モザンビークヒアとは、ネットミームである。また、それを元ネタに制作されたXaro93氏の楽曲名。
概要
らいふらいん「もざんびーく ひあ」
Apex Legendsゲーム内ではピンというチャットシステムがあり、場所やオブジェクトに特定のメッセージを出すことが出来る。
もちろん武器も例外ではなく「ピーテュエンティテュエンティヒア」と丸腰な味方にピストルのありかを示せるのだ。
大抵の場合は高レベルの防具やアルティメット促進剤、他味方が欲しがっているアイテムのありかを示すために用いられる。所有権をチャットで示せばしばらくはサインが消えないので自分で取りに行くことが出来、PTメンバー全員が効率的に強化を進めることが出来るようになっている。
「モザンビーク」はApex Legendsに登場する武器の名称である。
当然モザンビークもピンでありかを示すことが出来るのだが、このモザンビークという武器
と て も よ わ い
どのくらい弱いかはこの記事を見ればイメージできるのではないだろうか。あとこんなクソ記事っぽいページがある時点で察した人も多かろう
(最弱)頂点伝説
前作、作中時間軸で数十年前にあたるTITANFALL2の時点で存在していた『ハンドガンサイズのショットガン』である。性能としては…
- 一マガジンたった3発
- 繰り出される子弾は3個 ∴の字を描くような非常に狭い範囲に拡散する
- 連射速度遅め。
- 弾速は遅め 反動もそこそこ強めだが、 最大射程はショットガンでは長い部類。
- 胴体一発全弾当たっても45ダメージ(単発15)、ヘッドショットでも66ダメージ(単発22)
- アタッチメントは照準器とショットガンバレル(連射強化)、後述のホップアップのみ
- ショットガンアモを消費
ただし、ApexLegendsは最大生身100+ボディーアーマー100の200程度までHPが増える。
結果…
- 最序盤のボディーアーマーすらない敵に1発も外せないマガジンの少なさ
- 終盤の最大体力相手には全弾ヘッドショットでさえ倒せなくなる低単発威力
- 結局リロードばっかり嵩んで逃走される前に倒し切れないのがルールに合ってない
- 拡散範囲が狭く、連射間隔も長いため、近距離戦がそこまで強いわけではない
- かといって中~遠距離では弾速が遅く精度の高い予測射撃が必要。拡散もあるのでダメージも微妙
- これらの要素がアタッチメントでほぼ解決できない
という、現状では素手で戦うよりはいいか(素手は30ダメージ)、という立ち位置。異論は認める。素手はエイムアシストが働くため無限に打てる素手のがマシという意見さえある
降下終了後しばらくしてアイテムが一通りそろえば用済みのモザンビークに対して「モザンビークヒア」されても、その正直困る。ほかの武器持ってるし。パイロット的には欲しい。
不遇武器すぎて公式に強化を求めた人も居たようだが、
「このままネットミームとして楽しむつもりでいる。」
と公式に宣言されてしまった。(リンク先参照)
アップデートでゲーム内にもネタが追加された。一時期武器変更時にモザンビークを投げ捨てるモーションも実装されていた。救いはないんですか!?
こんなモザンビークくんだが、どんな武器でも活躍の機会はある。
スカルタウンやホットスポットに降下したのに手持ち無沙汰な時(アーマーが無い相手の倒しどころさん)、本格的なショットガンまでのつなぎ武器が欲しい時、ショットガンバレルを保管したいがバックパックの空きがない時、普通の武器に飽きてしまった時、縛りプレイ・魅せプレイがしたい時、などなど。
モザンビークが欲しいかもしれない味方のために、今日も戦場ではピンが建てられる。
モザンビークヒア。
余談① ハンマーポイント弾
シーズン2で実装された専用アタッチメント(ホップアップ)ハンマーポイント弾。
これを装着すれば、「生身限定でダメージアップ」となり、1トリガー(3発全ヒット)がボディですら100に到達。アーマーが剥がれてシールドを回復中やダウンして匍匐前進中の敵をワンパンで昇天させる極悪武器となった。
ありがとうRespawn、ありがとうApexゲーム…そう感謝するのはこれがレア枠でなければだが。
同じホップアップが付けられ、ライトアモ枠かつ精度も弾速も落ちてる頻度も優秀なハンドガン「P2020」がある? 知らんな。
そもそも武装完成後はホップアップ自体が拾ってもらえない可能性高いという。
しかしシーズン9でこのハンマーポイント弾が削除されてしまった…それに伴い強化はあったが使う人はほとんどいない
余談② 数十年前のモザンビーク
ではTITANFALL2時点でプレイヤーことパイロットに支給されたのモザンビークはどうだったか。
- メイン武器枠。 旧バージョンのサブ武器枠から昇格
- マガジン4発(拡張マガジンで7発)連射速度はほぼ同じ
- パイロットのHP100に対し、胴体ダメージ1トリガー(3個合計)90。ヘッドが絡めば即死
- 弾速は遅いが、小拡散、弾道落下が無いためショットガン最長射程。
照準機のカスタム不可、弾速ゆえに使いづらさはあるものの、高速移動中は慣性に従うため大きく軌道を変えられないパイロット達にとって、完璧に予測射撃されたモザンビークによる衝突事故は脅威。そもそも接近戦での火力は立派にショットガンの役割を果たす良武器だったといえる。
じゃぁ何で数十年後はこんなNerf(スポンジ銃)みたいな性能してるのか。 それは神のみぞ知る…
Mozambique 'ere
Apex legendsの二次創作でも、モザンビークはよくネタにされている。
中でもXaro93氏の「Mozambique 'ere」 (モザンビークヒア)はredditに投稿されたのち公式にも認知されており、「おめでとう!今週の一等賞だよ!」と称賛されている。動画(redditへリンク)
エイプリルフール「金のモザンビーク」
4月2日午前2時~翌4月3日午前2時までカジュアルのワールズエッジに存在した。
この日、金ショットガンボルト・デジタルスレットを標準装備の金モザンビークがマップ中のあらゆる所で散見された。
この金モザンビークは、
・一マガジン9発
・ゲーム内のセミオートアサルトライフルに匹敵する連射力(素モザンビークの数倍)
という訳の分からない性能をしていた。これはモザンビークの欠点である少なすぎるマガジン弾数と遅すぎる連射力を完全に無くした物であった。参考までに同じくらいの連射力でありゲーム内でもかなり強いG7スカウトは一発34ダメージなので、近~中距離ではほぼ全ての武器にダメージレースで勝てた。(元々モザンビークは射程長め)ちなみに普段一スロット16発しか持てないショットガンアモも48発まで持てるようになってた。
この日のカジュアルマッチは、モザンビークを持った者が序盤を制し人権を得、モザンビークを持った部隊が終盤まで生き残り、最後の一位を巡ってモザンビークで争い、モザンビークを一番上手く使えた者が勝つという有様であった。
ライフライン「ムォンザンビークヒァッ」
モザンビーク強化
2020年8月18日、モザンビークの強化が成された。マガジンの弾数が3→4に変更。大したこと無いように思われるが、弾が増えればリロード挟むまでの時間が長くなり、一マガジンごとのダメージも増えることになる。つまり一マガジン3発135ダメージが4発180ダメージになったのだ。ハンポなしでも全弾当てれば一マガジンで紫アーマーの敵を倒せるようなった。これは序盤の混乱した環境でも十分戦えることを示している。
元々モザンビークはハンマーポイントを付ければアーマー無しの敵をワンパン出来るポテンシャルを持っていた。弾数が3→4になったということはつまり、アーマー無しの敵をワンパンできる割合が高くなった。敵のアーマーが割れてもメインウェポンでアーマーを割り、モザンビークでワンパンキルするという戦法がやり易くなったのだ。特にシーズン6序盤はアーマーのHPが一律下がっていたのでそれなりに猛威を振るったらしい。ちなみに、ハンポ付きで全弾当てれば一マガジンモザンビークだけで赤アーマー相手を倒せるようになった。
さらに2021年5月5日に再び強化調整がなされ、マガジンの弾数が6に増加された。同時にハンマーポイントが没収される憂き目に遭うが、逆を言えば拾った瞬間からモザンビークのフル性能を発揮できるということである。
シーズン9から実装された新モード「アリーナ」ではコストを使って武器や装備を手に入れて戦うモードだが、なんとモザンビーク(とP2020)はコスト0で入手可能。このためメイン武器や装備にコストを割き、残りのコストでモザンビークを入手する戦法がとれる。お互い強化しきっていない装備を持った序盤のラウンドで輝く武器となっている。
弱い武器を流行らせて敵を弱体化させる情報戦略な気がしなくもない
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