレイクハウリング」は粒子チャージに時間がかかるため、その時間を稼ぐための武装としてバインダーには1門ずつGNキャノンが内蔵されている。単発の射撃モードと高速連射モードを備えている。バインダー内には大気圏内用の主翼も内蔵されており、GNソードとしても機能する。
さらに、「ドレイクハウリング」とGNキャノン2門を連動させることでスサノオに搭載されていたトライパニッシャーも使用可能となっている。スサノオでは球形のビームとして発射されたが、ブレイヴのものは通常のビームとして放射する。
(また、粒子撹乱効果のあるチャクラムグレネード、胸部30mm機関砲を内蔵。主翼をディフェンスロッドとして使用可能)
このブレイヴは背面と両サイドに合わせて3つのドライヴソケットを装備するなど、高い拡張性や発展性も備えている。
フラッグ系同様にかなりの軽量化が施されており、重武装のハンディがあるとはいえ同世代機のガンダムハルートを上回る機動力を有する。
決定稿前の名前はフラッグ・グロリアスであった。またスペシャルエディションに付属していた特典映像からは当初はファングを2機搭載出来る仕様だった事も窺い知れる。
その名が示す通りまだ試験運用の段階であり、先行して開発された6機は独立遊撃部隊ソルブレイヴスに配備されていた。 (以下作中ネタバレ)
そして隊長のグラハム・エーカー少佐率いるソルブレイヴス隊はELSとの戦闘で隊員2名を失い、隊長のグラハム・エーカーは刹那の対話のためにELS本体の裂け目に特攻。ダブルドライヴによる自爆で戦死していった……と思われていたが、後に一命を取り留めていたことが明らかとなった。
機体のバリエーション
ブレイヴ一般用試験機 Brave(Standard Test Type) GNX-Y903VS
背面に擬似太陽炉を1基、両サイドにはGNコンデンサーを2基搭載している。
バインダーの軽量化やビームサーベルの小型化など、扱いやすさを重視したカスタマイズのため一般用と称されているが、開発背景を考えれば充分エース級パイロットの搭乗も想定されていることが伺える。
擬似太陽炉は1基と、指揮官機に比べ出力こそ劣るがトランザムシステムを搭載しているため、一時的に大出力を得ることが可能となっている。また、背面に長距離航行用の増加GNコンデンサーを装備可能。
ブレイヴ指揮官用試験機 Brave(Commander Test Type) GNX-Y903VW
両サイドに擬似太陽炉を2基搭載したダブルドライヴを採用。
(ダブルオーガンダムのようなツインドライヴシステムではない)
ビームサーベルとGNキャノンが大型化している。GNキャノンは使用時にバインダー先端部が展開して銃身が露出する方式となった。
背部には一般機と同様に長距離航行用の増加型GNコンデンサーを装備し、接近戦時や粒子残量が尽きた際にパージする。また片方のドライヴが損傷した場合などには残った片方を背部に移動させて制御することも可能。
(この形態はGNフラッグの巡航形態と同じ。劇中ではバインダーが破損しただけでドライヴが無事なため未使用)
運用試験の結果次第でダブルドライブ仕様も供給するのか、上記の一般用のみの供給にするのかが決まる予定であった。
熟練パイロットの搭乗を想定したハイパワーな設計で、本機もグラハム・エーカー専用にカスタマイズされている。
公式配信のヴェーダのツイッター上で、試験飛行(テストフライト)前後の会話が記録されている。
グラハムが性能限界を見極めるべく、トランザムシステムを起動させようとして(部隊隊長の権限)ビリーが悲鳴をあげている。
ビリー「ああ・・・・・・、神よ・・・・・・」
なお、フライトテストは(限界まで性能を試した結果)シミュレーションの1.2倍の数値を出している。
ビリーは今後(の無茶)について話し合おうとしたが、通信を一方的に切られている。
ビリー「・・・・・・ああ、神よ・・・・・・」
関連動画
関連商品
関連静画
関連項目
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
- グラハム・エーカー / ビリー・カタギリ
- モビルスーツ
- GNドライブ
- トランザム
- ガンダムシリーズのMS・MAの一覧
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