快速エアポート成田とは、かつて存在していた日本の鉄道の列車の愛称名である。
概要
運行する路線は、JR東日本の横須賀線(久里浜駅~大船駅間)、東海道本線(大船駅~東京駅間)、総武本線(東京駅~佐倉駅)、成田線(佐倉駅~成田空港駅)である。ただし、今挙げているのは、あくまでも「最大」でだが。
成田空港駅に発着する快速電車は東京方面から来る電車と、東京方面へ向かう電車があるが、このうち、「エアポート成田」という列車名がつくのは「成田空港駅行き」の電車、つまり東京方面から来る電車でしかない。
基本的に、電車はE217系15両編成(基本編成11両+増結編成4両)での運転であるが、全区間基本編成の11両で運転する列車もある。日に数本、佐倉駅において鹿島線鹿島神宮駅や総武本線成東駅着となる増結編成4両を解結するダイヤもある。
列車種別名は、総武本線(総武快速線)、成田線内では「快速」と称しているが、横須賀線内では「普通」と称し、久里浜駅~横浜駅・新川崎駅~品川駅・東京駅~錦糸町駅・都賀駅~成田空港駅の区間は各駅に停車する。総武本線千葉駅以東の快速電車は通過駅が東千葉駅しかない、悪名高き「ほぼ」各駅停車であるが、これはエアポート成田とて例外ではない。また線路の配線上、通過運転を行う区間のうち、ホームのある駅を通過するのも東千葉駅ただ1駅だけである(他は全てホームのないところを通過する)。
なお、成田空港駅と千葉・東京方面を結ぶJRの列車は、この「エアポート成田&ただの快速」と「成田エクスプレス」が有名であるが、一日3往復普通電車も千葉駅から運行される。
2018年3月のダイヤ改正をもって、特急「成田エクスプレス」と区別するため「エアポート成田」と言う愛称は廃止された。現在はただの快速となっている。
デビュー当初は快速(普通)エアポート成田に加え、臨時列車でありながら、大船駅~東京駅~成田空港駅間に、特別快速エアポート成田が1往復運転されていた。停車駅は横須賀線内の各駅と、東京駅・錦糸町駅・船橋駅・津田沼駅・千葉駅・成田駅・成田空港駅だった。
停車駅
正式路線名は
成田空港駅~佐倉駅間:成田線
佐倉駅~東京駅間:総武本線
東京駅~大船駅間:東海道本線
大船駅~久里浜駅間:横須賀線
旅客案内上路線名は
成田空港駅~佐倉駅間:成田線
佐倉駅~千葉駅:総武線
千葉駅~東京駅:総武快速線
東京駅~久里浜駅間:横須賀線
| 快 速 エ ア ポ | ト 成 田 |
|
| 成田空港駅 | ● |
| 空港第2ビル駅 | ● |
| 成田駅 | ● |
| 酒々井駅 | ● |
| 佐倉駅 | ● |
| 物井駅 | ● |
| 四街道駅 | ● |
| 都賀駅 | ● |
| 東千葉駅 | | |
| 千葉駅 | ● |
| 西千葉駅 | | |
| 稲毛駅 | ● |
| 新検見川駅 | | |
| 幕張駅 | | |
| 幕張本郷駅 | | |
| 津田沼駅 | ● |
| 東船橋駅 | | |
| 船橋駅 | ● |
| 西船橋駅 | | |
| 下総中山駅 | | |
| 本八幡駅 | | |
| 市川駅 | ● |
| 小岩駅 | | |
| 新小岩駅 | ● |
| 平井駅 | | |
| 亀戸駅 | | |
| 錦糸町駅 | ● |
| 馬喰町駅 | ● |
| 新日本橋駅 | ● |
| 東京駅 | ● |
| 有楽町駅 | | |
| 新橋駅 | ● |
| 浜松町駅 | | |
| 田町駅 | | |
| 品川駅 | ● |
| 西大井駅 | ● |
| 武蔵小杉駅 | ● |
| 新川崎駅 | ● |
| 鶴見駅 | | |
| 新子安駅 | | |
| 東神奈川駅 | | |
| 横浜駅 | ● |
| 保土ヶ谷駅 | ● |
| 東戸塚駅 | ● |
| 戸塚駅 | ● |
| 大船駅 | ● |
| 北鎌倉駅 | ● |
| 鎌倉駅 | ● |
| 逗子駅 | ● |
| 東逗子駅 | ● |
| 田浦駅 | ● |
| 横須賀駅 | ● |
| 衣笠駅 | ● |
| 久里浜駅 | ● |
関連動画
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以下の商品では、まだエアポート成田が総武本線物井駅に停車していなかった頃の「まだ千葉以東にも速さがあった時代」の前面展望を観ることが出来る。
関連項目
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