少佐とは、漫画「HELLSING」の登場人物である。声:飛田展男。
二次元でも珍しいカリスマのあるデブ。
概要
本名は不明。後にミレニアムの首魁となり、「総統代行」「大隊指揮官」等の別称を持つ。
表向きは「少佐」と呼ばれている。ただミレニアムが作り出した私兵部隊「最後の大隊」においては、実質的にドイツ第三帝国の総統と同等とされ、兵士からは「総統代行」「大隊指揮官」とも呼ばれている。
ちなみに彼に「テラスの老人達」と皮肉され、また少佐の独断専行を咎めて殴ったミレニアムの大佐や准将は、ナチス時代にあっては彼より階級が上ではあったが、内実は戦争よりも吸血鬼を操ってナチスドイツを復権させんとする「敗北主義者」であった。
「最後の大隊」によって強権を得た少佐はこれら老人達を容赦なく粛清し、名実ともに総統代行となる。
極めつけの戦争狂であり、また"不死者"に対する独自の精神論を持っており、これがためHELLSINGとアーカードを攻撃する。
彼が立案した「第二次ゼーレヴェ作戦(英本土上陸作戦)」も、究極的には吸血鬼アーカードを破るためであった。
物語中においては「チビ」「デブ」という評価を下されるようなスペックの体型を持つとされるが、漫画版での描写は目立つほど太ってはおらず、身長もさほど低くはない(これは後述SS(武装親衛隊)の選抜試験、ひいてはSSにおける美的感覚よるものであろう)。
しかし、OVA版ではデブを強調するためか、かなり太った上、横幅が広くなったので相対的にチビに見えるようになった。
漫画版において上述「第二次ゼーレヴェ作戦」の発布にあたり、約10ページに渡って少佐による熱の入りっぱなしな演説を行うシーンがあり、その界隈に色々な話題を提供した。後にOVA版でもこの演説をきっちりと最後までやり通したため、様々な音MADが誕生している。ニコニコ動画でもOVAの演説部分を使ったMADが多く存在する(→少佐演説MAD、初音デブ)。
備考
- HELLSINGの前身となった漫画や、表紙のサインなどにより、本名はモンティナ・マックスではないかと推測されている。
- MAD等の影響で肩書きは「少佐」である印象が強いが、正確にはナチス党独自の武装組織である武装親衛隊(Waffen SS)の所属であり、「少佐」の階級も本来はSS式階級名称に従えば「大隊指揮官」(SS-Sturmbannführer)である。そのため隊員からは「大隊指揮官殿」と呼称される場面もしばしば見られる。
- ベルギー元首相ヒー・フェルホフスタット氏の容姿が彼に似ているとTwitterにて話題になった際の作者のコメントによれば、モデルはフィリップ・シーモア・ホフマン氏[1]とのこと。
(経緯1→経緯2)
関連動画
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関連静画
関連項目
- HELLSING
- 少佐演説MAD / 演説
- よろしいならば戦争だ
- アーカード
- ルーク・バレンタイン/ヤン・バレンタイン
- エンリコ・マクスウェル(少佐曰く「やればできる子」)
- ウォルター・C・ドルネーズ
- トバルカイン・アルハンブラ
- 笑顔の絶えない職場
- 初音デブ
- 手段の目的化
- かっこいいデブ
脚注
- *アメリカの俳優。自身がプロデュースも行った映画「カポーティ」でアカデミー主演男優賞受賞。いわゆる娯楽大作映画に出たことは少ないが、「ミッション:インポッシブル3」の兵器ブローカー役などで覚えている人もいるかもしれない。2014年に46歳の若さで急死。死因はヘロイン中毒とされる。
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