平和の国の島崎へとは、原作を濱田轟天、作画を瀬下猛が担当する漫画である。
概要
2022年36・37合併号より『モーニング』で連載中の戦場と日常の狭間で生きる男のアクション譚。
幼きころテロ組織に拉致され、わけあって日本に舞い戻った特殊技術を身に着けた元戦闘工作員が、一般人や似たような境遇の仲間たち、警察、テロ組織からの刺客などと関わりながら、“平和”な暮らしを手に入れるべくもがく様を描く。まあ結局戦場に戻ることは決定しているようだが。
あらすじ
30年前、羽田発パリ行きの飛行機に乗り込んで国際テロ組織LELに拉致され、複雑で特別な技術を習得させられた元戦闘工作員・島崎真悟。
組織を抜けた彼は漫画家のアシスタントや喫茶店のバイトをしながら、平和の国・日本で暴力から離れて静かに暮らすことを望むが、目指す道のりは独りでは荷が重すぎて……
主な登場人物
- 島崎真悟
- 主人公。長身で黒縁眼鏡をかけた39歳。鼻と左の頬についた傷跡が特徴的。戦闘地域では霧(ネブロー)と称され恐れられていた。帰国して間もないので日本語の読み書きは苦手。様々な民族料理に造詣が深い。他人と関わることで自分を知っていくが、同時に自分に染み付いた修羅の匂いを自覚する。
- 鳥海カオリ
- 漫画家のアシスタントなどをしているピアスを付けた黒髪ショートの女性。
- マスター
- 喫茶店ルパソの小柄なマスター。カオリの父でもある。手堅い経営で過去30年間赤字なし。若いころは芸能界にいた。
- 川本マッハ
- 島崎のアシスタント先の漫画家。
- 対人地雷
- 普段は会社員をしているLELの潜伏戦闘員。対人地雷というのはLELから与えられた役割で名前ではないが便宜上こう呼ばれている。既婚者で、同じくLELに属する妻と、何も知らない幼い娘がいる。戦闘能力は島崎に遠く及ばないがしぶとい。
- 山本
- LELを監視しつつコントロールし、共存することを目指している公安の係長。
用語
関連リンク
関連項目
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