丈山の里 いずみ庵単語

ジョウザンノサトイズミアン
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丈山の里 いずみ庵とは、愛知県安城市本店を置く食事処である。

もしかして→サがミ

概要

愛知県安城市和泉町に本店を置く和泉素麺をはじめとした手延べ麺を使ったうどん・そば・そうめんきしめん揚げ物和食料理提供する食事処。
日本の外観の建物看板に掲げられた六角渦巻の屋号紋が印。日本の店というとうどん・そば屋に多く見受けられる形態で、東海地方でいうと同じく名古屋資本の「サがミ」と混同されやすいが、和泉素麺の独特な手延べ製麺手法を使った麺を食べられるのは「いずみ」なので要注意。(サがミは信州そばを売りとするお店)

店名にある「丈山」とは三河郷(現 愛知県安城市和泉町)を出身とする安土桃江戸時代に活躍した武将・詩人で煎の祖とされる石川丈山から。

手延べ麺「和泉素麺」

本店のある安城市和泉町で江戸時代中期から作られている手延べそうめん

天明飢饉17821785年)の際に貧困から逃れるために利があまり良くなかった同地でも作ることが出来た小麦を使ったそうめんを作り始めたのが始まり。

普通そうめん燥させるのに都合がいい場に作るのに対し、和泉素麺場の強い日差しと夕方にかけて吹く三河湾からの湿ったの元で作るのが特徴。そうした環境で作られた麺は「半生もどし」と呼ばれ、他の麺が全に燥した硬質の直線麺なのに完成品でもしんなりと軟性を持ち、必要なゆで時間も短くモチっとしたコシのあるのど越しがとても滑らかな触感を麺に与える。
また他の麺よりもっちり軟性があるという事は手延べした際に麺が切れにくくなることにもつながり、3mをす長さまで麺を引き延ばすことが可である。(そして折り曲げて包装することが可なので持ち帰り麺は長いまま包装されている。『細く長く切れにくい』と贈答用に最適。麺をで茹でる場合には事前はさみで食べやすい長さに切ってから茹でることが推奨されている。)

その分作るのには毎日天気をしっかり調べ、や湿度に合わせて加減を細かく調整し、小麦粉をじっくり熟成しながら商品によっては2日間かけて伸ばす(時には面が持つコシに負けて伸ばすのに使うの棒が折れることも)など多くの手間が必要とされる製麺法である。

歴史

和泉素麺歴史自体は前出の通り江戸時代からだが、いずみを経営する「いずみ製菓」が自社が持つ煎餅などの粉モノ製造技術を転用して製麺業に乗り出したのが1974年食事処「丈山の里 いずみ庵」をオープンしたのが1976年である。
最盛期は中京圏に複数の直営店舗およびフランチャイズ店舗を展開し、中村玉緒を起用したCM中京圏で放映していたが、2010年ごろから経営縮小に転換。2012年飲食部門を「有限会社 いずみ本店」に分離継承。2013年には製麺部門を「株式会社和泉そうめん丈山の里」に分離継承、製菓部門及び本社工場止して資産管理会社として移転。
現在「丈山の里 いずみ庵」の直営店舗としては安城市にある本店と別館のみ。そのほかにフランチャイズ店舗として次項の店舗が営業中である。

店舗

他にも店舗があると思うのですが、いずみ公式が全くそこらへんフォローしてないので探しきれませんでした…orz
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