ライオスないしラーイオスとは、ギリシア神話に登場するテーバイの王である。オイディプスの父として有名。
転じて、以下のものを指す。
- 未来戦史ライオス - 1989年にパック・イン・ビデオから発売されたシミュレーションゲーム
- RaioS - 株式会社リベルタが2018年まで販売していた日焼け止め
- ライオス - シューティングゲーム『R-TYPE』シリーズに登場するボスキャラ
- ライオス・アンティノス - 小説『ソードアート・オンライン』の登場人物
- ライオス・トーデン - 漫画『ダンジョン飯』の主人公
R-TYPEシリーズのライオス
資源採掘場の脱出口には高速機動戦車ライオスが待つ。
吹き飛んでいく背景の中、鈍い音を立てて、
チェイシングバトルは始まる。
機械迷宮は地獄と化す。
R-TYPEⅡでのライオス
キャタピラとロケットブースターを備えた高速機動戦車で、壁面を破壊しながらステージを爆走する。武器は本体中央部のコアから発する5WAYの光弾と、上下のミサイル発射口からのホーミングミサイルとドリルミサイル。
また、弱点のコアを閉じて防御する機構を有する。
フォースで防げない5WAY弾と、障害物を貫通するうえに破壊不可能なドリルミサイルも脅威だが、最大の特徴は入り組んだ地形を奥へ奥へと逃げていく点。
自機R-9Cが地形に接触すると当然ミスになるので、ライオスからの弾幕に加え、高速スクロールで迫ってくる地形を掻い潜りながら戦わなければならない。
そのうえ地形にはところどころにPOWアーマーが設置されており、その多くにスピードアイテムが入っている。スピードが必要な状況とはいえ、一定以上のスピードアップは操作ミスを誘発する要因となり、ライオスの撃破どころか後のステージ攻略にも悪影響を及ぼしてしまう。
出現から約1分後にステージ終点に到達し、以降はR-9Cを押し潰すように迫ってくる。潰される前に倒さなければ強制ミスになるようにも見えるが、実はキャタピラ部分に当たり判定が無いので、そこをすり抜ければスルーして未撃破のままクリアする事も可能。
以降の作品での活躍
家庭用移植作の『SUPER R-TYPE』にも登場するが、難易度調整の為かスクロール速度は落とされている。続編の『R-TYPEⅢ』では5面ボスの変身形態として「ライオス(エアボーンアサルト)」が登場するが、地形スクロールが無く、5WAY弾とミサイルを撃ってくるだけの砲台に成り下がっている。『R-TYPE TACTICS』シリーズには登場せず、ライオスの歴史もここまでかに思われたが……
『R-TYPE FINAL2』のR-TYPEⅡオマージュステージ「X6.0 資源採掘場跡」にまさかの再登場。オマージュステージの選出はクラウドファンディングと並行して行われた投票によるものであり、ライオスとの再戦を望んでいた古参のバイド プレイヤーが多数潜んでいたことが窺える。
本作では地形接触がミス扱いではなくなり、スピード調整も任意で可能。ドリルミサイルも破壊可能になったので弱体化したかに思われたが、一定ダメージを受けるとコアを長時間閉じるようになり、以前のように高火力の波動砲やレーザーで瞬殺という戦術は通用しなくなった。
また、地形の代わりに破壊不可敵扱いの可動障壁「クライン」が多数配置されたことで、高速スクロールしながら地形が変形していくという厄介な状況になったほか、スクロール中には小型バイド「ワーグス」の発進口が追加され上下から挟撃してくる。
登場から約1分50秒後にステージ終点に達して停止するが、同時に後方から小型バイド「ダギャー」の編隊が無限湧きして猛攻を仕掛けてくる為、終点に辿り着くと逆に窮地に追いやられる。しかし、終点まで追い詰めたうえで勝利すると実績「ハイスピード・デスレース」が解禁される為、全実績解除を目指すプレイヤーならば一度はステージ終点での勝利を強いられる。
総じて弱体化どころか強化されたと言え、『FINAL2』最強のボスと評する声も多い。
関連動画
関連項目
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