太陽の王子ホルスの大冒険とは、昭和43年(1968年)に劇場公開された東映長編アニメーション映画である。
概要
東映動画(現:東映アニメーション)が1968年に公開した長編漫画映画。82分。東映動画の長編第14作である。高畑勲が初めて監督を務めた作品で、宮﨑駿が本格的に制作に携わった初めてのアニメ作品でもある。他にも森康二、大塚康生、小田部羊一などそうそうたるメンバーが携わっている。
古代北欧の伝説やアイヌ神話などから発想を得た複雑なストーリーやキャラクターの葛藤など微妙な心理描写が描かれており、ディズニーなどの欧米アニメーションとは違った日本アニメの方向性を示した最初の作品とも言える。
この映画が制作された当時は「鉄腕アトム」に始まるテレビアニメの急成長期で、映画産業は集客に陰りが見え始めていた。東映動画が「白蛇伝」以来手がけてきた長編フルアニメ映画は予算の問題からこれまでのように作り続けるのが難しくなり、制作費や日数を切り詰めていた。これに反対した東映動画の労働組合が団結して制作にかかった作品でもあり、紆余曲折を経て製作期間は3年余りに上った。総作画枚数は約15万枚。
制作スタッフ
脚本 深沢一夫
原画 森康二・奥山玲子・小田部羊一・宮崎駿・太田朱美・菊池貞雄・喜多真佐武
出演 大方斐紗子・市原悦子・平幹二朗・堀絢子・東野栄治郎 他
物語
関連お絵カキコ
関連商品
関連項目
- 3
- 0pt