小森朋子とは、名探偵コナンにおける登場人物である。
概要
アニメオリジナルの第960話、『未亡人と探偵団』に登場。35歳、未亡人。物語の序盤、とある公園で彼女は男と軽く話した後、ワインを飲みながら座っている。そこに偶然居合わせた、少年探偵団の歩美、元太、光彦の3人は率先して彼女の元へ行き、どうしたのかと訊くが・・・
彼女の真実
彼女はワインを飲みながら公園のベンチに座っており、その姿を歩美達に見られたことで少し恥ずかしがっていた。なぜワインを飲みながら公園にいるのかと歩美達(コナンと灰原も同伴)は尋ねるが、すぐに彼女は泣き出し、「亡くなった大切な人のことを思い出した」と話が噛み合わず、会話が飛ぶようなことを言う。コナンも訳が分からず、困惑な表情を浮かべた。
その後、彼女は探偵団と共に植物園に行き、散策することになる。しかし歩美が迷子になり、一同はインフォメーションセンタ-で歩美を呼び掛けた。そこに一人の中高年の男性が現れる。メンズコスメブランド社長、梶木浩平。彼が、迷子になった歩美をインフォメーションセンターまで届けた。
彼女と彼は初対面だったが、話していく内に意気投合するようになる。彼女は彼の好みに合わせて髪を切り、セミショートの髪型にした。彼も彼女に一目ぼれをしており、好いている様子。
しかし、彼が彼女宅で殺され、殺人事件が起き、彼女の真実が明らかとなっていく・・・。
この事件の犯人は小森朋子、彼女本人である。彼女はスマホを宙に浮かせて見せる錯覚トリックを用い、彼を殺害した。彼は左右の視力が大きく異なっており、それが殺害成功に繋がった。しかし、それをコナンに暴かれ、阿笠博士の口パクによって証拠も提出された。その瞬間、彼女の態度が一変、穏やかで清楚だった性格が、ドス黒いものに極度に変貌する。言葉づかいが粗悪になり、終盤の最後のセリフでは凶悪な表情を浮かべながら「お前たちに理解できるのかよ・・・」と言っていた。
話の内容を整理すれば上記のようになるが、物語を見直すと彼女の詳細が明らかに・・・。指輪を強調するシーンが幾度となくあり、終盤に元太が見つけた部屋(どのようにして見つけたのかは謎)からは他に殺されたであろう複数の男性の写真にロウソク、指輪の束が置いてある。一瞬、この事件は保険金殺人を匂わせるが、それとは異なる。なぜなら婚約はしていても結婚はしていないからである。彼女の目的はあくまでも推測だが、婚約者の指輪をコレクションにし、殺人を趣味の一環として敢行していた可能性が高い。従来の話では殺人犯にはある程度同情できる動機が存在するが、彼女にはそれが一切ない。殺人を悪いこととして考えている様子はなく、終盤には目が血走っており、憤っていた。
余談だが、彼女は子供そのものを憎み、我慢して(殺人を成功させるため)歩美達に接していたことも明らかになる。当時、逸れないように歩美を追っていたにも関わらず迷子になったのは、彼女が意図的にそうしたからに他ならない。さらに細かい部分だと、シーンが変わる度、アクセサリーとして付けている指輪が異なっていることが分かる。
関連項目
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